32年ぶりの水準に迫るドル円、テスラは一時10%下落|20日朝の金融市場短観
10月20日朝の金融動向(前日比)
- NYダウ:30,423.81 -99.99(-0.33%)
- 日経平均:27,257.38 +101.24(+0.37%)
- 米ドル指数:112.89 +0.76(-0.68%)
- 米国債10年:年利回り4.129 (+0.131)
- WTI原油先物:85.87 +3.05(+3.68%)
- ビットコイン(BTC):19,191.63(-0.1%)
20日(米19日)のニューヨーク株式相場は、米国の長期金利上昇が嫌気され反落。前日は各社のQ3決算が好感視されていたが、テスラやIBMは予想を下回る決算となった。世界最大の消費財メーカーP&Gやユナイテッド航空は予想を上回った。
米時間19日、EVメーカー最大手のテスラ社はQ3の決算資料を発表し、一時10近く急落。電気自動車の売上高214億5,000万ドルドルは想定(219.6億ドル)より伸び悩み、当初の予測(39億ドル)を下回る33億ドルの利益を記録した。
同社は10月上旬に製造台数が出荷台数を約2万台ほど上回っていたことを発表していた。
なお、前期(Q2)と比較しても暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売却は行わなかったことが確認された。
ドル円は執筆時点で149.84円まで値下がりを続けており、1990年以来となる1ドル=150円の水準目前まで迫っている。
また、イギリスの国家統計局(ONS)は9月における英国のインフレ率が10.1%だったと発表。8月は一時落ち着いていたが、7月に記録した1982年以来の高水準に戻った格好だ。
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仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比)
主要マイニング企業の株価も軒並み下落を見せた。
コインベース・グローバル|63.29ドル (−4.56%)
Northern Data(独)|7.74ユーロ (-19.54%)
Core Scientific|0.94ドル (9.49%)
SBIホールディングス|2,652円 (+0.19%)
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します