ネム新通貨「Symbol(XYM)」国内取引所の対応一覧と注意点
ネムの新通貨Symbol、取引所対応リスト
暗号資産「ネム(XEM)」は、21年3月17日に大型アップデートを実施、新チェーントークンである「Symbol(XYM)」が誕生した。
これに先駆け20年9月、NEMグループ(NEM Group Ltd.:NGL)は、NEM保有者がSymbolを受け取る際に必要な「オプトイン」を開始した。
オプトインとは、ネム(XEM)保有者が新通貨XYMを受け取る「意思表明」を示す付与方式のことで、手続きの開始を意味する。
NEMグループは、19年7月にNEM財団、NEM Studios、NEM Ventures、Tech Bureau Holdingsからなるマイグレーション委員会を設立している。
仮想通貨取引所の対応方針について
取引所名 | 対応内容 |
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コインチェック *3/12時点 |
Coincheck(WEB)およびCoincheckアプリにおけるNEMの「購入」「売却」「送金」「受取」を再開。詳細:Coincheck Coincheckつみたて「毎日つみたてプラン」におけるNEMの積立:3月13日から |
bitFlyer *3/12時点 |
ネム(XEM)のオプトインに伴い、一時的に停止していた販売所での ネム(XEM)の売買を再開。Symbolの配布有無、配布方法などの詳細につきましても、確定次第ご案内いたします。 |
DMM Bitcoin *3/3時点 |
「スナップショット日の3月12日(金)(ブロック高:3,105,500)時点」において、お客様が保有されている「ネム(XEM)」ポジションの数量を記録保管いたします。「Symbol(XYM)」の取り扱い開始の際には、記録保管いたしましたネム(XEM)ポジション数量と同数量の「Symbol(XYM)」ポジションを、お客様のトレード口座に付与いたします。 付与するポジションは、「買いポジション」及び「売りポジション」の双方ともに、もれなく付与いたします。 |
Zaif |
*5/17時点 XYMの取引を開始。 関連:Zaif、国内初となるネムの新通貨「XYM」の板取引を開始 *5/31時点
XYMの入出金申請受付が6月1日に変更。 |
GMOコイン *3/12時点 |
販売所でのネム(XEM)の注文のみ、スナップショット取得後に流動性が確保できた段階でサービスを再開予定とさせていただいておりましたが、当社での流動性確保が可能な見込みとなったため、以下の日程にて販売所サービスでのネム(XEM)のご注文を再開させていただきます。 |
フォビジャパン *03/11時点 |
XEM(ネム/ゼム)保有者向けに行われるスナップショットに伴い、下記日程にてXEM(ネム/ゼム)の入出金を一時停止させていただきます。 【入出金停止日時】 2021年3月11日(木)19:00~ 【停止機能】 XEM(ネム/ゼム)の入出金 ※XEMの入出金の再開時間は、改めてお知らせいたします。 引き続きお客様の利益を最優先に考えた対応方針を検討しており、Symbol(XYM)の配布及びその方法など具体的な対応方法については、詳細が決まりましたら、お知らせいたします。 |
海外主要取引所の状況
取引所名 | 対応内容 |
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Huobi Global 3/20 |
Huobi Globalは新トークン「XYM」の付与を完成させた。入出金の開始時間は別途伝えるという。参考:Huobi Global |
バイナンス 4/14 |
バイナンスは「XYM」の出金開始日時を4月23日に延期。 |
XYMの特設ページ
大手仮想通貨データサイトCoinGeckoとCoinMarketCapがXYMの特設ページを追加したことがわかった。価格や取扱の取引所などの一部の情報が掲載されている。
Symbolロードマップ
21年3月時点のロードマップは、以下の通り。
関連:仮想通貨Symbol(シンボル)とは|初心者でもわかる重要ポイントと将来性
また、4月20日には開発のロードマップが公開された。
スナップショット(権利確定日時)の注意点
21年3月12日(金)、ブロック高:#3,105,500に到達した時点でスナップショットが実施される。事前告知では午前9時50分頃に予定されているが、スナップショットは時間ではなくブロック高に応じて行われる為、実際の時間は前後する可能性がある。
スナップショットを基準として、トークンホルダーのXEM保有量を保存、権利が確定する。NEM保有数に応じて、Symbolローンチと同時に1:1の比率で、新通貨の「XYM」が分配される仕組みだ。
オプトインはあくまで「意思表示」であり、スナップショット前に保有XEMを全て売却してしまうと、SymbolのXYMを受け取る権利は得られない点には注意したい。NEMグループによるストレステストはすでに終了し、メインネットのローンチが21年3月15日(月)頃に実施されることが発表された。
参考:NEM Symbolのオプトイン→スナップショット→ローンチまでを図解|トレスト
NEM公式サイトによれば、JavaScriptで記述されたクロスプラットフォームのライトウォレット「NEM Wallet」で対応する。
NEMウォレットでのオプトインは、モバイル版/Android版/iOS版、いずれでも可能。マルチシグアカウントのオプトインは、デスクトップウォレットで行うようアナウンスされている。
ウォレットに関して、先日デスクトップウォレットとモバイルウォレットの最新版がリリースされた。通常利用者向けではない開発者モード限定だが、デスクトップウォレットはテスト用にハードウェアウォレットの「Ledger Nano S」と「Ledger Nano X」に対応するという。
また、オプトインを自身で対応することに不安を覚えるトークン保有者は、対応を表明する日本の暗号資産(仮想通貨)取引所でもXYMの受け取り申請を代理で行なってもらえる。
なお、新たなブロックチェーン及び新トークンはSymbol(XYM)として誕生するが、既存のNEMブロックチェーン「NIS1」も継続して稼働する。
ウォレット情報
*3月18日に、LedgerはLedger Nano XとNano SでXYMへの対応が開始したことを発表した。
同日に、NEM側はSymbol専用のiOSウォレットおよびAndroidウォレットをリリースしたことを伝えた。
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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します