はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

何故ライトコインはビットコインと比べて大幅に過小評価されるのか?

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ライトコインがビットコインと比べて過小評価されている理由
ビットコインは最も流動性があり、交換可能なアルトコインの数が最も多い。
ビットコインSegwit2xの影響を受けて、アルトコイン全体の価格が上昇している
Segwit2xが無期限延期され、ビットコインへ留まっていた資金がアルトコインに流入し、アルトコイン全体の価格は上昇している。

ビットコインフォークで話題が持ちきりの中、ごくわずかの人はLitecoinが最初のビットコインフォークだったと覚えています。

Segwit2xと違い、Litecoinフォークは敵意があり論争を引き起こすようなビットコインを取り替える目的のフォークではありませんでした。

それはチャーリー・リー氏によって2011年10月に始動したオープンソースのためのフォークでした。

リー氏はビットコインを金とするなら、Litecoinを銀だと考えました。Litecoinが始動した際いくつかの主な違いがありました。

  • 4倍の数のコイン (2,100万のビットコインに対して8,400万)
  • ブロック認証時間を1/4に削減 (10分のビットコインに対して、2.5分)
  • スクリプトproof-of-work (よりシンプルでエネルギー集約型マイニングでない)

リー氏はLitecoinにいくつか大事なアドバンテージがあることを踏まえ、ビットコインの補足的なものにしたいと願いました。

また彼はLitecoinの公平な配分を望んだため、多数の競合仮想通貨が行っているPremine(事前採掘)を実行しませんでした。

彼は今でもその通貨の開発をリードし、コミュニティ内でも活発に活動をしています。

また彼は今年6月にフルタイムでLitecoinに集中するまでは、長期に渡りCoinbase.comで勤めていました。

現時点でLitecoinは時価総額33億ドル(約3,756億円)をマークし、仮想通貨第5位に位置します。

これは時価総額1,200億ドル(約13.7兆円)のビットコインと比較すると、ビットコインが約40倍もの価値があることがわかります。

しかし、既存するLitecoinの数はビットコインの僅か4倍にしかなりません。

Litecoinの活動期間を考慮すると、ビットコインに勝る信頼構築や数々の明確な技術的アドバンテージがあることがわかります。よって一部の人は二つの評価額の差は実際の時価総額の差より少ないと考えます。

Litecoinの主なアドバンテージ 対 ビットコイン

以下はビットコインに対するLitecoinの主なアドバンテージです:

  • 迅速な処理時間
  • 取引費用が低い
  • 初めてライトニングネットワーク実行(例:無料取引)に成功
  • 初、クロスチェーン・アトミック・スワップ成功(他コイン、この場合はDecredコイン、との交換)
  • 匿名取引機能開発中
  • アップグレードに対してコミュニティ内のもめごとを起こすことなく、新しい技術採用が早い

それではLitecoinがより優れた技術を持ち、ビットコインほど長く存在し、信頼や全ての高流動性の取引に対し好成績を残し、コミュニティから強い支持を得ていて、固定供給がビットコインの4倍にもなるのに、なぜビットコインの価額は116倍も高く、ビットコイン時価総額は40倍にもなるのでしょうか?

もちろん、答えの一部はビットコインの知名度の高さや仮想通貨市場初の売り買いの多い株だった点でしょう。

ビットコインは最も流動性があり、交換可能なアルトコインの数が最も多いです。

ネットワークもSegwitとともに発展し、アトミック・スワップ及びプライバシー機能を含んだライトニングネットワークも数か月のある時点で実装するでしょう。

しかし、これらはLitecoinの時価総額40倍の十分な理由になるのでしょうか?

