TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

米ロビンフッド、仮想通貨サービス拡大の意向=4Q決算報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

今後も仮想通貨サービスの拡大目指す

米人気投資アプリのロビンフッドは27日、2021年第4四半期の決算報告を発表。暗号資産(仮想通貨)取引による収益は減少していたが、今後も仮想通貨関連サービスの拡大を目指すとしている。

ロビンフッドの21年4Qにおける総収益は、3億6,300万ドル(約419億円)で、20年同期の3億1,800億ドル(約367億円)と比較して増加した。

一方で、2022年第1四半期の予測収益は、金融業界の期待を下回っていた。ロビンフッドは、22年1Qの収益を、3億4,000万ドル(約392億円)と見積もった。業界が予想していた4億4,820万ドル(約517億円)を大幅に下回った格好だ。

また、21年4Qには、仮想通貨がロビンフッドの取引ベースの収益に占める割合がわずかに減少している。21年3Qでは、仮想通貨は取引ベース収益の約19%を占めていたが、4Qでこの割合は約18%だった。

21年4Qの、仮想通貨による取引ベースの収益は、前年同期と比較して304%増加して4,800万ドル(約55億円)を記録。ただ、21年2Qには2億ドル(約230億円)を突破しており、この最高値と比べると低水準だ。

なお、21年2Qの最高値は、主にドージコインへの関心が高まっていたことが大きい。同期では、ロビンフッドの仮想通貨取引収益の62%がドージコインによるものであり、このトークンへの関心が一服すると共に、21年3Qより取引収益も減少した格好だった。

関連米ロビンフッド3Q決算報告、仮想通貨収益が低下

ドージコインとは

2013年にジョークとして開発された柴犬をモチーフにした仮想通貨。2021年2月にイーロン・マスク氏が、ツイッターでドージコインについて盛んに投稿したことをきっかけとして人気が急上昇した。パロディ通貨としての側面を持つ一方で、通貨の開発・改良も積極的に行われている。決済スピードが速く、発行上限枚数が定められていないことが特徴。

▶️仮想通貨用語集

ライバル企業である大手仮想通貨取引所コインベースは、ドージコインの次に人気が高まったミームコインである、SHIBトークンも扱っている。

ロビンフッドでも、一部でSHIBトークンの上場が期待されているところだが、決算説明会の場では、SHIBトークン追加の予定について、特に発表はなかった。

ミームコインとは

インターネット上で話題になることで人気を集めるコイン。代表的なものにイーロン・マスク氏がSNSで言及することで取引量が急増したドージコイン(DOGE)がある。2020年にドージコインを踏まえてリリースされたSHIBA INU(SHIB)も存在。

▶️仮想通貨用語集

ウォレットやグローバルなサービスの提供を計画

現在は仮想通貨取引収益が伸びていない状況だが、ロビンフッドは、2022年も仮想通貨サービスの提供を拡大しようと計画している。

ロビンフッドは決算報告で以下のように述べた。

当社は、2022年に世界のユーザーに仮想通貨プラットフォームを提供するために、積極的な目標設定を行った。

私たちは、仮想通貨経済圏の計り知れない可能性を信じており、世界中のユーザーにサービスを提供することに大きなチャンスを見出している。

ロビンフッドは、仮想通貨ウォレットを今年の第1四半期に公式リリースすることを目指している。20日はベータ版をリリース済で、3月には試験運用を、参加者1万人の規模まで拡大する計画だ。

