日本円連動ステーブルコイン「JPYC」と「ASTERIA Warp」が連携
株式会社アイ・エス・アイソフトウェアー(大阪市中央区、代表取締役社長:前田 丈彰、以下:ISIソフトウェアー)、アステリア株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:平野洋一郎、東証一部:3853、以下 アステリア)、JPYC株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:岡部典孝、以下 JPYC社)は、企業データ連携(EAI/ESB)製品の国内市場においてソフトウェア市場で15年間市場シェアNo.1※ 1を継続している「ASTERIA Warp」とスマート・コントラクト※2を構築できるブロックチェーン「Ethereum※3」(イーサリアム)の連携アダプターとなる「ASTERIA Ethereum アダプター」に、日本円と連動するステーブルコイン※4「JPYC」との連携機能を追加したことを発表します。
■「ASTERIA Ethereum アダプター」にJPYCとの連携機能を追加した背景
ブロックチェーン技術やステーブルコインが世界的に注目を集める中、日本でも2021年4月に中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する実証実験が日本銀行により開始され、デジタル通貨の社会実装に向けた取り組みが始まっています。JPYC社が発行する「JPYC」は、日本円と連動し流通している日本初のブロックチェーンベースのステーブルコインで、2021年1月27日のスタートから1年間の発行額は5億円を突破。松屋銀座などの実店舗での決済も可能です。
そこで、ASTERIA Warpのテクニカルパートナー「ISIソフトウェアー」は、同社が開発し2018年12月から提供している「ASTERIA Ethereumアダプター」に、標準的な暗号資産で採用されている規格「ERC20※5」と連携する機能を追加。この機能追加により、日本円連動ステーブルコイン「JPYC」との連携が可能となりました。
ASTERIA EthereumアダプターはEthereumと企業内外の情報システムをノーコード※6で連携することから、ブロックチェーンに関する開発知識や経験が無いエンジニアでも開発が可能になります。また、ASTERIA Warpを介して企業内のシステムとJPYCが連携することから、厚生労働省などにより検討が進められている「給与のデジタル払い(デジタル給与)」にも対応できる連携機能となります。
■「ASTERIA Ethereumアダプター」販売価格(共に2月9日から提供開始)
サブスクリプション版 | 月額 15,000円(税別) |
---|---|
ライセンス版 | 300,000円(税別) ※保守サポート費用は対象正価の15%(年額)初年度より別途必要。 |
- ※1:テクノ・システム・リサーチ社「2021 年ソフトウェアマーケティング総覧 EAI/ESB 市場編」 EAI/ESBは、それぞれEnterprise Application Integration、Enterprise Service Busの略で企業内外のデータ連携を司る 製品カテゴリーを指す。
- ※2:ブロックチェーン上において処理の自動化を実現するプログラム。
- ※3: イーサリアム。ブロックチェーン技術の1つ。オープンソースプロジェクトとして開発が進められており、スマート・コントラクトが実装され、ブロックチェーンアプリケーションプラットフォームとして、インターネット上で24時間止まらないアプリケーションを作ることができる特長を持っている。
- ※4:日本初のERC20自家型前払式支払手段で発行された日本円連動ステーブルコイン
- ※5:Ethereum Request for Comments: Token Standard #20の略。Ethereumのブロックチェーンで動作する統一規格。
- ※6:ソースコードを書かなくてもソフトウェアやアプリ等の開発ができる仕組み。