はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

へデラ、中央銀行向けCBDCインフラ開発で米EMTECHと提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CBDCソリューションを共同開発

分散型台帳技術を開発するへデラ・ハッシュグラフが、米フィンテック企業のEMTECHとCBDC(中央銀行デジタル通貨)分野における共同開発を発表した。

この共同開発では、へデラ・ハッシュグラフの分散型台帳技術とEMTECHのCBDCソリューションを組み合わせ、各国の中央銀行向けに高速・安全かつエネルギー効率に優れたCBDCソリューションの開発を目指す。

提携による両者の取り組み

10月8日に発表された内容によれば、EMTECHは、柔軟性、拡張性、分散性、持続性の観点から、へデラ・ハッシュグラフのAPIサービスである「へデラ・コンセンサス・サービス(HCS:Hedera Consensus Service )」の採用を決定。金融包摂を推進するため、中央銀行のインフラをブロックチェーンベースのプラットフォームとして近代化したCBDCインフラ製品を開発するとしている。

金融包摂とは

金融包摂とは、経済状態や居住地などに関わらず、誰もが必要な金融サービスを利用できるようにすること。

仮想通貨用語集

また、EMTECHとへデラ・ハッシュグラフは上記の共同研究開発に加え、特にアフリカ大陸とカリブ海地域におけるCBDC、ステーブルコイン、デジタル資産、分散型台帳技術などの普及に関する能力構築支援策も発表。

関連:ヘデラハッシュグラフ、アフリカの大手スタンダード銀行グループと提携発表

EMTECHの設立者兼CEOであるCarmelle Cadet(カーメル・カデット)氏は、この提携に際し、次のようにコメントしている。

ブロックチェーン技術と分散型台帳のメカニズムは、特に新興市場にとっては斬新かつ重要なものです。現金と使い勝手が似ているCBDCの開発にあたり、スケーラビリティ、レジリエンス、パフォーマンスが期待されています。

このパートナーシップは、両社のユニークな能力を結集し、これらの重要な原則を実現する現代の金融インフラを設計します。CBDCは単なるソフトウェアアプリケーションではなく、インフラとなるものです。

    

また、へデラのCEO兼共同設立者のマンス・ハーモン(Mance Harmon)氏は、EMTECHとの提携についてこう述べた。

EMTECHとの提携により、世界中の中央銀行がCBDCを採用・実現するための機会を提供できるかもしれないことに興奮しています。この提携により、へデラのネットワークとサービスの画期的な利用が可能となります。

    

EMTECHについて

米ニューヨークに拠点を置くEMTECHは、2019年に設立。金融包摂および金融レジリエンスの要求に応える、現代的な中央銀行ソリューション構築を目指すフィンテック企業。

EMTECHの提携先としては、へデラ・ハッシュグラフに加え、国連が支援するNZIA、米マイクロソフト、IBM、また最近ではBank of Ghana(ガーナ銀行)、Central Bank of the Bahamas(バハマ中央銀行)、WiPay Caribbeanなどがある。

