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オンド、ブラックロックの投資戦略をトークン化した新商品をローンチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 米国の投資家は取引不可
  • DeFiでトークンを利用することも可能

投資戦略をトークン化

現実資産(RWA)のトークン化に取り組む大手企業オンド・ファイナンス(以下、オンド)は24日、投資のプロが構築したポートフォリオに投資できる新たなオンチェーン金融商品「オンド・インテリジェント・ポートフォリオ(Ondo Intelligent Portfolios)」を発表した。

それぞれのポートフォリオを1つの移転可能なトークンにして投資できるようにし、条件を満たす米国外の投資家(米国以外にも法域制限あり)に提供。最初にローンチした3つのポートフォリオは、米資産運用大手ブラックロックがオンドのために構築した投資戦略に基づいて設計されている。

RWAとは

「Real World Asset」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。

オンドは発表で、富を築くための一般的な長期の分散投資においては、どの資産に投資すべきか、投資する資産の割合をどうすべきか、いつ割合を調整すべきかなどの継続的な判断が必要になると説明。一方で、そのための時間やツールを多くの人々は持ち合わせていないと指摘している。

その上で、オンド・インテリジェント・ポートフォリオは、その課題を解決する商品であると説明。機関投資家レベルのポートフォリオ構築のアプローチを1つのトークンとして提供し、投資に必要な継続的な作業を軽減することを目指すとした。

投資できるポートフォリオは、明確に定義された投資戦略に基づいており、プロが設計して構築。投資家は自身でポジションのバスケットを構築・維持する代わりに、プロが設計したポートフォリオへのエクスポージャーを持つことができるトークンを発行・償還するだけで済む。

エクスポージャーとは

投資家や機関の保有する金融資産のうち、価格変動リスクやカウンターパーティリスク等に直接さらされている金額や残高、比率のこと。

オンドは公式Xアカウントで、プロが資産を分散するように構築した戦略に投資するには、これまでは証券口座や従来のファンド構造が必要だったとも述べている。

その他の特徴

投資戦略を提供するのはブラックロックなどのサードパーティ企業とオンド。投資モデルの実装方法はオンドが決定し、ルールに基づいたリバランスもオンドが実行する。

また、投資モデルの実装はオンドのプロダクト内で行い、資産の配分などはスマートコントラクトで自動化することも大きな特徴。投資家は、それぞれの戦略を確認した上で、トークンの発行・償還を行う。

他にも、ブロックチェーン上のトークンだからこそ実現できる特徴があり、その中の1つが担保利用などでDeFi(分散型金融)と組み合わせられること。また、セルフカストディ型のウォレットを使用できること、リバランスの透明性が高いこと、24時間7日間アクセスができることも大きな特徴だ。

以下は、従来のETFやRWAヴォールト(Vault)とオンド・インテリジェント・ポートフォリオとの違いを示している。

オンド・インテリジェント・ポートフォリオの特徴

出典:オンド

関連記事:SBI、RWAトークン化大手オンドと提携 日本資産のトークン化やJPYSC活用などを検討

SBIは、RWAトークン化大手オンドとオンチェーン金融事業において戦略的提携を締結。日本の資産をトークン化してオンドのプラットフォームで提供することなど提携の計画を説明した。

最初の3商品について

オンドは、上述した最初の3つの商品がイーサリアム(ETH)とBNBチェーン上でローンチしたことも発表した。ブラックロックが考案した戦略に基づいたこれらの商品は、限定のオンチェーンポートフォリオである。

商品の1つ目は「Ondo High Income Powered by BlackRock」という名称で、ティッカーは「BLKHIon」。この商品は、複数の債券へのエクスポージャーを提供する。

2つ目は「Ondo Diversified Growth Powered by BlackRock」という名称で、ティッカーは「BLKDIGon」。特徴は、株式に約70%、債券とビットコイン(BTC)を含むオルタナティブ資産に約30%を配分して、リスクを抑えてバランスのとれた成長を狙うことだ。

3つ目の名称は「Ondo High Growth Powered by BlackRock」で、ティッカーは「BLKGRWon」。これは、株に約95%、ビットコインに約5%配分し、長期的に高めの利益を狙う商品である。

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