WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

EU当局、MiCA非準拠ステーブルコインのサービス終了を要請|事業是正期限は3カ月以内

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 公開したのは意見書で法的拘束力はない
  • 清算や出金、保管などの一部サービスは条件下で容認

仮想通貨規制を促進

EU(欧州連合)の規制監督機関である欧州証券市場監督局(ESMA)は8日、EUの暗号資産(仮想通貨)規制「MiCA」に準拠しないステーブルコインを含むサービスについて、監督上の期待を示す意見書を公開した。

MiCAの規制下にある暗号資産(仮想通貨)サービスプロバイダー(CASPs)は、MiCA非準拠のステーブルコインに関連するサービスをEUの顧客に提供することを終了していくべきであると主張。対象のサービスを可能な限り早く終了し、各国当局が求める残存エクスポージャーの是正期限を意見書の公開から3カ月以内(2027年1月8日まで)とすると述べている。

今回の内容は、ESMAの意見書であり法的拘束力を持つものではない。一方で、MiCAの施行を促進する意見書で影響力があり、意見書で個別の名称が挙げられていないがステーブルコイン時価総額1位のUSDTなどが非準拠であることから注目を集めている。

なお、ステーブルコインは厳密には、資産参照トークン(asset-referenced tokens:ARTs)や電子マネートークン(e-money tokens:EMTs)と表現される。

関連記事:JPモルガン「欧州のMiCA規制はUSDTに不利な影響を及ぼしかねない」

EUの仮想通貨規制MiCAがテザー社のUSDTに及ぼす影響について、JPモルガンの分析とテザー社の反論を解説。

終了対象となるステーブルコインのサービスは、MiCAで規定されている全範囲に及ぶとESMAは説明。例えば、取引プラットフォームの運営、交換サービス、注文の執行、投資のアドバイス、送金、カストディと管理、ポートフォリオ管理などを行うことが含まれるとした。

その上で、EU加盟各国の規制当局に対し、市場参加者がサービスを通じてMiCA非準拠のステーブルコインを保持せず、導入・提供もせず、顧客へのアクセスを促進しないように監督することを要請した。

また、他にも各国の規制当局に対して、EUにおける非準拠ステーブルコインの入手を防ぐために仮想通貨サービスプロバイダーが、技術的、契約的かつ組織的な管理を適切に実行するように監督することも求めている。

次の段階について

今後については、各国の規制当局によってステーブルコインの既存のエクスポージャーが保持されていることが特定された際に、できるだけ早く是正を行うように要請。この対応の期限を、意見書の公開から3カ月以内とした。

なお、ESMAは全てのサービスの完全停止を要請しているわけではなく、清算や交換、出金、送金、保管といった完全停止に向けた必要な事業については継続を認めている。一方で、このような事業を継続する場合は、期間に期限を設け、リスクに基づいて行うことを求めて、厳格な監督下に置くと説明した。

