CoinPostで今最も読まれています

米FRBパウエル議長「ステーブルコインは中央銀行が監督する必要がある」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米ステーブルコイン規制

米連邦準備理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は21日の公聴会で、暗号資産(仮想通貨)ステーブルコインの発行・利用には中央銀行による強固な監督が必要だとの見解を示した。

FRBは、決済利用されるステーブルコインは「通貨の1つ」だと考えていると説明。そして、通貨における信頼の究極の源は中銀であると話している。パウエル議長は、中銀の役割を弱め、州レベルで民間の通貨が数多く作られるのは誤りであると語った。

米国では国家レベルの仮想通貨規制が現在もなく、今は規制の整備を進めている。ステーブルコンについては今月、超党派ステーブルコイン草案の最新版が公開。最新版ではステーブルコインの発行要件を策定する主要な規制当局として中銀が挙げられているが、州の規制当局がトークンを発行する企業を監督できるようにすることは前回の草案から変わっていなかった。

関連米国の超党派ステーブルコイン草案、最新版が公開

これから米国のステーブルコイン規制では、中銀と州当局の権限のバランスも議論されていくとみられる。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

仮想通貨について

パウエル議長は公聴会で、仮想通貨についても語った。議員から「仮想通貨は資産として、米経済に影響力を持っていると思うか」との問いに、「ある程度は影響力を持っていると感じる」と回答している。

そして、米中銀のメンバーは、仮想通貨規制の法律について、両党の議員と議論を行なったとも述べた。

ほかにもパウエル議長は、中銀デジタル通貨(CBDC)である「デジタルドル」について、実際に発行するかを判断するまでには時間がかかるとも話している。

関連中央銀行デジタル通貨(CBDC)とは|ビットコインとの違いと主なメリット

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/06 水曜日
12:23
ビットコイン45000ドルまで大幅続伸、「ビットコインETF」巡るSECの動きに高い関心
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが45000ドルまで急騰した。ブラックロックや米SEC(証券取引委員会)を巡る動きを受け、ビットコイン現物ETFの承認思惑が加速している。
12:00
ビットコインマイニング企業Riot、マイニングマシンを6万台以上発注
米上場仮想通貨マイニング企業Riotは、MicroBTに6万台以上の最新ビットコインマイニングマシンを発注した。これまで最大規模の注文となる。
10:50
自民党主導の「デジタル先端金融議連」、ビットフライヤー等も参加
自民党がデジタル先端金融議員連盟を発足。暗号資産(仮想通貨)交換業者のビットフライヤー、コインチェックが参加。金融DX推進、Web3技術活用で現行制度の課題克服を目指す。グローバルな金融革新の状況を解説
10:30
新作Web3ゲーム「Apeiron」、Sky MavisのRoninチェーンに登場へ
アクシーインフィニティの開発スタジオSky Mavisはゲーム開発企業Fooni Magusとの提携を発表。新ゲーム「Apeiron」をRoninチェーンで展開する。
09:45
仮想通貨法人税制、2024年度も見直しへ
自民・公明の与党は、2024年度に向けた税制調査会を開催し、各省庁から出されている税制改正要望を査定。仮想通貨の法人税制を見直すことが決定したという。
08:40
ビットコイン続伸でマラソンなど仮想通貨関連株も続伸
主要な仮想通貨関連株はビットコインが44,000ドルに続伸したことを受け、6日にも続伸した。伝統金融では昨夜は10月の米求人件数データが発表され、労働市場が冷え込みつつあることが再び示されている。
08:05
IBM、仮想通貨向けコールド・ストレージ技術を発表
IBMは、仮想通貨などのデジタル資産向けの新たなコールド・ストレージ・ソリューションを発表。リップル傘下のMetacoらと協業し、このソリューションを開発したという。
07:30
コインベース、TikTokやインスタで仮想通貨送金無料に
米国の大手仮想通貨取引所コインベースは、世界で最も利用される通信・SNSアプリを通じて顧客同士が無料で仮想通貨を送金できる新サービスを導入した。
06:25
ブラックロック、ビットコインETF申請で10万ドルのシード資金調達
米資産運用大手ブラックロックの現物仮想通貨ビットコインETFの上場申請について、流動性提供のためのシードファンディングを10万ドル受けたことが判明した。
06:05
米SEC、グレースケールのイーサリアムETF上場申請の可否判断を延期
米SECは5日、グレースケールの仮想通貨現物イーサリアムETF上場申請の可否判断を延期した。今年中にビットコイン・イーサリアムのETF申請に対するSECの承認はされない見込みだ。
12/05 火曜日
19:46
「事業者向けのNFT活用法とは?」web3メディア経営者2名が動画解説|WebX STUDIO
動画コンテンツ紹介 新たにリブランディングした「WebX STUDIO(旧:CONNECTV)」。 「WebX STUDIO」第三弾では、CoinPost代表の各務貴仁と、あた…
18:25
ブラックロックらビットコインETF申請書の修正版提出
ブラックロックとビットワイズが暗号資産(仮想通貨)ビットコインの現物ETFの修正申請をSECに提出。SECの一斉承認に向けた準備と憶測が広がる。新しい監視・マネーロンダリング防止措置など、類似点の指摘も。
16:27
イーサリアムベースのDigiFT、RWA市場展開に向けシンガポールでライセンス取得
イーサリアムブロックチェーン上で展開するDigiFTがシンガポールでCMSライセンスを取得。デジタル証券とRWAトークン化により、革新的かつ安全な金融サービスの提供を目指す。ブロックチェーンと金融の融合が深化する。
13:58
「証拠不十分で仮想通貨企業を提訴した疑い」米連邦判事、SECに理由開示命令を下す
米連邦地方裁判所のロバート・シェルビー判事は、米証券取引委員会に対し仮想通貨企業DEBT Boxの資産凍結について、誤解を招きかねない不十分な証拠提示で提訴に踏み切ったと指摘。理由を説明するよう命じた。
12:15
ブラジル最大手銀行イタウ、ビットコインなど仮想通貨取引サービス開始
ブラジル最大手銀行イタウ・ウニバンコは仮想通貨の取引サービスを開始した。まずビットコインとイーサリアムを取り扱うとしている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア