3つ目のファンドが正式にクローズ
米大手ベンチャーキャピタル「Andreessen Horowitz(a16z)」は3つ目の仮想通貨ベンチャーファンドで総額2,400億円(22億ドル)を調達していたことを正式に発表した。5月には関連報道が上がっていた。
24日に発表された内容によると、資金調達が終了した同ファンド『Crypto Fund III』は過去最大規模になったという。
また、「Crypto Fund IIIの資金調達成功は仮想通貨がメインストリームの金融インフラの一部になりつつある証拠だ」と発表で述べられた。
ファンドの参加者の多くは過去にa16zが調達した仮想通貨ファンドの投資家だ。過去2つのファンドで投資していた仮想通貨・ブロックチェーンプロジェクトには、コインベースやリップル社、DeFi(分散型金融)大手Compoundや、NBA Top Shotなどがある。(以下がa16zの2月時点のポートフォリオマップ)
新しいファンドの投資先は現時点では公開されていないが、今年OpenSeaやRTFKTといったNFTプラットフォームに出資していた事例から、DeFiやNFT系(メタバース)、インフラ系を含む可能性も高いと見られている。
なお、今年はa16zのほか、Framework VenturesやBlockchain Capitalなどのベンチャーキャピタルもより積極的に出資を行なっているため、VC出資額は過去最高になっている。(The Blockデータ 2021年現在:約9,800億円 vs 2020年:約3,400億円)