関連記事:欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定

欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。

なお、MiCAのステーブルコイン規制を巡る最近の動きでは今年の7月、欧州最大のフィンテック企業レボリュートがUSDTの取り扱いを2026年8月31日をもって終了すると発表したことが明らかになっている。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/09 金曜日
08:15
EU当局、MiCA非準拠ステーブルコインのサービス終了を要請
欧州証券市場監督局は、仮想通貨規制MiCAに非準拠のステーブルコインを含むサービスについて意見書を公開。法的拘束力はないが、USDTなどが非準拠であることから注目を集めている。
08:05
JPモルガン試算、仮想通貨流入は今年約500億ドル|第4四半期に勢い
JPモルガンは7日、仮想通貨への今年の資金流入が約500億ドルに達したと試算した。年率換算の約660億ドルは前年のペースの約半分だが、現物ETFと先物の増加で第4四半期に向けた流入の勢いが生まれているとしている。
07:50
米投資銀行、ビットコイン年末予想を9.7万ドルから10.9万ドルに引き上げ
米投資銀行TDコーウェンは8日、ビットコインの2026年末予想を約10.9万ドルに引き上げ、2029年までに28万ドルと見込んだ。ストラテジーの目標株価は260ドルに据え置き、希薄化が株主の利益を抑えるとみている。
07:10
SBI・マネーフォワード・メッシュ3社が新会社設立で基本合意、デジタル資産決済を簡素化へ
SBIホールディングス、米メッシュ・コネクト、マネーフォワードが7日、デジタル資産の購入・送金・決済を簡素化するための日本合弁会社設立で基本合意した。2026年までの設立を目指し、資本金は1億円、メッシュが60%を出資する予定だ。
06:50
2010年採掘のビットコインが16年ぶりに移動、現在13億円相当で価値が約28.6万倍増
2010年7月に採掘された100.02BTCのビットコインが約16年ぶりに移動した。移動時の価値は約830万ドルで、所有者は特定されていない。移動先で保有が続き、売却は確認されていない。
06:10
セキュリタイズ、ソラナでエヌビディアなど12銘柄の米国株トークンを提供──配当の権利も維持
セキュリタイズが9日、アップルやエヌビディアを含む12銘柄の米国株を1対1で裏付けたトークンをソラナ上で提供開始した。配当の権利を維持した設計で、ニューヨーク証券取引所が開発中の新市場でも取引される見込みだ。
05:50
米政府が1580億円相当ビットコインを移動、取引所入金は確認されず
米政府関連のウォレットが8日、ビットフィネックスハッキング事件の押収資金から約10億ドルのビットコインを新規アドレスへ移した。取引所への入金は記録されておらず、前日にはコインベース・プライムへの入金も確認された。
05:00
ギリシャ、個人の仮想通貨売買益に10%課税する法案──15%から低下
ギリシャ財務省は7日、個人の仮想通貨譲渡益に10%の税率で課税する規定を含む法案を意見公募に付した。課税年ごとに500ユーロまでの譲渡益は非課税とし、貸付やステーキングの収益も利子として10%で課税する。
10/08 木曜日
17:20
ビットコイン総需要がプラス転換 現物需要のマイナス幅9割縮小=アナリスト
クリプトクアントのアナリストDarkfost氏は8日、ビットコインの総需要が1万4,000BTC超とプラス圏に戻ったと指摘。現物需要は9月20日のマイナス20万7,000BTCからマイナス1万7,000BTCまで改善した。
16:52
ビットコイン、新規資金は上昇分の4割未満 現物も薄商い=グラスノード
グラスノードの週次レポートによると、ビットコインの直近の上昇は取引高が乏しく、新規資金は実現時価総額の増加分の4割未満にとどまった。オプション市場は強気に傾く一方、清算水準は価格の下方に集中している。
16:50
JPYSC運用の利回りは家計に届くか 流通・開発の担い手が語る現在地
SBI VCトレード近藤社長とStartale Japan手塚CEOが登壇。JPYSCの外部出庫は税制改正を前提に遅くとも2027年4月との見通しが示されたほか、約72億円のレンディング実績や米国の動向にも話が及んだ。
16:17
ムーディーズ、スカイに「B3」格付け ステーブルコインプロトコルで初
Sky Frontier財団は7日、ムーディーズがステーブルコインUSDSを手がけるSkyプロトコルに「B3」の格付けを付与したと発表した。同財団によると、ムーディーズがステーブルコインプロトコルを格付けするのは初めて。評価の中心となった準備金の水準とS&Pの過去評価を整理する。
15:27
大手銀行の牙城レバレッジETF融資にリップル社が進出=WSJ
米WSJは7日、リップル社のプライムブローカレッジ部門が、大手銀行の領域だったレバレッジETF向けのスワップ融資で存在感を高めていると報じた。同部門は8月に株式スワップ事業を始め、5月以降に融資枠と社債で最大4.75億ドルを確保した。
14:34
米ゲーム広告企業、メタプラネット傘下入りへ ゲーマーにビットコイン浸透狙う
米スーパーリーグは6日、メタプラネットが2,100BTCを拠出して同社を子会社化する取引への賛成を求める株主宛て書簡を公表した。ゲーム広告事業は続け、ゲーマー層へのBTC浸透も視野に入れる。16日の株主総会で採決する。
13:56
「数学的超知能」による秘密鍵復元リスクへの備え呼びかけ イーサリアム財団ドレイク氏
イーサリアム財団のドレイク氏が、AIの数学的進展でECDSA暗号が破られる事態に備えることを提言した。特に大口保有者には新アドレスへの冷静な移行を推奨している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