はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

SBIがトークン化やDeFiの投資会社をUAEに設立へ スタンダードチャータード銀の投資部門と合同で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル資産の投資会社

英金融大手スタンダードチャータード銀行の投資部門SCベンチャーズは9日、日本の大手企業SBIホールディングスとともにアラブ首長国連邦(UAE)にWeb3・デジタル資産の投資会社を設立することを発表した。

これは両社の合弁事業で、資本金は約150億円(1億ドル)。投資対象は市場のインフラ、リスク・コンプライアンスのツール、DeFi(分散型金融)、トークン化、消費者向け決済、メタバースなどに関連するクリプト企業で、シードからシリーズCまでの企業にグローバルに投資していくと説明している。

DeFiとは

「Decentralized Finance」の略。ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。

▶️仮想通貨用語集

SBIホールディングスは昨年5月、SCベンチャーズと業務提携に向けた基本合意書を締結したことを発表していた。この時の基本合意の内容には「投資先の情報共有及び連携」や「DeFi、メタバース、Web3等の先進的領域における協力の検討実施」が含まれている。

また今回の合弁事業の背景として、今年の5月にスタンダードチャータード銀行が、UAEにあるドバイ国際金融センターと基本合意書を締結。カストディなどのデジタル資産で協業する契約を結んでいた経緯もある。

今回の発表で、SBIホールディングスの北尾代表取締役会長兼社長は以下のようにコメントを寄せた。

SCベンチャーズとパートナーシップを組んでUAEでデジタル資産の合弁事業を行い、デジタル資産業域で両社の能力を発揮していくことを嬉しく思う。

今回の取り組みは、SCベンチャーズのポートフォリオ企業への投資に続いて、当社とSCベンチャーズの戦略的関係を一層強固にするだろう。

また、SCベンチャーズのAlex Manson CEOのコメントは以下の通り。

UAEはインフラと人材を強化し、急速にデジタル資産のフィンテックのハブ(中心)へと成長してきている。

今回の合弁事業では、Zodia CustodyやZodia Marketsのようなベンチャー事業や、リップルやMetacoのようなフィンテック企業への投資の経験を活かし、デジタル資産に対する当社の専門知識を活かしていきたい。

リップル社はSCベンチャーズのポートフォリオ企業。また、SCベンチャーズはMetacoへの投資をイグジット済みである。

関連リップル社、仮想通貨カストディ企業Metacoを買収

別の投資事業

SBIホールディングスは9日、最大1,000億円規模の新たな旗艦ファンド 「SBIデジタルスペースファンド」の設立を発表した。このファンドは、SCベンチャーズとの投資とは別の事業である。

SBIデジタルスペースファンドの主な投資領域は、Web3、メタバースなどの「デジタルスペース」、これまでも注力してきた「AI(人工知能)」「フィンテック」「ヘルスケア」「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「気候テック」だと説明している。

