米株市場・仮想通貨全面安|31日金融短観
1/31(火)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,717ドル -0.7%
- ナスダック:11,393ドル -1.9%
- 日経平均:27,433円 +0.19%
- 米ドル/円:130.4 +0.6%
- 米ドル指数:102.2 +0.3%
- 米国債10年:年利回り3.54 +0.8%
- 金先物:1,921ドル -0.4%
- ビットコイン:22,724ドル -4.2%
- イーサリアム:1,558ドル -5%
伝統金融
暗号資産
本日のニューヨークダウは7日ぶりに反落し、一時280ドル安。ナスダックや金先物なども全面安。マイクロソフトなど先週のIT株の弱い決算に続き、今週決算を控えるアップル(2月2日)やアルファベットC(同日)などへの警戒感が高まっており、IT・ハイテクセクターから売り先行となった。
今週はIT大手の決算のほか、米FOMC金利発表、製造業景況指数、米失業率などの重要な経済指標も発表される予定だ。
米政策金利については、前回の0.5%ポイントから0.25%への緩和はほぼ見込まれている。また、情勢次第では年内に計1%の利下げが考えられる見方も出ているようだ。しかし、利上げペース緩和への楽観的な雰囲気が高まる一方、パウエル議長がインフレ率を当局目標の2%までに押し下げる前提として今回のFOMCでもこれまでの引き締め姿勢を維持するとの指摘もある。
- 2月1日(水 24:00):米1月ISM製造業景況指数 予想48.0 前回48.4
- 2月2日(木 4:00):FOMC政策金利 前回0.5%ポイント
- 2月3日(木 22:30〜24:00):米失業率 予想3.6% 前回3.5%
- コインベース・グローバル|56.1ドル (-8.4%/-8.5%)
- マラソン|7.1ドル(-10.6%/-11%)
- マイクロストラテジー|245.6ドル(-4.9%/-4.9%)
米国株
個別銘柄の前日比では、ビッグベア・ai(AI関連)+64.5%、ルーシッド(EV)-8.3%、GM-3.8%、トヨタ自動車+0.08%、テスラ-5.5%、マイクロソフト-2%、アルファベットC-2.4%、アマゾン-1.4%、アップル-1.7%、メタ-2.6%、コインベース-8.5%、マラソン・デジタル-10.6%。
トヨタは昨日、去年1年間の世界販売台数が1,000万台を超えたと発表。3年連続の世界トップとなった。昨年の新型コロナウイルスの感染拡大や半導体不足の影響で国内を中心に減産を余儀なくされたが、アジアを中心に需要が堅調だったことから販売台数を維持した形だ。2位のドイツのフォルクスワーゲンは世界販売が826万台だった。
関連:TOEICスコアやトヨタの知財管理、DX化で加速するブロックチェーン導入事例
米製薬大手ファイザー傘下のPfizer VenturesがVitaDAOに参加していることが報じられた。Pfizer Venturesは長寿科学分野を研究するプロジェクトを支援するVitaDAOの410万ドルの資金調達に参加し、すでにVITAトークンを保有。昨年9月にPfizer Venturesが初めて50万ドルを投資するコミットメントを発表した経緯がある。
中国の検索大手百度(バイドゥ)は米OpenAIの「チャットGPT」のような人工知能(AI)を使った自動応答システムサービスを3月に立ち上げる計画がリークされた。アプリケーションとしてローンチし徐々に検索エンジンに統合していく計画だという。
なお先週、米オンラインメディアのバズフィード(BuzzFeed)はオンラインクイズなどのコンテンツ生成やパーソナライズに、OpenAI社が開発したAI技術を使用する情報が浮上した。昨年11月にチャットGPTがローンチされてから、プログラミングや文章の執筆など専門的なタスクに優れたパフォーマンスを発揮するツールとして多くの専門分野から注目を浴びており、多くの有識者は今年のメインテーマの1つがAIと見ているようだ。
関連:BuzzFeed株が119%急騰、OpenAIのコンテンツ強化策を受けて
関連:仮想通貨投資家も実践する「レバレッジ取引」とは|初心者向けに解説
米ドル/円
ドル円は1ドル=130.43円、前日比+0.62%。FOMC政策金利や米雇用統計などの重要発表を前にドルの買い戻し(株安)が優勢となった格好だ。
関連:仮想通貨市場にも影響する「ドル高」の背景は 相関性や円安要因についても解説
仮想通貨・ブロックチェーン関連株(前日比/前週比)
仮想通貨関連株はNYダウや仮想通貨の下落を受けて連れ安になっている。
関連:仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」
GMラヂオ 「zkSync」
先週配信された今年初のGMラヂオのアーカイブはこちら。
前回は特別ゲストは、Matter Labsのエンジニア部門のトップAnthony Rose氏。同社はイーサリアム(ETH)のL2ソリューション「zkSync」を開発している企業だ。Matter Labsはゼロ知識証明という暗号技術を活用してイーサリアムのスケーラビリティを向上させる技術を開発している。ラヂオでZKロールアップの強みや課題、zkSyncの今後の見通しについて語った。
関連:今年初のGM Radio開催へ、ゲストはイーサリアムL2「zkSync」開発企業幹部
前々回、アニモカ・ブランズのYat Siu会長などの回のアーカイブの視聴はこちら。
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します