- ブータン、今年だけで約362億円分のBTCを売却
- 残高は約396億円相当、月78.5億円ペースで減少中
年内売却総額は約362億円に達する
ブロックチェーン分析会社のアーカム・インテリジェンス(Arkham Intelligence)は12日、ブータン王国政府が保有ウォレットから100BTC(約810万ドル、約12.7億円)を移動させたと報告した。同社によると、現在の売却ペースが続いた場合、9月末までに保有残高がゼロになる可能性があるという。
アーカムが同日公開した追加データによると、ブータン政府の2026年年初来の売却総額は2億3,039万ドル(約362億円)に達し、残存保有量は約2億5,200万ドル(約396億円)相当。月平均の売却額は約5,000万ドル(約78.5億円)に達しており、現時点のビットコイン価格を前提に全保有分を売却した場合、オンチェーン上の利益は7億6,700万ドル(約1,204億円)を超える見込みだ。
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ブータン王国政府が10日に250BTCのビットコインを新規ウォレットに移動。オンチェーンデータから売却意図の可能性が指摘される中、今年の送出総額は2.3億ドルを超えている。
ブータンの仮想通貨保有は、国営投資会社ドゥルック・ホールディング・アンド・インベストメンツ(Druk Holding and Investments、DHI)が管理する。同国は余剰水力発電電力を活用してビットコインをマイニングし、2024年後半にはピーク時で約1万3,000BTCを保有していた。
採掘コストが実質ゼロに近いため、売却益はほぼ全額が純利益となる。売却先はシンガポールの取引会社QCPキャピタル(QCP Capital)などで、市場への急激な影響を避けるため分割売却が続けられてきた。
今回の売却が注目を集める背景には、ブータン政府が2024年12月に発表した「ゲレプー・マインドフルネス・シティ(Gelephu Mindfulness City)」構想がある。同プロジェクトへの資金拠出として最大1万BTCを充当するとの誓約が掲げられていたが、現在の保有残高はその条件を大幅に下回っている。
また、直近1年以上にわたり主要ウォレットへの大規模な入金が確認されておらず、マイニング事業が停止または縮小された可能性もある。
ブータンは依然として世界第7位の仮想通貨保有国とされているが、他の主要な機関・国家投資家がビットコインを積み増す中で、数少ない主要売り手として市場の注目を集めている。
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