はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

エアドロップなどで注目集めるManta Network 、バイナンス上場予定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

高いインセンティブで注目集める

Manta Network(manta)は、日本時間1月18日19:00に、バイナンスをはじめとする主要な海外暗号資産取引所に上場する予定で、仮想通貨投資家やトレーダーの注目を集めている。

1月16日に、バイナンスのローンチプール銘柄となり、MANTAトークン総供給量1,000,000,000の3%となる30,000,000MANTAが報酬対象となった。

Manta Networkとは

Manta Networkとは、Polychain CapitalやBinance Labsを含む数々のweb3投資ファンドから支援されている、急速に成長しているゼロ知識証明(ZK)を用いたレイヤー2(L2)エコシステム。 このネットワークは、スケーラブルで次世代の分散型アプリケーション(dApps)向けに設計されたモジュラーエコシステムとして構築されている。

Manta Networkの主要な構成要素には、二つのネットワークが含まれる。 一つ目は「Manta Pacific」で、これはイーサリアム(ETH)上に構築されたモジュラーL2エコシステム。 このネットワークは、次世代のdAppsが従来のEthereum Virtual Machine(EVM)環境の制限を超えて成長できるよう、スケーリング可能でコスト効率の高いガス料金環境を提供するものだ。

二つ目は「Manta Atlantic」で、これはポルカドット(DOT)上の最速(現段階)のZKレイヤー1(L1)チェーン。 Manta Atlanticは、プログラム可能なZK駆動の機密オンチェーンアイデンティティとクレデンシャルをWeb3に導入し、zk-SNARKsベースのトークン(zkSBTs)を通じてこれを実現する。

Manta NetworkはdAppsのスケーラビリティ要求に応えるための独特な環境を提供し、現在および将来の市場ニーズに対応するためにモジュラーなアプローチを採用している。 この新たなアプローチにより、Manta NetworkはdApps開発者とユーザーにとって魅力的な選択肢となっている。

L2スケーリングに関する分析と研究を行っているウェブサイト「L2Beat」によると、Manta Pacificは現在総額約9億ドルのTVL(総担保価値)で、コインベースのBaseチェーンとMetisを追い越し、第3位のスケーリングソリューションになっている。

出典:l2beat

インセンティブ設計

Manta Networkが注目されるポイントの一つとして、複数のキャンペーンや、プロダクトによるインセンティブ報酬の設計が特筆される。さらに、ガス料金やその他の使用料金も低く設定されている(Celestiaのデータ可用性を利用)ため、ユーザーにとって大きな魅力となっているようだ。

また、提供されるインセンティブの種類も多様で、ゲームのような要素を取り入れたインセンティブ設計は、楽しみながら報酬を追求することを可能にし、ユーザーの参加とエンゲージメントを高めてきた。

以下は、Manata Networkが行った主なキャンペーンの一部だ。

  • Into the Blue(トークン、NFTエアドロ):これまでManta エコシステムの様々なアクティビティに参加してきた長期ユーザーやサポーターに、MANTAトークン総供給量の5.6%に相当する56,000,000 MANTAをエアドロップで提供。
  • New Paradigm(イールドファーミング報酬、NFTエアドロ):ETHやUSDCをブリッジし預けることで、NFTやトークンの報酬を得る。キャンペーンの期間中に流動性を提供したユーザーには、MANTAトークン総供給量の5%に相当する、50,000,000の同トークンが配布される予定だ。
  • Manta Pacificは「Yield-bearing tokens(利回りを生むトークン)」の相互運用性を導入する最初のL2で、ネットワーク上にすでに展開されている100以上のプロジェクトのトークンの相互運用性を用いることで利回りを生み、従来のDeFiプロジェクトに比べ、ユーザーにより多くのインセンティブを提供することが可能になっている。

    現在進行中のキャンペーンは長期ユーザー向けとなっているが、このようなDeFiのプロダクトは継続される。

    また、全体のトークンの配布については、数年をかけて配布される。

    出典:Manta Network

    上場に向けた期待と上場に伴うリスク

    一方で、一連のキャンペーンにより急増したTVLは、1月18日のトークン配布以降は、Manta PacificでETHをロックする必要がある期間の終わりとして投資家に見なされることで急減し、資金が他のステーキングが必要なプロトコルに移動する可能性がある点には注意が必要だ。

