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リップル幹部が語るXRPLの展望 レポ市場からAIエージェントまで|TEAMZ SUMMIT 2026

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

4月7日、東京・八芳園で開催されたXRP Tokyo 2026(TEAMZ SUMMIT 2026併催)にて、RippleXのSVP・Markus Infanger(マーカス・インファンガー)氏が登壇した。NHK World JapanのDave McCombs氏をモデレーターに迎えた対談形式(ファイヤーチャット)のセッションで、レポ市場への応用からAIエージェント経済における決済インフラまで、幅広いテーマが語られた。

日本は「規制の明確性」でグローバルをリード

Infanger氏はまず日本市場の重要性を強調した。「日本はXRPL技術の最も早い採用者の一つであり、デジタル資産に法的な安定性・予見可能性を提供した最初の主要経済国でもある」と述べ、この規制環境こそが機関投資家参入の土台になっていると指摘した。欧米でもクリプトがインフラとして認識されつつある中、日本はその流れを先導してきたと評価した。

レポ市場に数兆ドルの活用機会

機関投資家との対話で最も手応えを感じているユースケースとして挙げたのがレポ市場への応用だ。従来の取引では決済に1〜2日を要し、担保の拘束や照合コストが膨大になる。Infanger氏は「XRPLなら数秒で完結する。G20でもクロスボーダー決済の改善が優先課題になっており、私たちのソリューションはそこに直接答えるものだ」と語った。

用語解説:レポ市場とは 金融機関が債券などを担保に短期資金を調達・運用する市場。世界全体での取引規模は数兆ドルに上り、決済のタイムラグによる資本効率の低下が長年の課題とされている。ブロックチェーンによる即時決済への関心が高まっている。

RLUSDとマネーマーケットファンドのトークン化

リップル社が2024年にローンチしたステーブルコイン「RLUSD」についても言及。大手パートナーとの連携により、高品質なマネーマーケットファンド(MMF)をXRPL上でトークン化する取り組みを進めていると明かした。日本・韓国での展開にも意欲を示し、機関投資家が使いやすいエコシステムの構築を目指すと述べた。

AIエージェント経済における決済インフラとしての可能性

セッション後半、Infanger氏が特に熱を込めて語ったのがAIとの融合だ。「数年後に振り返れば、私たちはAIエージェントやエージェント経済のために最適な決済インフラを構築していたと気づくだろう」と述べ、AIが自律的に経済活動を行う時代において、XRPLの高速・低コストの決済レールが不可欠になるとの見解を示した。ブロックチェーン技術の本質は「分散化・レジリエンス・真の参加機会にある。そして今、それが抽象論ではなく現実の金融インフラとして認識され始めている」とも語り、セッションを締めくくった。

TEAMZ SUMMIT 2026 / XRP Tokyo 2026

Web3とAIをテーマとした国際カンファレンス。第8回目となる今回は4月7〜8日に東京・八芳園で開催され、国内外から1万人規模の参加者を見込む。メインステージのほか、XRP Tokyo 2026(4月7日)やWayToAGI(4月8日)を併催。

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