英SCB銀の投資部門、RWAトークン化プラットフォーム「Libeara」をローンチ

RWAをトークン化

英金融大手スタンダードチャータード銀行の投資部門SCベンチャーズは14日、トークン化プラットフォーム「Libeara」を正式にローンチした。

これからLibearaを活用し現実資産(RWA)をトークン化すると説明。政府やファンドマネージャーらがRWAをオンチェーンで利用したり、規制に準拠したセキュリティトークンを発行したりできるようにしていくという。

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14日にローンチしたことは情報を入手した海外メディアが報じており正式発表は確認できないが、Libearaの公式サイトはすでに創設されている。Libearaは、SCベンチャーズが計画・支援しているトークン化プラットフォームである。

公式サイトによるとLibearaは、シンガポール金融管理局(MAS、中央銀行)の「Global Retail CBDC Challenge」というイベントのファイナリストとなったプロジェクト。また、香港政府が使用したり、ガーナやフィリピンで利用されたりしたデジタルプラットフォームの原型を構築したチームがLibearaを開発しているという。

CBDCとは

「Central Bank Digital Currency」の略で、各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。暗号資産(仮想通貨)との大きな違いは、CBDCはデジタル上の法定通貨であること。

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LibearaはカストディにFireblocks、コンプライアンス対応にChainalysisといった、仮想通貨業界で著名な企業もパートナーとして参加している。

SCベンチャーズを率いるAlex Manson氏は、Libearaについて以下のようにコメントした。

トークン化の技術は、多くの資産をより広く利用できるようにしてくれるだろう。

我々にはZodia CustodyとZodia Marketsという高水準なカストディアンと取引所があるため、Libearaの提供は顧客サービスの質を向上させるための必然的なステップである。

Libearaはすでに、シンガポールで規制下にあるファンドプラットフォーム「FundBridge Capital」と協業。適格投資家にトークン化した国債ファンドを提供するためにサポートを行っていくという。

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SBIと協業

SCベンチャーズは今月、日本の大手企業SBIホールディングスとともにアラブ首長国連邦(UAE)にWeb3・デジタル資産の投資会社を設立することを発表した。

これは両社の合弁事業で、資本金は約150億円(1億ドル)。投資領域は市場のインフラ、リスク・コンプライアンスのツール、DeFi(分散型金融)、トークン化、消費者向け決済、メタバースなどで、シードからシリーズCまでの企業にグローバルに投資していくと説明している。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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