WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米FRB、仮想通貨やステーブルコインに関わる銀行の監督を強化へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨のリスクに対応

米連邦準備理事会(FRB)は8日、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンなどに関係する活動を行う銀行に対し、監督を強化すると発表した。

今回の強化に際し、「Novel Activities Supervision Program(新しい活動監督プログラム)」を作ったと説明。このプログラムによって、金融リスクに特化し、既存の監督プロセスを補完して、新しい活動に対する監視を強化していくと述べている。

この「新しい活動」の対象となるのは、仮想通貨や分散型台帳技術(DLT)に関する活動、また、顧客に金融サービスを提供するためのノンバンクとのパートナーシップも含まれるとした。そして、このパートナーシップとは、「複雑で、技術が主導するパートナーシップ」であると説明している。ブロックチェーンはDLTに含まれる技術だ。

関連:パウエルFRB議長「銀行は仮想通貨との関わりに細心の注意を払うべき」

監視を強化する背景についてFRBは、新しい技術による金融イノベーションはコスト削減などのメリットもあるが、変化が速く、固有の問題やリスクを生み出していると指摘。既存のアプローチでは十分に対応できない可能性があり、銀行の安全性や健全性に影響を与えうると述べている。

今回のプログラムを通して、米中央銀行も技術的な知識を強化しながら、新しい活動の監視を強化。銀行や顧客、金融安定性を守りながら規制や監督を行なって、イノベーションをサポートしていくと説明した。

なお、監督強化は既存のチームによって実施され、新しい組織が創設されるわけではない。監督プロセスについても、効率を最大にし、負担を最小にするようにするが、既存の枠組みを活用するとした。監督の内容は、新しい活動に関与する度合いによって変化すると説明している。

今回のルールは、米中銀が監督する全ての銀行組織が対象になるとしており、関係者への書簡として公開。監督の対象となる銀行には別途、書面で通知するとした。

関連:PayPalの新ステーブルコイン発行、業界の評価と今後の影響を分析

ステーブルコインの規制

FRBは、他にもステーブルコインに関連する書簡も同日に公開した。

正確には、DLTや同様の技術を活用して発行され、法定通貨に価値が連動し、決済に利用されるトークンと定義。このトークンに関わる銀行に対する規制を記載している。

具体的には、決済のためにステーブルコインなどのトークンを発行・保有・取引する場合、事前に中銀の認可が必要になると説明。サイバーセキュリティや流動性などに関するリスクに対応できることを事前に証明する必要があるとした。

米国ではステーブルコインに関しても法整備が進められている最中だが、FRBのパウエル議長は6月の公聴会で、ステーブルコインの発行・利用には中銀による強固な監督が必要であるとの見解を示していた。