関連SBI、Web3などの新興企業に投資するファンドを運用開始へ 最大1,000億円規模=報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/14 金曜日
21:20
CourtYard(コートヤード)でトレカをNFT化|使い方を初心者向けに徹底解説
トレーディングカードをNFT化して取引できるCourtYard(コートヤード)の使い方を解説。アカウント開設からPolygon上での取引方法、ガス代準備、リスクまで初心者向けに図解で詳しく紹介します。
21:00
ビットコインウォレットのおすすめは?種類・選び方・アドレス作成手順まで解説
ビットコインウォレットの種類や違い、安全な選び方を徹底解説。ハードウェア・ソフトウェアの比較からアドレス作成、セキュリティ対策まで初心者にもわかりやすく紹介します。
17:19
米ビットコイン現物ETF、過去2番目の規模の純流出 リスクオフが加速
11月13日、ビットコイン現物ETFは8.7億ドル(約1,340億円)の純流出を記録し、過去2番目の規模に。イーサリアムETFも3日連続で流出。FRB当局者の慎重発言を受け、仮想通貨と米国株が同時に下落。専門家は健全な調整との見方も。
16:46
Aptos Labs CBOが語る日本戦略|独占インタビュー
Aptos Labs CBO Solomon Tesfaye氏独占インタビュー。日本の大手金融機関との協議、ステーブルコインUSD1の展開、グローバル戦略を語る。
16:32
ビットコインのみ投資へ 欧州初のルクセンブルク国家ファンドがETF経由で1%配分
ルクセンブルク財務相が、国家ファンドFSILが他の仮想通貨ではなくビットコインのみに1%配分したことを明言。欧州初の国家レベルでのビットコイン投資となる。
15:06
ヴィタリック、分散化の原則を強化する「トラストレス宣言」を発表 中央集権化に警鐘
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏らが「トラストレス宣言」を発表。検証可能性や検閲耐性など6つの核心要件を定義し、利便性優先による中央集権化リスクに警鐘を鳴らした。トラストレスこそがイーサリアムの本質であり、信頼できる中立性を達成する唯一の方法だと強調している。
15:06
JPYC、米サークル社オンチェーンFX網のパートナー通貨に採択
JPYCが米CircleのオンチェーンFX網「StableFX」で日本円パートナーに採択。USDCとの即時交換に対応し、国際送金・決済インフラで円建てステーブルコインの役割が拡大する見通し。
13:35
日本円ステーブルコインJPYC、発行額2億円突破
JPYC株式会社は、日本円建ステーブルコイン「JPYC」の累計発行額が2億円を突破したと発表。正式発行から約18日間での達成。保有者数は約3.1万人に達し、JPYC EXの口座開設数も6,000件に到達した。
11:57
「ビットコイン、株高に反応鈍く下落時は増幅」Wintermuteが非対称性を指摘
Wintermuteの最新レポートによると、ビットコインはナスダック指数と0.8の高相関を維持するも、株高局面で反応が鈍く下落時のみ敏感に連動。この負のスキューは2022年以来最高水準で、通常は市場底値圏で見られるパターン。資金の株式市場シフトと流動性低下が背景に。
11:49
大手銀BNYメロン、ステーブルコイン準備金のためのMMFを立ち上げ
大手銀BNYメロンがステーブルコイン発行者向けのマネー・マーケット・ファンド「BSRXX」立ち上げを発表。ジーニアス法対応の準備金ファンドとなる。
11:04
21シェアーズ、仮想通貨指数ETF2本を米国上場 投資会社法適用は米国初
21シェアーズが投資会社法(1940年法)準拠の仮想通貨インデックスETF2本を米国で上場。TTOPとTXBCは、ビットコイン、イーサリアム、ソラナなど主要デジタル資産への分散投資を提供。機関投資家向け「ゴールドスタンダード」のETF構造を採用。
10:33
ビットコインが今月3度目の10万ドル割れ、フラッシュクラッシュ後の資金戻り鈍化
ビットコインは今月3度目となる10万ドル割れを記録し、低調な値動きが続いた。背景には、FRBが利下げに慎重な姿勢を示していることに加え、東証などを運営する日本取引所グループ(JPX)が仮想通貨トレジャリー企業に対して規制を示唆する報道が流れ、市場心理を冷え込ませたことが挙げられる。
09:54
グレースケールのIPO登録書類が公開 トランプ政権下で上場申請続く
仮想通貨資産運用企業グレースケールは、IPO登録届出書を米SECに提出。市場が構築されれば株式のトークン化も検討していく意向を示した。
09:32
米国でXRP現物ETF上場、初日取引高は90億円を記録
カナリー・キャピタルの仮想通貨XRP現物ETFが米国で上場。初日取引高90億円を記録した。2025年に上場したETF中でトップの数字となった。政府機関再開でさらなる承認も期待される。
09:18
チェコの中銀、試験的にビットコインを購入
チェコの中央銀行は、歴史上初めてデジタル資産を購入したと発表。購入したのは仮想通貨ビットコインで、他にも米ドルステーブルコインとトークン化預金も保有すると説明している。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