仮想通貨XRP(リップル)でDeFi利用可能に、Wanchain導入によりエコシステム拡大へ

XRPでDeFi可能に

中国系の相互運用性プロジェクト「Wanchain」は10日、仮想通貨XRP(リップル)専用の分散型クロスチェーンブリッジが近々メインネットで稼働を始めると発表。Wanchainやイーサリアム(ETH)上でDeFi(分散型金融)活動を行うことが可能になるとした。

Wanchain(ワンチェーン)の創設者でCEOのJack Lu氏は、今後仮想通貨XRPを活用した流動性マイニングやイールドファーミングが可能になると発言。ワンチェーン上のDeFiアプリであるWanSwapやWanLendとともに、イーサリアム上のDeFiプロトコルも活用できると説明した。

Lu氏は、国内上場銘柄のファクトム(FCT)の共同設立者としてプロジェクトの立ち上げに携わった経歴を持つ。

関連:Wanchain CEO ジャック・ルー氏にインタビュー

Wanchain(ワンチェーン)は、スマートコントラクト技術を活用して異なるブロックチェーンを繋げるプラットフォームを提供する、相互運用性(インターオペラビリティ)プロジェクトだ。すでにビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、チェーンリンク(LINK)などが導入されている。

リップル社のコーポレート戦略兼オペレーション担当バイスプレジデントの吉川絵美氏も「XRPのエコシステム(生態系・経済圏)が、DeFiという新たなユースケースに拡大した」とコメントを残した。

ローンチ控えるFlare

ワンチェーンの他にも、2021年Q2後半にはXRP(リップル)の「ユーティリティフォーク」であるFlare Network(フレアネットワーク)がメインネットのローンチを控える。

フレアネットワークは、仮想通貨XRPにスマートコントラクト機能の追加を計画するプロジェクトだ。米Ripple社の投資部門Xpringが出資を行っており、イーサリアム仮想マシン(EVM)などを活用することで安全で分散化されたスマートコントラクト・ネットワークの構築を目指す。

関連:Flare Networkとは|XRP(リップル)と密接に関わるSparkトークンの将来性

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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