はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「オープンなメタバース」目指すHIKKY、NTTドコモから資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メタバース系企業の資金調達ラウンドに参加

メタバース開発とVRサービスの開発ソリューションの提供を行う株式会社HIKKYは15日、株式会社NTTドコモを引受先とした第三者割当増資により、65億円を調達したことを発表した。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

また、両社は10月下旬に資本・業務提携を締結したと併せて明かしている。

HIKKY社は世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット」を運営する企業。同イベントは数千の一般クリエイターや、多くのナショナルクライアント、100万人を超える来場者が参加するもので、2021年には2つのギネス世界記録を取得している。

また、HIKKY社が提供するVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud(ブイケットクラウド)」は、URLリンクをクリックするだけでアクセスができるメタバースコンテンツの開発を可能にする。内覧会、展示会や音楽ライブ、アミューズメントなど様々なユースケースとして応用できる。

調達資金の65億円はシリーズAラウンドのファーストクローズにて調達したもの。セカンドクローズも検討されているものの、資金調達後もHIKKY社の独立性は維持される予定だ。

調達した資金は以下の用途などに利用する方針だ。

  • オープンメタバースの開発・運営
  • バーチャルマーケット事業の開発体制の強化
  • 海外展開を含めた事業拡大
  • Vket Cloudエンジンの開発体制の強化

調達資金は「Vket Cloud」などVR関連サービスの開発体制強化や、オープンメタバース、またバーチャルマーケットなどのVRサービス事業の拡大などに充当される。また、体制強化に併せて、ディレクター、エンジニア、デザイナー、営業、バックオフィスなど人材強化も行う。

HIKKY社の資金調達ラウンド参加について、NTTドコモの執行役員であるビジネスクリエーション部長の三ケ尻哲也氏は以下のようにコメントした。

ドコモは、イノベーションにより新たな生活価値やライフスタイルを生み出し、社会を大きく変えていきたいと考えています。

その想いからブランドスローガンを「あなたと世界を変えていく。」に一新いたしました。そして、スマートライフ事業の新規領域であるXRでは、テクノロジーの進化が様々な価値を創出します。

このたび、XRの世界的なトッププレイヤーであるHIKKY様とパートナーシップを築けることを大変嬉しく思っております。

今回の提携により、ドコモのXR事業をさらに拡大、進化させ、リアルとデジタルがシームレスにつながる様々な体験を提供し、ともに「世界を変えていく。」ことができるよう努めてまいります。

また、HIKKY社の舟越靖CEOは以下のようにコメントしている。

HIKKYはこの度の資金調達を通じ、数々の投資アプローチをいただきましたが、私たちが一番重視する「創造性が尊重される空間をクリエイターの皆様と共に創っていく」という理念を深く理解してくださったNTTドコモ様を第三者割当増資の引受先に選定させていただきました。

今後はNTTドコモ様とNTTグループ各社の、通信インフラを始めとした様々な技術、研究機関、世界的なネットワーク等を活用させていただきながら、独自のメタバース事業をさらに加速させていきます。同時に、NTTドコモ様へは、弊社が強みとするXRにおけるサービスや技術、コンテンツ制作などの提供を行ってまいります。

これまで支えてくださったクリエイターの皆様、バーチャルマーケットの来場者様、黎明期から参画してくださった企業の皆様には、改めまして感謝の念をお伝えしたく思います。今後も仮想空間を通じて生まれる新たな価値を広め、現実社会との架け橋となるべく、より一層努力していきたいと思います。

メタバースとは

インターネット上に構築された多人数参加型の3Dバーチャル世界の総称。ゲームや音楽のライブ、オンラインカンファレンスなど、アバターを使って様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