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東南アジア最大手DBS銀行、へデラ・ハッシュグラフの運営審議会に参加

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

シンガポールのメガバンクが参加

DLT(分散型台帳技術)の開発・提供を手がけるへデラ・ハッシュグラフは10月27日、東南アジア最大のデジタル・バンクとして知られるシンガポールのDBS銀行がへデラ運営審議会に加わったと発表した。

Hedera Hashgraph提供

へデラのガバナンス組織として機能する運営審議会の各メンバーは、全体の運営や方向性に対して平等な発言権を有し、ネットワークの状態、HBAR価格など、コンセンサスを形成しているネットワークノードを監視・監督する役割を持つ。

へデラ運営審議会には現在、米Google、IBMや日本の野村証券など、各国のテクノロジー企業や金融機関、非営利団体、学術界など多様な組織・企業が名を連ねている。

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ブロックチェーンでデジタル資産エコシステム構築

DBS銀行は、東南アジアの銀行として初めてへデラ運営審議会に参加したことを契機に、ブロックチェーンと分散型台帳技術の活用のため、さらなる機会と潜在的な利用事例を探るという。

分散型台帳技術とは

分散型台帳技術はDLTとも呼ばれ、英語の(Decentralized Ledger Technology) の省略で、日本語訳したのが分散型台帳技術である。「De-centralized = 中央集権でない(つまり非中央集権)」な台帳技術(Ledger Technology)のことである。

仮想通貨用語集

DBSグループ最高情報責任者兼テクノロジー&オペレーション部門長のJimmy Ng(ジミー・ウン)氏は、次のようにコメントした。

当行は、銀行の未来を再構築するために新技術を活用しており、ここ数カ月の間に、ブロックチェーンを活用した多くの革新的なサービスを市場に投入し、お客様がニューノーマルにおいてもチャンスをつかむことができるよう、支援しています。

私たちは、へデラ運営審議会のメンバー組織と協力し、ステークホルダーに具体的な利益をもたらせるような、さらなるユースケースの模索を楽しみにしています。

   

またへデラのCEO、マンス・ハーモン(Mance Harmon)氏はDBS銀行の参加についてこう述べている。

私たちはDBS銀行がへデラ運営審議会に参加してくれることを嬉しく思います。私たちはこれからDBS銀行、および金融、決済、法律、テクノロジー分野のリーダーである他の審議会メンバーとも協力し、へデラネットワークがインターネットのトラスト・レイヤーとしての役割を果たすというミッションを継続できることを楽しみにしています。

    

DBS銀行について

DBS銀行はシンガポールに本社を置く、アジアの代表的な金融サービスグループだ。18の市場で事業を展開しており、その信用格付け「AAー」および「Aa1」は、世界でも最高レベルとなる。

またDBS銀行は、クロスボーダー決済や貿易金融などの分野でソリューションを提供してきており、資産のデジタル化とトークン化が急速に普及する中、これまでブロックチェーンを積極的に活用してきた実績があり、昨年ブロックチェーン上でデジタル資産エコシステムを立ち上げていた。

DBSは2009年から2021年まで、13年連続でグローバル・ファイナンス社による「Safest Bank in Asia」賞を受賞している。

関連:へデラ、中央銀行向けCBDCインフラ開発で米EMTECHと提携

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