ビットコイン対Litecoin比率とLitecoin1,800ドルの目標株価

私たちがビットコインのアドバンテージが知名度でLitecoinのアドバンテージが技術面と有用性だとし、単純に相対供給に注目をしたとすると、Litecoinの価格はビットコインの価格の約1/4のはずでしょう。

現在ビットコインの価格は7374ドルなので、自然とLitecoinの目標株価が1843ドル(7200/4)だとわかります。これは現在の価額の60ドルの30倍になります。

そしてもしLitecoinが銀でビットコインが金ならば(比喩)、その比率はより低くなるはずです。金銀比価は現在約75で過去数十年間の平均は60です。

しかしビットコイン対Litecoin比は現在116です。これは過去20年の金銀比価の約2倍にあたり、金銀比の過去最高値に値します。

要するに、ビットコインと比べてLitecoinはこれ以上にないほど過小評価されているということです。

下図は過去数か月のビットコイン対Litecoin比を表しています。今年7月からビットコインが高騰しLitecoinをしのいだ瞬間から比率が2倍になっているのがお分かりだろうか。

次のアルトコインのリバウンドで益する方法

このビットコイン対Litecoinの標準を超える成績はビットコインネットワーク内の複数のハードフォークが大きく影響しています。

ハードフォークが起きると、ビットコイン所有者は所有している数と同じ数の新しいコイン(ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、やがて起こるSegwit2xフォークによって発生するビットコインSegwit2xなど)を受け取ります。

これにより投資家らはビットコインを買い新しいコインを受け取るために、Litecoinや他のコインを売ります。

しかし私はSegwit2xフォークが起これば、ビットコインの売りが多くなりアルトコインの株価が高騰すると予想します。

過去数日に起きたビット・Lite比の135から116の下落はLitecoinにとって良いニュースが影響しました。

今月初めに韓国大手取引所Coinone社はプラットフォームにLitecoinを追加したのです。

うわさによると開始24時間でCoinone社は320万ドル(約3.6億円)分のLitecoinを処理したそうです。

これによりLitecoinの価格は15%回復しまし、ビットコインは史上最高値を7,100ドルから7,600ドルに修正しました。

しかし、Litecoinは今年9月の90ドル時点より断然低い62ドルで取引されています。Litecoinはビットコインに比べて深刻な遅れをとっていますが、私は今週から先Litecoin値は追い付くと予想します。

多くの投資家がビットコインを保持するか今月16日に実行予定のB2Xフォークに備える中、資金がビットコインから売られすぎたアルトコインに流れている前兆があります。

過去数日、我々が注目しているアルトコインは数か月間の安値から突然回復をみせました。

数々の仮想通貨投資家確実にこの流れに乗ろうとしていて、恐らく今月16日後までアルトコインに移るのを待つと思われます。

これは賢い方法かもしれません。Segwit2xの現在の市場株価は1,300ドル(14.7万円)で、これはビットコイン価格18%のプレミアムです。

しかし、多数のアルトコインは過去の高値の2倍から3倍のリターンをしなければなりません。

また、もしビットコインが予想通りフォーク後に下落をすれば、直ちに売らない投資家は大きな損失をするでしょう。

これらの分析を考慮し、私たちは大きな回復を期待して過度に売られたアルトコイン買い始めています。

アルトコインのはずみによる収益は著しく大きいです。

所有しているビットコイン価格が上昇したためどちらにしろ私たちは得をします。

なぜならそのビットコインを使ってアルトコインを買うことができるからです。

これは近日のビットコインとアルトコイン反落によって買う機会が増えたため、価値志向型投資家にとって大きなチャンスを与えています。

Why Litecoin Is Massively Undervalued vs. Bitcoin

Nov 7,2017 by Jason Hamlin

参考記事はこちらから

CoinPostの考察

結果として、Segwit2xによる分裂は延期されました。

ビットコイン分裂の不安が一旦収まったことで、ビットコインの価格は上昇し、現在はその動きも落ち着き調整が入っているように見えます。

同様に、アルトコインも全体的に価格が上昇し、ライトコインもその一つです。

ビットコイン価格が高騰し続け、この勢いが落ち着くと、アルトコイン全体にもそのような上昇ターンが訪れるのではないでしょうか。

ライトコインニュース一覧
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入がETF上回る、2025年上半期24万超BTC取得で4倍以上増
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