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Sui DEX「Momentum」、11月上旬にTGE予定 累積取引量250億ドル超でエコシステム基盤化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Momentumとは

SUI基盤の分散型取引所(DEX)「Momentum」は、2025年3月のベータローンチから約7ヶ月で預かり資産総額(TVL)が550百万ドル(約780億円)に達した。

累積取引量250億ドルに達し、ve(3,3)モデルを活用したガバナンスシステム「veMMT」が流動性の安定化に寄与している。11月上旬のトークン生成イベント(TGE)で独自トークン「MMT」を発行し、クロスチェーン拡張や実物資産(RWA)統合を加速させる方針だ。

DeFi流動性課題に挑む

Momentumは、DeFiの短期インセンティブ依存による流動性不安定を解決するため、Suiのセキュリティウォレット「MSafe」開発チームが主導して2025年初頭に立ち上げた。

アジア拠点のエンジニアと金融専門家が中心となり、伝統市場の知見をMove言語ベースのSuiエコシステムに融合。総額1000万ドル超の資金調達をCoinbase Ventures、Jump Crypto、OKX Ventures、Sui Foundationらから集め、3月のローンチを実現した。

プロジェクトの目標は、効率的な流動性設計、RWA対応のコンポーザビリティ、ステーキング・ガバナンスを通じた持続可能性の3点に絞られる。ローンチ直後からWormholeやDeepBookとの統合を進め、SuiのTVL成長(2023年末から2025年1月までに1261%増)を支えるインフラとして機能している。

ローンチ後、MomentumはSui上で日次取引量1億ドル超を記録し、競合のCetusを上回るシェアを獲得。7月にはEVM・SolanaプロジェクトのSui流入をWormholeブリッジで促進し、TVLを150百万ドル以上に押し上げた。

提携面では、Sui Foundationのイベント共催、BuiidlPadのステーキングキャンペーン、Slush Wallet・Backpack・OKX Walletの統合がユーザー拡大を後押し。10月31日にはBinance WalletでPre-TGEパブリックセールを開催、ユーザー1人あたり最大3 BNBの購読上限で100% TGE解除を条件に実施した。

セキュリティ面では複数監査をクリアし、エクスプロイトゼロの運用実績を維持する。

主な特徴

Momentumの特徴は、ve(3,3)モデルを基盤としたveMMTガバナンスだ。MMTトークンをロックすることで投票権を得、支持プールからの取引手数料を還元する仕組みが、短期投機を抑制し長期流動性を促進する。

AMMインターフェースはDeepBookオーダーブックと連携し、低スリッページ・低手数料を実現。LayerZero経由のクロスチェーン対応でSolana・EVM資産をSuiに橋渡しする。

機関向けの「Momentum X」機能はKYC・ホワイトリストを備え、RWAトークン化をサポート。SuiのMove言語による並列処理で高速トランザクションを確保し、多層セキュリティ(マルチシグ・リアルタイム監視)が強みとなる。UIはモバイルファーストで日本語対応を進め、日本市場のアクセシビリティを向上させる。

UniswapやCetusの報酬変動依存に対し、MomentumのveMMTは投票者利益を直接連動させ、流動性流出を20-30%低減。Velodrome系veDEXよりRWA・コンプライアンスレイヤーを強化し、PancakeSwapのクロスチェーン孤立をMMT統一ガバナンスで解消するという。

今後の展望

TGE後には、veMMT投票キャンペーンを定期開催し、コミュニティ主導の報酬配分を本格化する見込み。

日本・韓国を優先市場にローカライズを進め、2026年までにクロスチェーン流動性エンジンとしてDeFiの基盤を強化する計画。総供給量10億MMTの20.41%をTGEで解除、チーム・投資家分は48ヶ月ロックで透明性を確保することを目指す。

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