関連:米FRBパウエル議長「ステーブルコインは中央銀行が監督する必要がある」

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連:初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/10 土曜日
09:10
米司法省、イラン関連取引を巡るバイナンスの和解後の制裁遵守を審査=報道
米司法省刑事局のドゥバ局長が、バイナンスによる2023年の和解合意の順守状況を精査していると明らかにした。イラン制裁違反の可能性を巡る捜査が続く中、違反が認められれば訴追の再開や追加罰金につながる可能性がある。
08:10
スタークネット、L1化を検討|STRKトークンは今週約70%高騰
スタークウェアのベン=サッソンCEOは、スタークネットが量子耐性の実現に向け、独自のレイヤー1化を含む選択肢を検討していると明らかにした。STRKは今週69.2%高騰した。
07:00
世界最大のXRP保有上場企業エバーノース、12日にナスダック上場へ
世界最大のXRP保有上場企業エバーノースは9日、アルマダとの事業統合を完了した。12日にナスダックで取引を開始する予定。
06:40
ジーキャッシュ、量子攻撃に備える署名命令 公開型アドレスに1月に追加計画
仮想通貨ジーキャッシュの開発者が、量子コンピュータに耐えるハッシュ型署名の検証命令を1月に追加する計画を公表した。有効化日は未定で、発行量の70.4%を占める公開アドレスが対象となる。
06:12
レジャーウォレット、推計136億円超の流出か 東南アジア販売店に販売停止要請
仮想通貨ハードウェアウォレット大手のレジャーは9日、東南アジアの購入者から資金を失ったとの報告を受け、販売店クリプトビリスに販売停止を要請した。調査者の1人は流出額を8,600万ドル超と推計したが、レジャーは流出額と原因を調査中。
05:50
ベッセント米財務長官、約10億ドルのイラン仮想通貨を今週にも押収と発言「所在は把握」
ベッセント米財務長官は8日、10億ドル相当のイランの仮想通貨を今週にも押収する可能性が高いと明かした。押収対象の銘柄や方法は明らかにしていない。米政府関連のウォレットは今週、2,440億円相当を移動した。
05:00
サム・アルトマン氏出資のビットコイン生保、60億円相当調達 富裕層で需要増
世界初のビットコイン建て生命保険会社ミーンワイル(Meanwhile)が、ベイン・キャピタル・クリプト主導で3750万ドルを調達した。累計調達額は1.8億ドルを超え、アジア・欧州・中東の富裕層向け需要の拡大が背景にある。
10/09 金曜日
17:57
ビットコイン短期保有者、含み損での取引所送金が6月以来最大=クリプトクアント
オンチェーン分析企業クリプトクアントによると、ビットコインの短期保有者が24時間で4万5,600BTCを取引所へ送り、うち2万9,100BTCが損失状態だった。米政府の送金を下落の契機としつつ、含み益の積み上がりを本質的な要因とみる。
17:50
ソニーや三井物産ら4氏が語る、実業資産をトークン化する狙い
ソニーグループ、三井物産、Toyota Blockchain Lab、OP Labsの4氏が登壇。エンタメIP、貴金属・不動産、ST社債の事例から、実業資産をオンチェーン化する狙いと顧客とのつながり方を語った。
16:18
ビットコイン、利益確定が年内2番目の規模に 1日約10.3億ドル=サンティメント
オンチェーン分析企業サンティメントによると、ビットコインの実現利益が1日で約10.3億ドルに達し、2026年で2番目の規模となった。8万7000ドル超えまでの上昇を受けた利益確定の集中が、短期的な売り圧力として意識される。
15:42
シトリニ・リサーチ、伝統金融と仮想通貨の「壁」が崩れ始めたと指摘
米調査会社シトリニ・リサーチは8日、伝統金融と仮想通貨を隔てる壁が崩れ始めたとするレポートを公開した。AIエージェントの普及と株式・国債のトークン化を契機に挙げ、SEC特例やハイパーリキッドの事例から投資家の論点を整理する。
14:40
量子攻撃受け得るビットコイン、現在供給量の31.2%に増加=グラスノード
グラスノード共同創業者は8日、公開鍵がオンチェーンで露出したビットコインが626万BTC(供給の31.2%)に上ると集計した。量子コンピューターへの備えとして資産移行を求める声が出るなか、取引所や政府保有分ごとの露出割合も示した。
14:30
トークン化株式の保有者は何を持つか Backpack共同創業者らが解説
トークン化株式の保有者は何を持つのか。ApyxとBackpackがThe Great Rotationで登壇し、米国法の下での権利の中身や原株への交換、24時間取引といった利点を語った。
13:45
JPYC、公取委に情報提供──「決済導入店の割引は消費者利益」
JPYCは9日、ステーブルコイン決済の登場を踏まえ、9月14日に公正取引委員会へキャッシュレス決済市場の競争環境を情報提供したことを明らかにした。導入店の割引・送料無料と加盟店規約の関係についての考え方も公表した。
13:30
ネットフリックス、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編公開 
Netflixは10月8日、FTX破綻を描く新作ドラマ「アルトリスト」の予告編を公開した。FTXの元CEO、サム・バンクマン=フリード氏とキャロライン・エリソンの関係を軸にした全8話で、配信は11月19日に予定されている。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