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ビットコイン11.8万ドル突破も売り圧力低下、長期保有者は静観か=グラスノード

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

売り圧力大幅減少

ビットコインが11万8,000ドルの史上最高値を更新したにもかかわらず、長期保有者の利益確定売りは限定的な状況が続いている模様。グラスノードが7月11日に発表した分析によると、長期保有者未実現損益(LTH-NUPL)は0.69で、過熱域である0.75を下回っている。前回のサイクルで0.75を上回った日数が228日だったのに対し、今回は約30日にとどまっているという。

長期保有者未実現損益(LTH-NUPL)は、グラスノードが提供するビットコインの分析指標で、長期保有者(通常1年以上保有するアドレス)が保有するコインの未実現利益または損失の割合を示す。現在の市場価格と各コインの取得価格の差を基に計算され、値が正なら利益、負なら損失を表す。この指標は、市場のセンチメントや価格サイクルの段階(例:強気、弱気、過熱など)を把握するのに役立ち、長期保有者の行動傾向や市場心理を分析するための重要なツールである。

また、売り圧力の減少は取引所への流入量からも確認できる。クリプトクアントの11日分析では、ビットコイン(BTC)の1日あたり取引所流入量が1万8,000 BTCまで減少し、2015年4月以来の最低水準となった。11月26日にビットコインが初めて10万ドルに接近した際は8万1,000 BTCの流入があったが、現在は大幅に減少している。

大口保有者による売り圧力も著しく低下している。100BTC以上の大口送金による1日あたり取引所流入量は、2024年11月26日の6万2,000BTCから現在は7,000BTCまで減少した。クリプトクアントによると、大口保有者からの取引所送金減少は売り圧力の低下を示す重要な指標だ。

関連:アルトシーズン期待強まる、ビットコインATH更新で上昇の兆し=Swissblock分析

アルトコイン市場

アルトコイン市場でも同様の傾向が見られる。イーサリアム(ETH)の1日あたり取引所流入量は58万4,000 ETHで、2024年10月以来の最低水準となった。2025年2月の157万 ETHから大幅に減少しており、この流入量減少は4月初旬からのイーサリアム87%上昇と同時期に発生している。

XRPでは更に顕著な変化が現れている。バイナンスへの流入量は現在400万 XRPで、2024年11月23日のピーク時100億 XRPから激減した。当時XRPは約3週間で0.50ドルから1.40ドルまで急騰していた。大口保有者による取引所流入も2月の11億XRPから現在は1億6,900万 XRPまで85%減少している。

アルトコイン全体の取引所流入取引数も低水準で推移している。クリプトクアントによると、現在の1日あたりアルトコイン流入取引数は2万1,000件で、2024年3月と12月の12万件ピーク時と比べて大幅に減少した。通常、アルトコイン流入取引数は市場上昇後の利益確定売りで急増し、短期的な価格天井と一致する傾向がある。現在の低水準は市場の売り圧力が限定的であることを示唆している。

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