CoinPostで今最も読まれています

Enjin(エンジン)、1億ドル規模の「メタバースファンド」設立を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

分散型メタバースの実現に向けた成長戦略

ブロックチェーンとNFTを用いたゲームエコシステムを構築するEnjin(エンジン)は11月4日、1億ドル(約114億円)規模となる「Efinityメタバースファンド」の設立を発表した。

Enjinはこのファンドを通じ、資金調達ラウンドでの株式投資やEnjinエコシステムで使用できるトークンの購入を促し、Enjin技術を採用する提携先やパートナー企業をサポートしていくという。

これまでにもEnjinは、メタバース開発企業との提携や、MyMetaverseプラットフォームの開発などを通じ、ブロックチェーンゲームやメタバース領域のエコシステム構築に注力してきていた。

関連:Enjin(エンジン)、メタバース開発企業のDvision Network(DVI)と提携

関連:エンジン(Enjin)基盤のバーチャル空間プロジェクト、マインクラフトの土地をNFTに

Enjinの法務・財務責任者であるOscar Franklin Tan(オスカー・フランクリン・タン)氏は今回のファンド設立についてこうコメントした。

Enjin技術を採用するパートナー企業は、NFTゲームを初期から開発するパイオニアたちであり、今まさに大きく羽ばたきつつあります。私たちは、Enjinチームとして長年のコミュニティの知識を活かし、より体系的な方法で分散型メタバースをサポートしていきたいと考えています。

    

また、Enjinの共同創業者兼CTOであるWitek Radomski(ウィテック・ラドムスキー)氏は次のようにコメントしている。

私たちが開発中のEfinityは、メインストリームのクリエイター、ゲーマー、NFTコレクターなどをPolkadotエコシステムに惹きつけるでしょう。

私たちの意志は、Enjinを世界中のメタバースへの相互運用可能な分散型ゲートウェイとすることです。このビジョンを共有する方は誰でもパラチェーンオークションに参加することができます。

    

Polkadotのパラチェーンオークションに入札へ

またEnjinは同4日、NFT特化型チェーン「Efinity」のインターオペラビリティ(相互運用性)機能を実装すべく、Polkadotによるパラチェーンオークションに入札することも発表。

Enjinが次世代ブロックチェーンとして開発中のEfinity稼働に向け、12月2日から開始される第4回パラチェーンオークションに参加するとのことだ。

パラチェーンとは

パラチェーンとはポルカドットに接続する、独立した個々のブロックチェーンのこと。一方、各パラチェーンが接続され、ネットワークにおける中核的な役割を果たす部分は「リレーチェーン」と呼ばれる。

仮想通貨用語集

このオークションでの落札が決まれば、EfinityによるPolkadotへのパラチェーン接続が決定し、早ければ年内にメインネットへのローンチとなる見込みだ。

関連:Enjin(エンジン)の次世代NFTブロックチェーン「Efinity」とは

関連:Polkadot、本格運用開始へ パラチェーンオークションの日程を提案

パラチェーンオークションの仕組み

Polkadotのパラチェーンに接続するには、Polkadot本体の構成要素の一つである「リレーチェーン」上の「スロット(貸し出し枠)」を確保することが必要となる。

スロットは最もDOT(ポルカドット)を獲得したオークション落札者に割り当てられ、一度に最長2年間(96週間)のリース期間を獲得することができる。また落札者がスロットを確保するには、リース期間中、持ち分のDOTをロックし続ける必要がある。

バイナンスは10月15日、今回のPolkadotのパラチェーンオークションに対応することを発表しており、バイナンス取引所ではすでにクラウドローン形式でのオークションが開始されている。

関連:Polkadotのパラチェーンオークション、バイナンスが対応発表

Enjinは、EFI(Efinityトークン)の総供給量の最大10%をクラウドローンの報酬に割り当てており、初期の貢献者は限定NFTをボーナスとして受け取ることができるという。

