WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ロビンフッドCEO、「仮想通貨の未来は現実資産にある」 独自チェーンで布石

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ミームコインよりRWAトークン化が成長牽引とCEOが主張
  • AIエージェントで個人に機関水準の取引環境提供へ

金融市場を支えるインフラへと進化

米暗号資産(仮想通貨)・株式投資大手「ロビンフッド」のウラジミール・テネフCEOは2日、米CNBCのインタビューで、「仮想通貨の未来は現実資産(RWA)のトークン化にある」との見解を示した。「実用性に裏付けられていない資産は生産的とは言えない」と述べ、次々とミームコインを生み出すよりも、現実資産のトークン化こそが今後の仮想通貨市場の成長を牽引する原動力となると語った。

テネフ氏は「仮想通貨は金融市場、中でも現実世界資産を支えるインフラへと進化している」と指摘。現在、伝統的な金融システム上で取引されているあらゆる資産は、最終的にオンチェーンでトークン化されると見ており、ロビンフッドも株式、先物、未公開株(プライベート資産)など金融資産のトークン化に注力していると述べた。

同氏は、トークン化の流れを「誰にも止めることのできない列車」にたとえ、仮想通貨と伝統的金融の融合は、今後ますます加速していくと強調。以下のようにまとめた。

今後の仮想通貨市場の成長を牽引するのは、暗号技術を活用した、実体的な価値と本質的な実用性を備えた現実資産になるだろう。

ロビンフッドのトークン化戦略

ロビンフッドは1日、ロンドンで開催された大規模イベント「The World is Flat」で、製品の大規模アップデートを発表した。最大の注目ポイントの一つが「Stock Tokens(トークン化株式)」のグローバル展開であり、それを可能にする「ロビンフッドチェーン」のメインネット正式ローンチだ。

トークン化株式は、ロビンフッドウォレットを通じて120カ国超で利用可能で、ユニスワップなど複数の分散型取引所で現物取引ができる。ただし当面の間、米国では利用不可で、カナダ・英国・スイス・UAE・制裁対象地域などでは利用制限の対象となる。

トークン化株式は自社開発のロビンフッドチェーン上で展開される。同チェーンは、アービトラムのオービット技術を基盤とするイーサリアムレイヤー2ネットワークで、今年2月にテストネットを公開していた。パーミッションレスかつAIネイティブな設計となっており、AIエージェントによるチェーン上の直接取引が可能だという。また、現実資産に特化して設計されたとロビンフッドは説明している。

ただし、トークン化株式はロビンフッド・アセットが発行するトークン化された債務証券であり、原資産となる株式への経済的エクスポージャーを提供するが、原資産株式に関する法的権利や実質的な権利を付与するものではない。

テネフ氏は、トークン化により現実資産を細分化して取引可能になることで、これまで手が届きにくかった個人投資家にも機会が広がると指摘し、「投資の民主化」が始まると主張してきた。今回のインタビューでも、同氏はロビンフッドのミッションとして「所有すること」の重要性を改めて強調するとともに、株式や現実資産における「所有の分散化」を進めることで、「安定し、自由で、繁栄する社会」を築けるとの信念を語った。

関連記事:ロビンフッドチェーン正式公開、トークン化株式を120カ国超に提供

ロビンフッドが独自L2チェーン「ロビンフッドチェーン」のメインネットを正式公開。チェーンリンクをオラクルに採用し、NVDAやAAPL等のトークン化株を120カ国超のユーザーに提供。

AIエージェントが個人投資家を支援

今回のインタビューでテネフ氏は、AIエージェントが近い将来、人間のトレーダーと同等の能力を持つようになるとの見通しを示した。

「エージェント型AIによる取引の究極形は、人間が実行できるあらゆる取引をAIエージェントが代行できるようにすることだ」と説明。機関投資家によるプログラム取引では、すでに多くの売買が自動化されAIによって駆動している一方、その高度な取引技術は個人投資家には開放されてこなかったと指摘した。

その上で、「ロビンフッドの目標は、個人投資家にも高頻度取引を行う機関投資家と同等のツールや計算能力、取引能力を提供することだ」と言及。これは同社がミッションとして掲げる「全ての人に対する金融の民主化」をAIの領域へと拡張する新たな試みでもある。

