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ガーナ中銀が規制サンドボックスを発表、ブロックチェーンも重点分野に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ガーナ、デジタル金融サービスを促進

西アフリカに位置するガーナ共和国の中央銀行であるガーナ銀行は先月25日、フィンテックなどを促進する規制サンドボックスを開始すると発表した。ブロックチェーンも重点分野の一つとなることがわかった。

規制サンドボックスとは、当局の監督の下で革新的な商品やサービス、ビジネスモデルをテストできるようにする制度のこと。現行法などが限定的に緩和された環境の中で、革新的な企業によるイノベーションを育成することが可能となる。

今回のサンドボックスでは、以下のようなカテゴリーのいずれかに当てはまる事業が対象となる。

  • 現在規制の対象にもなっていない、デジタル分野の新たなビジネスモデル
  • 新しく未熟なデジタル金融サービス技術
  • 金融包摂の課題に持続的に対処できる革新的なデジタル金融サービス商品

また、上記の中でも、特に優先的に検討する項目の中に「ブロックチェーン技術を活用した商品やサービス」が挙げられた。

他には、送金サービス、クラウドファンディングのサービス、e-KYC(電子的な顧客身元確認)プラットフォーム、RegTech(規制技術)、SupTech(監視技術)、デジタルバンキング、女性の金融包摂を対象とした商品やサービス、中小企業向けの決済ソリューションにも焦点を置くことが発表されている。

ガーナ銀行は今回のサンドボックスを、デジタル金融サービスを通じて金融包摂を推進する上で重要なものと位置づけており、プレスリリースでは「銀行口座を持たない、十分な金融サービスを受けていない人々や企業の金融包摂を目指す取り組みの一環」と説明した。

中央銀行デジタル通貨についても取り組む可能性

今回の規制サンドボックスは、ガーナ銀行と米国のフィンテック企業EMTECHの提携によって実現した。

2020年にガーナ銀行はEMTECHとパートナーシップ協定を結んでおり、金融セクターを改善する製品の構築を目指してきた。EMTECHは「Modern Central Bank Sandbox」というプラットフォームも立ち上げている。

EMTECHのプラットフォームは、規制に関する評価を効率的に行うこと、新しいテクノロジーについてイノベーターと協力すること、CBDCを安全にテストするなどの面で中央銀行をサポートできる。

ガーナ銀行は2019年に、将来CBDCを発行する可能性があると述べていた経緯がある。

同国の中銀総裁は2019年、CBDCがいずれサンドボックス環境でテストされる可能性に言及。CBDCが、銀行口座を持たない女性や農村地域の住民に金融アクセスをもたらすなどのメリットがあると語っていた。

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