ソフトバンクのメタバース進出
ソフトバンクグループの「Vision Fund 2」は11月30日、メタバースプラットフォームを提供するZepeto(ゼペット)に約170億円を出資したことが米WSJに報じられた。
Zepetoは韓国の大手テック企業Naver Corporationの子会社で、世界中で2.5億人以上のユーザーに利用されているアジア最大規模のメタバースプラットフォームだ。ユーザーがプラットフォームで3Dアバターを作成し、バーチャル空間で行動することができる。
これまでGucciやRalph Laurenといったファッションブランドともコラボし知名度を上げてきた。Naver Z CorpのRudy Lee最高戦略責任者はWSJの取材で「Zepetoはおそらく世界最大のバーチャルファッションマーケットプレイスだろう」とコメントしたという。
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ソフトバンクはZepetoについては、1,130億円の評価額に基づき投資し、この出資とは別に、人気音楽グループ「BTS」のマネージメント企業HYBE Co.,なども46億円以上出資している。
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ソフトバンクは最近メタバース分野への投資も積極的に行い出した。11月はじめにはメタバースゲーム「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の100億円の調達ラウンドを主導した事例がある。
また、分散型金融(DeFi)分野への投資も進めており、昨日ではDeFiの銀行サービスを提供する「Mean DAO」の4億円に相当する調達ラウンドを主導したことが発表された。
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