ロビンフッドは今年5月、ユーザーが外部のAIエージェントを自身の口座に接続し、自動取引を実行できる「自律型AI取引機能を発表している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/02 金曜日
06:45
イーサリアム財団、AI利用料を匿名で支払う新技術「zkAPI」始動
イーサリアム財団は、ブテリン氏らが設計した匿名決済技術「zkAPI」をメインネットで稼働させた。ゼロ知識証明により決済層と提供者の双方が身元や内容を把握できない仕組みだ。
06:25
XRPトレジャリー企業エバーノース、8日にナスダック上場見込み
エバーノースとアルマダ・アクイジション・コープIIの株主が事業統合を承認し、10月8日にナスダックで「XRPN」として上場する見通しとなり、投資家は規制された枠組みでXRPへのエクスポージャーを得られるようになる。
06:10
NEARインテンツが一時停止、約6億円の不正流出判明
NEARインテンツが10月1日、セキュリティ事案を受けてサービスを停止し、約380万ドル相当の資産不正流出が判明した。流出資金は全額補償予定で、NEAR現物ETFの価格にも影響が出ている。
05:50
米SEC、仮想通貨保管巡る新規則案を公表──数兆ドル規模市場に適法な道筋
米SECが仮想通貨の保管に関する新規則案を公表した。投資顧問会社やファンドが仮想通貨関連の助言・運用を提供しやすくなり、投資家の選択肢拡大にもつながる内容だ。
05:00
シティ、ビットコイン価格目標を11.3万ドルへ上方修正──今後12カ月の見通し
シティグループは仮想通貨ビットコインとイーサリアムの目標値を引き上げた。目標はそれぞれ11万3000ドル、3028ドルとなり、仮想通貨市場への資金流入が再加速するとの見方を示した。
10/01 木曜日
17:41
ビットコイン短期保有者の含み益、13.7%に縮小=アナリスト
ビットコインの短期保有者の平均含み益は13.7%となり、前週の15.4%から縮小した。取得単価(実現価格)は7.37万ドルに上昇した。BTC価格は8.37万ドルで、取得単価を約14%上回る。長期保有者の取得単価は4.88万ドルに低下した。
16:30
SBIグループ、ビットバンクの完全子会社化を完了
暗号資産取引所ビットバンクは10月1日、SBIホールディングスによる完全子会社化が完了したと発表した。MIXIとセレスからの自己株式取得で一連の取引を終えた。廣末紀之CEOは続投し、SBI VCトレードの近藤智彦社長が取締役に就く。
15:41
ビットコイン現物需要なお弱く ETFは9月下旬から2.8万BTC増=アナリスト
ビットコインの見かけの需要はマイナス11.25万BTCで、依然として弱い。9月20日から約9.5万BTC改善し、その間にETFが約2.8万BTCを積み増した。CryptoQuantのアナリストDarkfost氏は、需要を探る下落が起きる可能性に言及した。
15:04
ソラナ・カンパニー、約24億円を調達 自社株買いやSOL取得に充当
ソラナ(SOL)を保有する米上場企業ソラナ・カンパニーが、機関投資家1社から約1,500万ドル(約24億円)を調達する。発行価格は1株あたり純資産価値(NAV)を5%上回る水準。資金は自社株買いのほか、株主にとって魅力的と判断すればSOLの追加取得にも充てる。
14:06
ビットコイン政策研究所、MSCIの指数除外案に撤回要求
米ビットコイン政策研究所は、MSCIが8月に示した「非事業会社」の指数除外案について撤回を求めるレポートを公表した。「事業資産」の定義が曖昧で、ビットコインを保有するトレジャリー企業が標的になっていると指摘する。
13:30
仮想通貨投資商品に年初来最大の週間流入、約5600億円=コインシェアーズ
コインシェアーズは、先週の世界の仮想通貨投資商品への流入額が35.5億ドルと年初来最大になったと報告した。ビットコインが牽引し、地域別では米国からの資金が大半を占めた。
11:55
エルサルバドルでステーブルコイン送金アプリ始動、ビットコイン局は報道に反論
エルサルバドルとモドヴェオンは、ステーブルコインを活用した送金もできるSivarをローンチしたことを発表。一方、ビットコイン・オフィスは、政府は仮想通貨やステーブルコインのウォレットを運営する計画はないと述べている。
11:25
米CFTC、予測市場イベント契約めぐる規則2件をホワイトハウスに提出
米CFTCは、予測市場のイベント契約を「スワップ」に含める提案規則とカジノ型ギャンブル商品を除外する規則の2件をOIRAに提出。州との管轄争いが背景にある。
10:57
メタマスク、セキュリティ事案でバリデーターの予防的退出を開始
メタマスクは9月30日、インフラの一部に影響するセキュリティインシデントに対応中と公表した。予防措置としてステーキング事業で影響を受けたバリデーターを退出させる。Lidoによると、同プロトコル上の退出は10月7日までに完了する見込み。
10:00
ビットワイズCIO、クラリティー法案頓挫は追い風 SECの迅速対応を評価
ビットワイズのホーガンCIOは、米上院でクラリティー法案が頓挫した後もビットコインなど仮想通貨相場が上昇した理由を分析。ステーブルコインや取引所、トークン化、収益型トークンの4分野を恩恵先に挙げ、SECの迅速な規制対応を評価した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