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JPモルガン分析 ビットコインETF「GBTC」の利確は売り圧をさらに加速か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

5日連続アウトフロー

ビットコインは前日比-3.7%で、41,000ドル台を下回った。売り優勢の背景には、ビットコインETFでのBTC現物利確売りが加速していることがあるようだ。

The Blockの報道によると、JPモルガンは、グレースケールのビットコインETF「GBTC」の投資家が利益確定(アウトフロー)を続ければ、ビットコイン価格は今後数週間でさらなる下落圧力に直面する可能性があると分析したという。

GBTCの利確については、先週木曜日の取引初日から合計16.2億ドル分のビットコインがコインベースに送金され売られたことが観測された。また、昨夜4.18億ドル分のビットコインもアウトフローとなった。

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JPモルガンは先週にも投資家が今後数週間で含み益を確定する可能性が高いとして、最大30億ドルのGBTC流出を予測した。

GBTCは、現在11銘柄のビットコインETFの中で管理手数料(1.5%)が最も高く、GBTCをマイナス乖離時に安く購入した大口投資家やトレーダーがブラックロックやフィデリティなどの手数料が安いビットコインETFに乗り換えるために売っているとされた。

一方、JPモルガンのアナリストNikolaos Panigirtzoglou氏は「GBTCの投資家の多くは、SEC承認後、より安価な現物ビットコインETFにシフトするのではなく、ビットコイン市場から完全に撤退することで利益を得ているだろう」と述べたという。

GBTCのアウトフローは今後も続く予想だが、現在の10銘柄の現物ETFの資金フローを全体的に見ると、18日付けでネットフロー(インフローとアウトフローの差)はGBTCの4.5億ドル分(18日)を引いてなお12.45億ドルのプラスになっている。

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マイナー売りも進行

GBTC売りだけでなく、ビットコインマイナー(採掘業者)によるビットコイン売りも進行しているようだ。

CryptoQuantの17日のデータによると、その日(24時間期間)のマイナー売りは10,600 BTCで、当時の価格で4.55億ドルだったという。

4月半減期後のBTC報酬半減に向けてビットコイン売りでより多くのASICマシンを購入し採掘能力を強化する狙いだろう。

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