業界最大規模、仮想通貨VCのParadigmが2,800億円ファンドを発表
業界最大規模のファンド
大手暗号資産(仮想通貨)VCのParadigmは15日、総額2,800億円(25億ドル)規模の投資ファンドを発表した。
新ファンドは業界における過去最大規模のものとなり、米大手ベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz(a16z)」が6月に調達した2,400億円(22億ドル)の『Crypto Fund III』の金額を超えた。
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Paradigmは2018年に、米コインベースの共同創設者Fred Ehrsam氏と大手VCのSequoiaの前パートナーMatt Huang氏によって設立された仮想通貨の投資企業だ。
今回発表されたファンドは10月に約1,700億円を調達していることが報じられていた。Paradigmは、新規ファンドで「次世代の仮想通貨企業およびプロトコルに投資していく」と説明。
資金規模については「今回のファンドのサイズは、仮想通貨が最もワクワクさせてくれる技術のフロンティアであることを反映しているのだ」として、投資家の高い意欲を示唆した。
また、ParadigmがDeFi(分散型金融)やWeb3がまだ比較的に小規模であると指摘していることから、ファンドが今後これらの領域に投資する可能性が高いと見られる。
Paradigmは他のファンドも運用しており、コインベースやBlockFi、Chainalysis、コスモス(ATOM)、Parallel(NFTカードゲーム)など、多くの企業に投資を行っている。
Web3.0とは
現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。ウェブ3.0(Web3.0)は、Web1.0およびWeb2.0に続く、ウェブサイトおよびインターネットの潮流、特徴および構造を表している概念。代表的な特徴は、仮想通貨ウォレットを利用したdAppsへのアクセスなど、ブロックチェーンをはじめとする分散型ネットワークのユースケースがある。
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