注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
12/01 金曜日
17:41
「暗号資産の投資状況と確定申告」に関する調査、年内取引で約7割が利益
Aerial Partnersが2023年の暗号資産取引調査結果を公開。ビットコインなどの現物取引だけでなく、PoS銘柄のステーキング利用度が高まりつつあり、利益を出している投資家増加に伴い「確定申告」の必要性も上がっている。
16:03
米投資会社タイガー・グローバル、BAYCやOpenSea投資の評価額を大幅下方修正
タイガー・グローバル・マネジメントが、有名なNFTコレクション「Bored Ape Yacht Club」(BAYC)と主要なNFTマーケットプレイスであるOpenSeaへの投資により、大幅な含み損を抱えていると報じられた。同社の直近の投資動向と報告内容についてまとめる。
16:00
「ビットコインがもたらす革命をSNSへ」Nostrasia特集を配信
第10回のGM Radio:Beyond The Priceは11月22日に公開。今回は11月に東京などで開催されたイベントNostrasiaを特集した。
14:00
「イルビウム」、eスポーツチームTeam Liquidと提携
Web3ゲームIlluviumは、世界最大級のeスポーツチーム「Team Liquid」と提携すると発表した。独自NFTのリリースやトーナメント開催を予定している。
13:21
4年越しの復帰、bitFlyerの加納CEOが“世界と戦う”ために求める人材は?
国内大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するbitFlyer HD加納裕三CEOに独占インタビュー。bitFlyerの強みや求める人材、ビットコインETFの影響について注目される暗号資産市場の展望について伺った。
12:52
BAYCバーチャルバンド「KINGSHIP」、大手ゲーミングプラットフォームRobloxでデビュー
高級NFTコレクションBAYC(Bored Ape Yacht Club)キャラのバーチャルバンド「KINGSHIP」をフィーチャーした「KINGSHIP Islands」が、大手ゲーミングプラットフォームRobloxでプレイ可能になった。
12:40
ビットコイン38000ドル台復帰で年初来高値更新うかがう、ビットコインETF巡る報道続く
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインETF承認期待やFOMCの金利据え置き予想を背景に、BTCが高値更新を目前にしている。日足でアセンディングトライアングルを形成しており、ブレイクすれば4万ドルの心理的節目が視野に入る。
11:26
ビットコイン先物ETF「BITO」、運用資産額が過去最高値更新
米国初のビットコイン先物ETF「BITO」が運用資産で歴史的高値を更新。今年のBITOへの純流入額は11月24日時点で4億3,800万ドルであり、特に11月10日までの2週間で2億2,400万ドルが流入した。現物ビットコインETF承認への期待が高まり、BTC市場への機関投資は9週連続で純流入を記録している。
10:45
ビットコイン取引手数料で4億円超の過払い アントプールが返却へ
アントプールは、あるユーザーが過大に支払った83ビットコインの手数料を返却すると発表した。
09:45
大和証券ら4社、イーサリアムでST発行へ
大和証券グループは、パブリックブロックチェーン上でセキュリティトークンを発行するPOCを実施すると発表。基盤には仮想通貨イーサリアムのブロックチェーンを活用する。
08:30
NYダウ今年の高値更新 10月PCEがインフレ鈍化示唆
米株指数NYダウは本日+520ドル超と大幅続伸。11月には今年の高値を更新し2022年1月以来の高値をつけた。一方、仮想通貨ビットコインの11月の上昇率は8.8%だった。
07:30
バイナンス、新たな機関投資家向けソリューション提供へ
仮想通貨取引所バイナンスは、機関投資家向けの新たなソリューショーンを発表。開発の目的やプロジェクトの現状を説明している。
07:15
韓国Upbit、仮想通貨「SPACE ID」新規上場 一時30%高
韓国最大手仮想通貨取引所Upbitは30日、銘柄SPACE ID(ID)をBTC建て通貨ペアとして新規上場した。上場ニュースを受けてIDは一時30%急騰。
06:30
米SEC、フィデリティのイーサリアムETF上場申請で審査開始
米SECは新たに、フィデリティの仮想通貨現物イーサリアム(ETH)のETF上場申請について、パブリックコメントを募集し始めた。
05:30
約6億ドル分のビットコイン買い増し、マイクロストラテジー
米マイクロストラテジーは30日夜、再びビットコインを買い増ししたことを発表した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア