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ビットコイン弱気相場続くか、米イランの緊張緩和で反発可能性も=クリプトクアント

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • クジラの保有量、1年で約18万8,000BTC減少
  • イラン情勢緩和で7.15万〜8.12万ドルへの反発予測

ETFによる購入加速も需要縮小

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは1日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)現物市場の縮小が続いており、現在も弱気相場が続いていることが示されると分析した。

また、地政学的緊張の緩和があった場合には、短期的に価格を上昇させるプラス要因となる可能性があるとも述べる。

クリプトクアントは、ETF(上場投資選択)やストラテジー社による購入が加速しているにもかかわらず、ビットコイン現物に対する需要は依然として大幅に縮小していると指摘した。

ETFを通じた30日間購入量は2026年3月に急増し、約50,000 BTCに達した。これは2025年10月以来の最高水準だ。ビットコイン・トレジャリー企業最大手のストラテジー社による30日間の買い増し量も約44,000 BTCで高水準を維持している。

関連:ビットコイン財務企業の活動が急低下、ストラテジー社に一極集中=クリプトクアント

出典:クリプトクアント

しかし、3月末時点の30日間の見かけ上の需要(ビットコイン採掘量と長期保有者により保管されているBTCの変化を比較したもの)の増加率は-63,000 BTCである。市場全体の売り圧力が機関投資家の買い増しを上回っていることを示す。

さらに、1,000~10,000 BTCを保有するクジラ(大口投資家)は売り越しに転じている。

クジラの保有量の1年間の変化を見ると、2024年の強気相場のピーク時の約+20万BTCから、現在では約-18万8,000BTCへと大きくマイナスに転じているところだ。クリプトクアントは、これはクジラによる過去最大級の売却サイクルの一つだと指摘する。

中規模保有者(100~1,000BTCを保有)についても、2025年11月以降は保有量の増加ペースが鈍化している。

小規模保有者は、1年間で依然として純増を維持しているものの、BTC保有量の伸びは2025年10月の約100万BTCから現在では42万9,000BTCへと半分以下になっており、この層からの買い支えが急速に弱まっていることを示す。

さらに、市場を牽引する米国における需要も弱まっている。米国投資家による需要を示すコインベース・プレミアム(コインベースにおけるBTC価格が相対的に高くなること)は継続的にマイナスとなっている。

クリプトクアントはこれを踏まえ、ビットコイン価格が6万5,000ドル~7万ドルの範囲まで下落しているにもかかわらず、米国の投資家は大規模な市場参入を行っていないと指摘。他のオンチェーン指標でも見られる広範な需要縮小と一致した動きだと続けた。

関連:ビットコイン、第1四半期は2018年以来の下落率 ショートETF残高急増も底打ちの兆候か

地政学的緊張緩和で、どこまで反発?

クリプトクアントは一方で、マクロ経済状況が改善した場合、特に米国とイラン間の緊張緩和が進めば、ビットコイン価格は短期的に71,500ドル~81,200ドルまで反発する可能性があると予想している。

この水準は、抵抗線の下限ラインとトレーダーオンチェーン実現価格(ビットコイン保有者の平均取得コストの間に相当するもので、弱気相場における反発の上限となっている。

ビットコインは現在、これらの両水準を下回って取引されているところだ。クリプトクアントは、現在も弱気相場の構造が続いていることを示すと結論した。

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