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5/29(火)|断続的な急落に見舞われる仮想通貨市場・BTC価格は70万円台に突入

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
5月以降の仮想通貨市場は、断続的な急落に見舞われており、基軸通貨のビットコイン(BTC)では直近安値を更新し続けています。4月の最安値も目前に。
仮想通貨関連株
個人投資家の好む、新興市場マザーズや仮想通貨市場の急落に引きずられるような形で、投資マインドが悪化して全面安。

仮想通貨市場

5月以降の仮想通貨市場は、断続的な急落に見舞われており、基軸通貨のBTCでは5月の最安値を更新し続けています。

先月を振り返ってみると、4月12日に72万円台から急騰がみられ、一時100万円を超えていましたが、切り返して再度80万円を割り込んだことで、低迷していた4月の最安値に迫るほど落ち込みを見せていることになります。

5月に入ってから、諸要因から値幅10万円近くの大幅下落が確認されたのは、5月11〜12日にかけて、22〜23日にかけての2回です。

今回は、下落時に取引高に大きな動きが観測された、海外大手取引所のBitfinexと日本最大手取引所BitFlyerのチャートを比較・分析を行っています。

出典:BitFlyer

このように、BitFlyerの取引高の推移は一定であり、大きく価格変動する状況でも取引高の急騰は見られないのに対し、BitfinexのチャートではBTC取引高の急騰が、ビットコインの値動きが激しい時期に一致するような形で変化していることがわかります。(主に11〜12日にかけて)

出典:Bitfinex

Bitfinexは、4月12日にビットコイン価格が急騰しており、明確な反発地点でも取引高が異常に急騰する状況が確認されています。

当時のファンダメンタルズ要因

1回目の暴落要因として有力視されている出来事は、Mt.GOX(破産管財人)によるBTCの大量売却と、韓国最大手取引所Upbitの家宅捜索です。

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2回目の下落では、中国政府の規制強化、アメリカ及び、カナダの40以上の規制機関が一丸となった過去最大の「仮想通貨関連詐欺の排除」を目的とした活動開始、仮想通貨Vergeへの51%攻撃、などが挙げられます。

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bitfinexの価格変動

大幅下落の引き鉄となるようなファンダ要因も相次いでいる状況ですが、Bitfinexの取引高の推移が現在の仮想通貨市場を大きく動かしている可能性も拭えません。

Bitfinexの取引高は、常に世界5位にランクインするほどの流動性を有する取引所ですが、政府のライセンス制度の元に運営されている取引所ではありません。

しかし実際、大きな取引が行われるときに利用されているという報告は多数上がっており、その中の一つに”悪質な価格操作”が取り沙汰されています。

有名な事件は、テザー社による架空のUSDTを利用した価格操作疑惑でしょう。

また昨日、イーサリアムにおける-10%を超える暴落理由として浮上しているのは、2017年の最高調達額を記録した「仮想通貨EOS」が、調達した資金をBitfinexで売却したことに起因すると分析されています。

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ICOでの資金を売却すること自体は悪いことではありませんが、Mt.GoX関連など売却額が多額となるケースにおいては、OTC(店頭取引)といった取引所の取引高に直接干渉しない大口取引の方法を利用せずに、市場価格に悪影響を及ぼす売却の仕方を選択した事実に関しては、非難の対象となって然るべきです。

このように価格操作だけでなく、大口の売却などを含め大きな取引が度々確認されるBitfinexが、いかなる相場であっても注視すべき取引所となっていることは間違いありません。

また、悪質な価格操作に関しては、米国司法省が捜査に乗り出したことが報じられています。

買い場を探る動きも

相場が急落する一方、安くなった頃合いに買いのタイミングを伺っている投資家も少なくないのではないでしょうか。テクニカル分析からどのような判断基準が考えられるのか、簡単に考察しています。

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仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、仮想通貨市場でBTCが80万円台を割り込んだ影響を受け、仮想通貨の急落に引きずられるような形で全面安。

「マネックスグループ(8698)」の4.96%安。「リミックス(3825)」の8.14%安をはじめ、「メタップス(6172)」が5.77%安、「GMO(9449)」が4.00%安となるなど、材料が出るなどして、直近高騰していた人気銘柄の反落が目立つ格好に。

仮想通貨市場の地合い急悪化で、リスクオフ(リスク回避)の動きが強まっており、トレンド転換見極めのタイミングが重要になりそうな市況です。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

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