はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

XRP(リップル)高騰で3年ぶり水準の120円台、個別銘柄への資金流入強まる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコイン相場

ビットコイン(BTC)価格は、前日比-1.92%の635万円(57,700ドル)と弱含んで推移する。アルトコイン急騰に伴うBTCドミナンスの急低下の影響で、個人投資家の関心がよりボラティリティの高い資産に向いているものとみられる。

BTCドミナンス(2021/04/05時点)

前回の仮想通貨バブル(17年5月〜18年1月頃)では、「ビットコイン高騰→ビットコイン暴落→アルトコイン高騰→アルトコイン暴落」といった投機的な相場サイクルが繰り返された。その点において機関投資家の資金主体で相場を形成する現在は、当時とは市場構造が大幅に異なるとの指摘もあり、極端な状況には陥りにくいものと考えられる。

コインベース上場迫る

14日にナスダック株式上場を控える米大手取引所コインベースが、21年第1四半期の決算を開示した。

発表された財務統計によれば、1Q収益はおよそ18億ドル(約1975億円)。当期純利益は7.3億ドル(約800億円)〜8億ドル(約878億円)に達した。

口座開設数は5600万に及び、平均月間利用者数610万人がサービスを利用する。取引高は20年第4四半期の890億ドルの3.7倍の3350億ドルまで上昇し、預かり資産は仮想通貨市場全体の11.3%に相当する2230億ドルに及んだ。

NASDAQプライベート・マーケットの事前取引において、推定時価総額は7兆円が見込まれるなど株式投資家からも高い関心を集めるコインベース。今後の事業計画(ロードマップ)では、DeFi(分散型金融)などのサードパーティサービスへのアクセス提供にも言及している。

詳細:株式上場を控えるコインベースが初めて決算資料公開、Q1総収益は約2,000億円

個別銘柄の動向

XRP(リップル)が1ドルの節目を超え、一時前日比25%高の120円台まで大幅続伸した。18年3月以来、約3年ぶりの水準となる。過去最高値は18年1月に記録した約400円。

XRP/JPY週足(bitbank)

リップル社が米SECより未登録証券問題で提訴されたことで混迷を深めていたが、論点の一つとなっていた「ビットコインとイーサリアムを有価証券と見なさない理由」について、裁判官が証拠開示手続きを判断したことなどが前向きな進展だとして好感された。

詳細:リップル訴訟に進展、裁判官がSEC(米証券取引委員会)に証拠開示手続きを要求

昨年末以来ネガティブ材料が相次ぎ、多くの主要仮想通貨が高騰するなか独歩安の展開を見せていたことから、出遅れ銘柄として関心が向きやすい状態にあった。

関連:XRP前週比15%高と反転の兆し、Willy Woo氏はビットコイン時価総額1兆ドルのサポートを考察

著名アナリストのピーター・ブラント(@PeterLBrandt)氏は、強力な買いシグナルの可能性があるとの見立てを示した。

提唱する「compound fulcrum bottom」は、1970年代半ばの銅チャートで見受けられた。長期的な下落相場の後、稀に発生する上昇チャートパターンとされる。

同氏は、2017年の仮想通貨バブル時に2018年のビットコイン暴落を的中させた数少ないベテラントレーダーとして知られる人物だ。かねてより「(放物線を描くような)パラボリック的上昇を見せる金融資産は、ビットコイン以外考えられない」と強気の見解を示し、1BTC=1万ドルで推移していた20年7月時点で最終的に1BTC=5万ドルに達すると予想していた。

関連:イーサリアム高騰でビットコイン1万ドル回復、18年暴落的中のピーター・ブラントは強気予想

一方、急騰に伴う足元の過熱感が指摘されており、乱高下への警戒感が強まっている。

国内上場の個別銘柄では、今年に入ってからコインチェックやDMM Bitcoin、bitbankと立て続けに上場したクアンタム(QTUM)が前日比39.6%高の1900円台に。創設者のPatrick Dai氏によれば、4月30日頃に高速化のためのハードフォークが予定される。

