NYダウ・仮想通貨関連株大幅反発 米デフォルト懸念後退か |18日金融短観
5/18(木)朝の相場動向(前日比)
- NYダウ:33,420ドル +1.2%
- ナスダック:12,500ドル +1.2%
- 日経平均:30,093円 +0.8%
- 米ドル/円:137.5 -0.05%
- 米ドル指数:102.8 +0.2%
- 米国債10年:年利回り3.5 +0.6%
- 金先物:1,985.9ドル +0.01%
- ビットコイン:27,370ドル +1.2%
- イーサリアム:1,823ドル -0.2%
伝統金融
暗号資産
本日のNYダウ
本日のNYダウは+408.6ドルと大幅に反発。ナスダックは+157.5ドルで取引を終えた。米債務上限問題が今週中に解決されることへの期待感が買いを誘った格好だ。
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米債務問題の進捗
バイデン米大統領は17日の記者会見で、債務上限問題を巡り両党の議員幹部との間で上限引き上げに関する合意が成立すると確信しているとして、デフォルト(債務不履行)を回避できると述べた。また、21日に進捗について記者会見を行う予定があると話したという。「Xデー」は6月1日とされる。
マッカーシー下院議長も「米国が債務不履行に陥ることはない」と言明し、週内合意は「実行可能だ」と述べた。
前日では、バイデン大統領とマッカーシー下院議長は債務問題について予定通りに協議を実施したが、当時は合意がまとまらず、話し合いを続けていくことになった。
また、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOや、シティグループのジェーン・フレーザーCEOら米大手銀のトップたちは17日に米民主党のシューマー上院院内総務に招待され債務上限問題をめぐって話し合った。ダイモン氏は、デフォルトは「恐らく」ないだろうとコメントした。
デフォルト回避への期待からドルは続伸し、ドル/円で一時は1ドル=137円71銭まで上昇。リスオンモードが広がり、米国債相場は全面安となった。
4月の米住宅着工件数
4月の米住宅着工件数は年率換算140万1000戸に2.2%増加し、予想の140万戸を上回った。一戸建て住宅の建設許可件数は昨年9月以来7カ月ぶりの水準に増加したが、住宅建設許可件数は前月比-1.5%、141万6000件にとどまった。
住宅不動産業界は徐々に回復しつつあることを裏付ける内容ではあるが、ロイターによるとネーションワイドのチーフエコノミストのボストジャンチッチ氏は信用状況の引き締まりなどを背景に「住宅市場の著しい回復にはまだ程遠い」とコメントしたという。
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経済指標
- 5月18日21時30分(木):米前週分失業保険継続受給者数・新規失業保険申請件数
- 5月19日24時(金):パウエル米連邦準備理事会議長 発言
- 5月23日22時45分(火):米5月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
- 5月25日3時(木):米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
- 5月25日21時30分(木):米1-3月期四半期GDP個人消費(改定値)
米国株全面高
IT・テック株は全面高。個別銘柄の前日比:NVIDIA+3.3%、c3.ai+14.3%、テスラ+4.4%、マイクロソフト+0.9%、アルファベット+1.1%、アマゾン+1.8%、アップル+0.3%、メタ+1.5%。
仮想通貨関連株も大幅上昇
- コインベース|61ドル(+5.4%/+6.4%)
- マイクロストラテジー|290.5ドル(+6.2%/+7.2%)
- マラソン・デジタル|10ドル(+9%/+13%)
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します