    また、1月18日の取引所への上場直後は、トークン価格のボラティリティが高まる可能性も充分留意しておきたい。

    関連2024年にバイナンスが注目する仮想通貨市場の成長分野 ビットコインエコシステムやDePINなど

    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    08:25
    NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
    NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
    07:45
    「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
    日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
    07:05
    個人マイナーがビットコイン採掘に成功、1億8000万分の1の確率を克服
    極めて小規模な個人マイナーがわずか6TH/sのパワーでビットコインブロックの採掘に成功し、約26万5000ドル相当を獲得した。確率は1億8000万分の1で、近年最も幸運なソロ採掘となった。
    06:25
    トム・リー率いるビットマイン、初の配当実施もイーサリアム保有の含み損は6250億円超 
    イーサリアム最大の企業保有者ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズが11月21日、2025年8月期通期で純利益3億2816万ドルを計上し、大手仮想通貨企業として初めて配当を実施すると発表した。しかしイーサリアム価格下落で含み損は40億ドル超に達している。
    06:02
    金持ち父さん著者キヨサキ、3.5億円分ビットコインを売却し広告事業投資へ 以前の姿勢から一転
    『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が11月22日、約225万ドル相当のビットコインを売却し、外科センターと看板広告事業に投資すると発表した。以前の「売らずに買い続ける」発言から一転した。
    05:45
    マイケル・セイラー、指数除外懸念に反論「ストラテジーはファンドではない」
    ストラテジー社のマイケル・セイラー会長は主要株価指数からの除外懸念に対し「我々はファンドではなく上場事業会社だ」と反論した。
    11/21 金曜日
    17:25
    米ビットコインETF、1週間で大規模な資金流出が2回
    11月20日、米ビットコイン現物ETFは9億300万ドル(約1,395億円)の純流出を記録し、史上2番目の規模となった。1週間前の記録を更新。ブラックロック、グレースケール、フィデリティの主要3ファンドで流出の大部分を占め、全ETFで純流入ゼロという異例の事態に。
    16:38
    予測市場が急成長 カルシ(Kalshi)が1500億円調達と報道も
    予測市場カルシが2ヶ月で評価額2倍超の110億ドルで10億ドル調達。取引量は10月に過去最高の44億ドルを記録。競合ポリマーケットも120億〜150億ドルでの追加調達を協議中で、予測市場への投資が加速。
    16:33
    暗号資産(仮想通貨)の申告分離課税が実現したら?押さえておきたい税務のポイント|Aerial Partners寄稿
    仮想通貨の申告分離課税が現実味を帯びてきた今、投資家が知っておくべき税制変更のポイントを解説。税率の一定化、損益通算、特定口座の導入可能性など、制度導入後の注意点と準備すべきことをわかりやすく紹介します。
    16:10
    CAICAテクノロジーズ、JPYC決済ソリューションの提供を開始
    CAICAテクノロジーズが日本円ステーブルコインJPYCの決済ソリューション提供を開始。企業向けにコンサルティングサービスと決済モジュールを提供し、ステーブルコイン決済の導入を支援する。
    16:03
    ナッジ、ステーブルコイン決済・還元対応クレカ「HashPortカード」発行開始
    HashPortとナッジが日本初となる後払い型クリプトクレジットカード「HashPortカード」を発行開始。ステーブルコインJPYCで決済・還元が可能で、利用額の0.3%をJPYCで還元。年会費無料、カード発行手数料2,500円。
    15:44
    金融庁が語る暗号資産規制改革の全貌──銀行参入、インサイダー規制、DEX対応の狙い|独占取材
    金融庁独占取材。暗号資産規制の金商法移行について、銀行グループ子会社の参入、インサイダー取引規制導入、分散型取引所(DEX)対応の狙いを詳しく聞く。投資家保護と健全なイノベーション両立への取り組みを解説。
    13:55
    Bitcoin Core、史上初の公開セキュリティ監査をクリア 「重大な脆弱性なし」
    ビットコインの基盤ソフトウェアBitcoin Coreが16年の歴史で初となる第三者セキュリティ監査を完了した。Quarkslabによる4ヶ月間の徹底調査で致命的な脆弱性は発見されず、300兆円規模のネットワークの安全性が裏付けられた。
    13:30
    金融安定理事会、ステーブルコイン監視強化を表明 G20サミット前に警告
    金融安定理事会(FSB)のベイリー議長がG20首脳会議を前にステーブルコイン規制強化を表明。市場規模3000億ドル突破を受け、ECBも警戒。2026年作業計画で国際協力推進。
    13:05
    仮想通貨団体ら、税制改正などをトランプ大統領に要望
    ソラナ政策研究所など65以上の仮想通貨団体がトランプ大統領に書簡を提出。税制の改善、規制の明確化、イノベーションや開発者保護の取り組みを求めた。
    通貨データ
    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