関連米ロビンフッド、仮想通貨ウォレットベータ版を開始

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
11/21 木曜日
17:00
BitwiseがソラナETF準備開始 デラウェアで信託登録完了
暗号資産運用大手Bitwiseが、ソラナ(SOL)ETF組成に向けデラウェア州で信託登録を完了した。VanEck、21Sharesに続く参入となる。
16:59
バイナンス、5種類の仮想通貨取引ペアを11月22日に取扱い中止
大手取引所バイナンスが、THETA/ETHやRARE/BRLなど5種類の仮想通貨取引ペアの取扱い中止を発表。11月22日12時より取引停止へ。各トークンは他の取引ペアで継続取引可能で、価格への影響も限定的。スポット取引ボットサービスも同時終了。
15:27
ビットコイン1500万円突破 ETFオプション解禁で資金流入加速
ビットコインが史上初めて1500万円を突破した。米国でETFオプション取引が解禁され、機関投資家の参入が加速。IBITへの1日1000億円規模の資金流入が継続する中、トランプ政権への期待も相場を押し上げる。バーンスタインは3100万円到達の強気予想を見立てている。
13:10
ソラナPhantomウォレット、米AppStoreの無料ユーティリティアプリ部門でトップに
ソラナ基盤のPhantomウォレットが米AppStoreで無料ユーティリティアプリ部門1位を獲得。無料アプリの総合部門でも5位に躍進した。
11:25
半導体大手エヌビディア決算報告 過去最高の売上高
エヌビディアが8~10月期決算を発表。売上高は再び過去最高を記録した。AI需要拡大で業績好調も、成長率の鈍化予想で株価は下落している。
11:05
米SEC、仮想通貨指数ETFの上場判断を延期
ゲンスラー率いる米国証券取引委員会は、米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンの仮想通貨指数ETF「EZPZ」の承認判断を延期した。
09:40
「仮想通貨は申告分離課税で20%に」国民民主党の玉木代表が与党に要望
国民民主党の玉木代表が仮想通貨税制改正を与党に要望した。雑所得から申告分離課税にすることを提案している。
07:50
テザーUSDTが3000億円分新規発行、市場に流動性注入
今週仮想通貨ビットコインの上昇に際し、ステーブルコインのテザー(USDT)が大量に発行されたことが明らかになった。
06:50
米上場のバイオ企業、ビットコイン財務戦略を採用
米上場のバイオ医薬品企業のHoth Therapeuticsは、最大100万ドル相当の仮想通貨ビットコイン購入を取締役会で承認した。
06:40
トランプ次期政権、史上初の仮想通貨特命官ポストを検討
トランプ次期大統領の移行チームは仮想通貨政策に特化した史上初の常勤のホワイトハウスポジションの設置を積極的に検討しているようだ。
06:20
マイクロストラテジー時価総額が米国トップ100に、ビットコイン史上最高値更新受け
仮想通貨ビットコイン続伸を受け、BTCを大量に保有する米マイクロストラテジー社の株価も続伸し、史上最高値となる504.7ドルに到達し米国で時価総額トップ100にランクインした。
11/20 水曜日
17:03
韓国の仮想通貨課税、2025年1月から導入見込み
韓国政府が2025年初頭から実施予定の仮想通貨課税について解説。免税限度額を250万ウォンから5000万ウォンへ大幅引き上げで、年間利益560万円未満は非課税に。取得価格不明時の代替計算方法導入など、投資家に配慮した新制度の詳細を紹介。11月下旬の法案可決を目指す。
14:00
BONK急騰、アップビットでウォンペア提供開始
韓国最大の仮想通貨取引所Upbitは20日にソラナ基盤の犬系ミームコイン「BONK」の新規上場を実施し、韓国ウォンの通貨ペアを新たに提供し始めた。
13:57
Ledger Stax・Flex完全ガイド|仮想通貨の高性能ハードウェアウォレットを徹底比較
10周年を迎えたLedgerの次世代ハードウェアウォレット「Stax」と「Flex」を詳しく解説。大画面タッチパネル搭載の最新モデルの特徴から、定番のNanoシリーズとの違いまで完全網羅。セキュリティと使いやすさを兼ね備えたウォレットの全貌を紹介しています。
13:20
マイクロストラテジー会長、マイクロソフト株主総会でビットコイン投資を提案へ
米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長が、マイクロソフト株主総会で3分間のビットコイン投資プレゼンを実施すると発表。ビットコイン投資は株主にとっても、株価を左右する重要な議題であり、総会で議論されるべきだと述べた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/12/01 09:30 ~ 20:00
東京 墨田区文花1丁目18−13
重要指標
一覧
新着指標
一覧