米S&P500最高値更新 半導体銘柄がけん引、仮想通貨関連株は低調|20日金融短観
1/20(土)朝の相場動向(前日比)
伝統金融
- NYダウ:37,863 +1%
- ナスダック:15,310 +1.7%
- 日経平均:35,963 +1.40%
- 米ドル/円:148.1 +0.04%
- 金先物:2,031.8 +0.5%
- エヌビディア:594.9ドル +4.1%
- アップル:191.5ドル +1.5%
本日のNYダウとナスダックは続伸。エヌビディアやAMDなどのハイテク銘柄が牽引し、S&P500種株価指数は史上最高値を更新した。
米国株指数の上昇背景には、年内の利下げ観測が企業利益の見通しを向上させていることや底堅い景気、高まるAI需要でエヌビディアやマイクロソフト(+1.2%)、AMD(+7.1%)などの大型銘柄が再び選好されていることなどがある。
一方、広がる中東紛争が今後関連株や原油市場、ましてや世界経済により多くの影響を与えるとも懸念されているところだ。
本日の主な市場材料は以下数点。
- 米消費者意識(ミシガン大学消費者調査)が大きく改善 1年先のインフレ期待が3年ぶりの低水準に 企業業績に追い風と予想
- 米シカゴ連銀総裁「インフレ鈍化続けば利下げ議論に進む」
- (19日)メタのザッカーバーグCEO AGI(人工汎用知能)を構築するために、35万台のエヌビディア「H100」GPUを取得する計画 合計60万台になる見込み
- アップルのMRヘッドセット「Vision Pro」が19日から予約受付(約52万円) UBSなどが今年の出荷台数を30万-40万台と予想 ネットフリックスは専用アプリの投入を見送る
- ソラナ「チャプター2」スマホ 先行販売で3万台予約突破
- 半導体大手AMDが同社の高値を更新 金融持株会社レイモンド・ジェームスやバークレイズが目標株価引き上げ
- 19日の東京市場も半導体関連株(東京エレクトロンやアドバンテスト)が軒並み高
- 日本12月全国消費者物価指数コアCPIで前年比+2.3%(前月+2.5%)、上昇ペース鈍化傾向で24年1月は2%割れと予想される|23年の一年のコアCPIは前年比+3.1% 41年ぶりの高い水準で原材料費高騰や円安が原因
関連:新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由
今週以降の重要経済指標・イベント
- 1/22(月)日銀金融政策決定会合 1日目
- 1/23(火)日銀金融政策決定会合 終了後政策金利発表
- 1/24(水)23時45分 米1月製造業購買担当者景気指数(PMI)
- 1/25(木)22時30分 米第4四半期実質GDP
- 1/26(金)22時30分 12月個人消費支出(PCEデフレーター)
- 2/1(木)4時00分 FOMC終了後政策金利発表
関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説
仮想通貨関連銘柄
- コインベース|124.7ドル(+0.3%)
- マイクロストラテジー|481ドル(-1.1%)
- マラソン・デジタル・ホールディングス|16.1ドル(+0.37%)
- ストロングホールド・デジタル・マイニング|5.1ドル(+0.59%)
ビットコインマイニング銘柄については、先日CoinSharesが公開したマイナー損益分岐点関連のレポートが嫌気されたほか、先週ビットコインETFが承認され以降BTCの価格が続落していることを受け株価が今週大幅に下落した。マイニング最大手のマラソンは前週比で-15%で、ストロングホールドも-5.19%となった。
関連:JPモルガン分析 ビットコインETF「GBTC」の利確は売り圧をさらに加速か
関連:次回ビットコイン半減期後のマイナー損益分岐点は1BTC=40000ドル|CoinSharesレポート
仮想通貨相場
- ビットコイン:41,585ドル +0.8%
- イーサリアム:2,489ドル +0.9%
ビットコインはビットコインETF「GBTC」のアウトフローによる売圧の影響で、先週木曜日のSEC承認から、約15%と値下がりした。
関連:ビットコイン急落で再び40000ドル台に、グレースケールのGBTC売り続く中
今週の注目新規銘柄
- Manta Network:2.4ドル 13.2%
- SatoshiVM:9.5ドル +42.7%
関連:エアドロップなどで注目集めるManta Network 、バイナンス上場予定
NISA、仮想通貨関連株 特集
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します