アルトシーズン再来に伴い、個別銘柄への資金流入が強まりつつある。

関連:仮想通貨の全体時価総額2兆ドルの大台に、ETHやXRPなどアルトシーズン再来で

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/24 水曜日
17:57
2025年の調整局面 過去サイクルの「仮想通貨の冬」との違いは?
2025年後半、仮想通貨市場は調整局面を迎えている。しかし過去2度の「冬」とは決定的に異なることがある。トランプ政権の支援、ETF普及、規制整備が同時進行。従来の4年サイクルが崩れる可能性も。2026年の市場展望を専門家の見解とともに解説する。
16:51
ガーナで仮想通貨取引が合法化、2024年取引高は4700億円規模
アフリカのガーナ議会が仮想資産サービスプロバイダー法案を可決し、約300万人が利用する仮想通貨取引を正式に合法化。中央銀行がライセンス発行・監督を担当し、2024年の取引高は4,700億円規模。個人の取引を保護しつつ、事業者には厳格な規制を適用する新たな枠組みを解説。
14:17
ビットコインとイーサリアムに資金集中 仮想通貨市場は年末調整局面へ=Wintermute分析
大手マーケットメーカーWintermuteの分析によると、仮想通貨市場ではビットコインとイーサリアムへの資金集中が加速。機関投資家は夏以降一貫して買い圧力を維持し、個人投資家もアルトコインから主要通貨へローテーションを開始している。
13:25
取引所クリプトドットコム、スポーツ予測市場でトレーダー募集 利益相反の懸念も
仮想通貨取引所クリプトドットコムがスポーツ予測市場のトレーダーを募集している。流動性提供を担当する職務内容だが、利益相反に当たるとの議論も浮上している。
10:20
ブラックロック、ビットコインETFを「今年の3つの投資テーマ」に選出
最大手資産運用会社ブラックロックが、仮想通貨ビットコイン現物ETF「IBIT」を2025年の上位3つの投資テーマに選出した。米国債などと並ぶ投資先として位置づけている。
09:46
コインベースがベース経由でSOL入出金に対応
コインベース取引所が23日、ベースネットワーク経由でのSOL入出金機能を開始。チェーンリンクとの協力により、外部ブリッジを使わずソラナとベース間の直接送金が可能に。ただし日本を含む一部地域では利用制限あり。
09:45
IMF「エルサルバドルのBTCプロジェクトに関する議論は継続中」
IMFは、エルサルバドルに関する職員の報告を公開。報告は40カ月間の中期融資制度のレビューに関する内容で、同国の仮想通貨ビットコインのプロジェクトにも言及している。
08:30
米Amplify ETFs、ステーブルコインとトークン化特化の新ETFを上場
米Amplify ETFsがステーブルコイン技術とトークン化技術に投資する2つの新ETFを発表した。ステーブルコイン市場は2030年に3兆7000億ドル、トークン化資産は3兆6000億ドルへの成長が見込まれている。
07:20
ロシア中銀、適格投資家以外の仮想通貨購入の認可を政府に提案
ロシア中銀は、仮想通貨規制のコンセプトを考案して政府に対して法改正の提案を行ったと発表。提案の内容や今後の計画を説明している。
06:55
ソラナ特化型ウペクシ社、シェルフ登録で柔軟な資金調達体制を構築
米上場のソラナ特化型企業ウペクシが米SECにシェルフ登録届出書を提出し、未使用のエクイティラインを解約する計画を発表した。資本調達の効率性向上とコスト削減を目指す動きとなる。
06:20
ビットコイン、金・銀と乖離し上昇に遅れ 大口売り圧力が要因に
仮想通貨ビットコインは金や銀と異なり最高値から30%下落したまま推移。8月以降ナスダックとの相関が乖離し、大口プレイヤーからの売り圧力が上昇を阻んでいると分析された。
05:35
米アリゾナ州、仮想通貨免税法案を提出
米国アリゾナ州で仮想通貨を州税から免除する法案が提出された。連邦レベルでは200ドル未満のステーブルコイン取引を非課税とする超党派法案の草案が発表された。
12/23 火曜日
18:30
CircleのStableFXとは?外国為替をステーブルコインで効率化する戦略を読み解く
1日1,400兆円超のFX市場に、Circle社がステーブルコインで挑む。StableFXの仕組み・強み・日本円ステーブルコインJPYC採択の背景まで、戦略を読み解きます。
18:16
ビットコイン、インフレ調整後の購買力ベースでは10万ドル突破せず=Galaxy分析
ギャラクシー・デジタルの研究者がインフレ調整後、ビットコインは「真の10万ドル」に未達と指摘。しかし日本の投資家は円安効果により米国投資家を大きく上回る実質リターンを獲得。円キャリートレードの典型例を分析。
18:00
edgeX(エッジエックス)とは?エアドロップ情報・使い方を解説
edgeX(エッジエックス)は累計取引高5,900億ドル超の永久先物DEX。独自トークンの発行やエアドロップも予定されています。本記事では特徴や使い方、流動性提供の方法、手数料・リスクまでわかりやすく解説します。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