関連:ガーナ中銀が規制サンドボックスを発表、ブロックチェーンも重点分野に

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/20 火曜日
08:45
ビットコイン急騰、米国債格下げと州法により"安全資産"化|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは史上最高値となる10万9,000ドル付近まで上昇している。米国債の格下げを契機として米国の信用力に対する懸念が台頭し、ドル安が進行した。
08:02
ステーブルコイン大手サークル、コインベースとリップルから買収アプローチ=報道
USDC発行元のサークル社が50億ドル以上の企業価値での買収提案を複数社から受けている。リップルとコインベースからアプローチされ、IPO計画と並行して検討中か。
07:45
過去最高515億円含み益達成、エルサルバドルのビットコイン投資
エルサルバドルが保有するビットコインが515億円の含み益を達成。国際通貨基金との合意に反してビットコイン蓄積を継続中。
07:25
コインベース顧客情報流出事件、米司法省が捜査開始=報道
米司法省が仮想通貨取引所コインベースの顧客データ流出事件について刑事捜査を開始。インド拠点従業員への贈賄による情報漏洩で、ハッカーが2000万ドルの身代金を要求していた。
06:40
ストラテジー社とセイラー氏、ビットコイン投資の収益性めぐり投資家から集団訴訟
ストラテジー社とマイケル・セイラー会長が、仮想通貨ビットコインの投資戦略の収益性について虚偽の説明をしたとして投資家から集団訴訟を起こされた。
06:15
Bybit、USDT使用の株式取引開始 ストラテジーなど78社が対象
仮想通貨取引所Bybitが株式取引機能をGold & FXに追加。ストラテジーやコインベース、マグニフィセント7を含む78社株式をUSDTで取引可能。CFDモデル採用で実株保有は不要。
06:05
SEC、ソラナ現物ETFへの決定を延期 21SharesとBitwiseが対象
米証券取引委員会が21SharesとBitwiseのソラナETF提案について決定期限を延期し、パブリックコメントを求めると発表。Canary、VanEckも含む複数企業が仮想通貨ETF承認を競う中、SECの審査が本格化へ。
05:45
米メガバンクJPモルガン、顧客のビットコイン購入を許可
CNBCによると、JPモルガンのダイモンCEOが顧客によるビットコイン購入を許可すると発表。長年の仮想通貨批判にも関わらず顧客選択の自由を重視。
05:35
1100億円相当のビットコインを買い増し、セイラーのストラテジー社
米ストラテジー社は19日夜、2025年5月12日から18日の間に総額1,100億円を投じて、7,390 BTCを購入したことを報告した。
05/19 月曜日
18:00
Bitcoin革命、ZK技術で実現するBitcoinOSのアプローチ
ビットコインの可能性を広げるBitcoinOS(BOS)は、ZK技術を活用してビットコインのコードを変更せずにスマートコントラクト機能やスケーラビリティを実現。BitSNARK、Grailブリッジ、xBTCなどの革新的プロダクトで、ビットコイン中心の統合エコシステムを構築。
17:15
リミックスポイント、最大56億円を調達へ 44億円でビットコイン買い増し
リミックスポイントがEVO FUND向け新株予約権で約56億円を調達。44億円で仮想通貨ビットコイン買い増し、12億円をWeb3バリデーター事業に投資へ。
16:50
変わるWeb3業界の投資地図 今注目のVC3社が語る「実需とインフラ」重視の新戦略
TEAMZ WEB3 AIサミットで取材したC² Ventures、DFG、Jsquareの3社が語るWeb3投資の現在地。実需・収益性・規制対応を軸に見極めが進む中、インフラやAIへの関心、そしてアジア市場の可能性にも注目が集まる。
15:05
アーサーヘイズが今夏以降の「アルトシーズン」再来の見通し 年末までにビットコイン2.5倍予想も
アーサー・ヘイズ氏が仮想通貨の強気相場を予測、今夏を目処にBTC20万ドルへの上昇とアルトシーズン開始を見込む。自身のポートフォリオは20%を金(ゴールド)に配分し「最終的に1〜2万ドルまで上昇」と展望する。米国債務拡大がビットコイン高騰の追い風になると分析した。
14:15
中国系上場企業DDC、5000BTC保有目標のビットコイン準備金戦略を発表 
米国上場の中国系食品企業DayDayCook(DDC)が、ビットコインを戦略的準備金として3年間で5,000BTCの蓄積を目指す計画を発表した。同社は、すでに100BTCを購入済みで、2025年末までに500BTCの取得を目指す。一方、中国の仮想通貨規制をいかに回避するかにも注目が集まる。
13:22
メタプラネット、151億円でビットコイン追加購入 保有数7,800 BTCに
メタプラネットが約151億円で暗号資産ビットコイン1,004BTCを追加購入。保有総数は7,800枚に拡大。5月の資金調達・債務償還の経緯も紹介。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