米ServiceNow、へデラの運営審議会に参加

デジタル・ワークフローのServiceNowが参加

DLT(分散型台帳技術)の開発・提供を手がけるへデラ・ハッシュグラフは11月16日、『Nowプラットフォーム』の提供で知られる米ServiceNowが、へデラの分散型ガバナンス組織である「運営審議会」に加わることを発表した。

ServiceNow社とHederaの提携により、分散型台帳技術を活用した信頼性の高いワークフローが実現し、組織の垣根を超えたDX(デジタルトランスフォーメーション)体験を提供できるようになるという。

分散型台帳技術とは

分散型台帳技術はDLTとも呼ばれ、英語の(Decentralized Ledger Technology) の省略で、日本語訳したのが分散型台帳技術である。「De-centralized = 中央集権でない(つまり非中央集権)」な台帳技術(Ledger Technology)のことである。

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ServiceNowの戦略・DX部門のグローバルヘッドであるTasker Generes氏は、今回の参加について次のようにコメントしている。

へデラは、デジタル経済の信頼性および透明性の基盤として、主要な仲介者となることを目指しています。ServiceNowは、その戦略的基盤を我々の強力なワークフロー体験に結びつけることになります。

今回の提携により、最高レベルの信頼性と説明責任を確保することで、別々の組織間の境界線を取り払うプロセスを合理化することができます。

    

また、ヘデラ・ハッシュグラフのCEOであるMance Harmon氏は次のように述べた。

ServiceNowはデジタルワークフローのリーダーであり、同社のプラットフォームと製品は、エンタープライズ・アプリケーションとしてへデラネットワークのユニークな機能を活用できるようになりました。

つまり、あらゆる業態の企業はNowプラットフォームとヘデラ・コンセンサス、トークン、スマートコントラクトサービスを自社のアプリケーション内で使用することができます。

デジタルワークフローの4つの主要分野(プロセスとデータの整合性、トークン化、分散型ID、マルチパーティビジネスプロセス)におけるDLTの導入を迅速化させること可能となります。

    

これまでにもへデラ・ハッシュグラフは、DX関連企業、あるいは、テックジャイアントと呼ばれるGoogleやIBMなど、各国のテクノロジー企業を運営審議会に参加させてきている。

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今後ServiceNow社は、パブリックネットワーク上に安定した分散性をもたらすため、へデラの機能を管理し、拡張することに共同で取り組むとのことだ。

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
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