仮想通貨取引所FTXのサムCEO、ロビンフッドの株を7.6%取得

ロビンフッドの株を取得

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのサム・バンクマン・フリード最高経営責任者(通称:サム氏)は、仮想通貨や株などの取引サービスを提供するロビンフッド・マーケッツ(ロビンフッド)の株式を、7.6%取得したことが分かった。

米証券取引委員会(SEC)の書類によると、サム氏は同社の株式を5,627万3,469株取得。取得の目的は「投資」だとしており、現時点ではロビンフッドの経営に参加したりする意図はないという。

FTXとは

米国部門「FTX.US」を持つ仮想通貨取引所。最近では日本に進出も果たした。

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ロビンフッド株の12日の終値は約1,100円(8.56ドル)。この価格をもとに計算するとサム氏の株式は616億円(4.8億ドル)相当となる。同社の12日の株価は上場来安値となっていたが、サム氏の報道を受け、時間外取引で20%超上昇した。

上述した通り、サム氏が同社の株式を保有する目的はあくまで投資だとしているが、一方で、継続的に投資の内容を見直していくと述べている。見直しの結果やその他の要因によっては、株主としてロビンフッドの業績や事業などについて、同社の代表者や他の株主らと話し合いを行ったりする可能性はあると説明。また、今後の状況によっては、株式を追加で購入したり、株主価値を高めるアクションを起こしたりする可能性もあるとした。

サム氏の株式所有について同社にコメントを求めた、CoinPostの提携メディアThe Blockは、以下のツイートに誘導されたという。

 

ロビンフッドは、顧客が何世代にも渡って富を築けるような会社づくりを目指している。当社の株も魅力的な投資商品だと思う。

 

当社には最高の顧客基盤があり、新しいプロダクトも導入し、そのためのチームもある。我々の旅はまだ始まったばかりだ。

仮想通貨事業

ロビンフッドは、仮想通貨サービスの拡充を行っている。今年1月には決算報告で、「我々は、仮想通貨経済圏の計り知れない可能性を信じており、世界中のユーザーにサービスを提供することに大きなチャンスを見出している」と述べていた。

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最近では6日、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の投資信託が取引できるサービスを開始。このサービスでは、米最大手仮想通貨運用企業グレースケールが提供するビットコイン投資信託(GBTC)とイーサリアム投資信託(ETHE)を取引できる。

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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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