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ビットコイン上昇は利益確定売りと米国での需要低迷により抑制=クリプトクアント分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 200日移動平均線の抵抗線に到達、利益確定売りが急増
  • 米コインベースのプレミアムが低下、投機主導の上昇に警戒

「BTCは主要な抵抗線に到達」

暗号資産(仮想通貨)分析企業のクリプトクアントは5月13日、週間市場レポートを発表。ビットコイン(BTC)の上昇は、利益確定売りと米国における需要の低迷により抑制されていると分析した。

ビットコインは5月に入ってから一時、4月の安値から37%上昇した後、弱気相場における大きな抵抗線である200日移動平均線(82,400ドル)に到達した。

クリプトクアントは、これは2022年3月と類似していると指摘。当時もビットコインは200日移動平均線に到達する前に43%上昇しその後は下落に転じていた。そうした動きが繰り返されるのか注目されると示唆している。

出典:クリプトクアント

トレーダーの未実現利益(含み益)率は2026年5月5日に17.7%に達し、2025年6月以来の最高値を記録した。保有者が売却を加速させるインセンティブが高まっており、売り圧リスクが上昇していることを示す。この状況も2022年3月と同様だ。

また、1日の実現利益(利益確定)は5月4日に14,600 BTCに急増。過去データでは、こうした規模で利益が急増した場合、新たに利益を得た短期保有者が価格上昇局面で売却を加速させる傾向があった。

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クリプトクアントは、米国投資家の需要が減速しているとも分析している。コインベースにおけるビットコイン価格プレミアムは4月下旬にマイナスに転じ、その後もマイナス圏にとどまっている。今回の上昇局面で、米国の広い機関投資家の確信が不足している可能性を示唆する状態だ。

過去データではコインベースのプレミアムが持続していることが、持続的な価格上昇の前提条件となっていた。

また、ビットコイン現物における見かけ上の需要(実際に市場でどれだけBTCが吸収されているかをデータから推定した指標)減少は、4月の-91,000 BTCから-11,000 BTCへと縮小した。改善傾向にあるものの依然としてマイナス圏だ。

出典:クリプトクアント

クリプトクアントは、今回のビットコインへの需要の伸びは現物取引よりもむしろ、投機的な永久先物ポジションによるものだとも述べた。投機的な需要(紫色の領域)が弱まると、価格上昇が失速する可能性があるとしている。

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歴史的には、持続的な価格上昇は、投機需要と現物需要の両方によって牽引されるものだったとも続けた。

また、もし今後、価格調整局面が到来した場合には、主なサポートレベルは7万ドル付近だと予想した。これは短期保有者・トレーダー層が、平均してどの価格でBTCを取得したかを示す「トレーダーのオンチェーン実現価格」の水準である。

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