WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米プロシェアーズ、ステーブルコイン準備金資産に特化したETF「IQMM」を上場

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ステーブルコイン準備金向けのマネーマーケットETFを上場

米ETF大手のプロシェアーズは19日、米国の法律で定められた仮想通貨ステーブルコインの準備金要件を満たす資産に投資する「プロシェアーズ・ジーニアス・マネーマーケットETF(IQMM)」をNY証券取引所に上場した。

本ETFは、2025年7月施行の「ジーニアス法」が定める、残存期間93日以下の短期米国債や現金など、極めて高い流動性と安全性を備えた資産のみを運用対象とする。価格変動を追うものではないのが特徴だ。

従来の「ステーブルコインを追跡する投資商品」とは一線を画し、発行体が準備金を法的に正しく管理するためのコンプライアンス管理ツールとして機能する。ETF化により、個別国債を直接保有するよりも高い流動性を実現する。

プロシェアーズは、主な保有者としてテザーやサークルなどの「ステーブルコイン発行体」を明確に想定。ステーブルコイン発行体が日々の払い戻し要求に対し、債券の売却損を出すことなく即座に現金を確保できる「T+0」決済等の柔軟性を提供する狙いがある。

最大の特徴は、ETF特有の指定参加者(AP)を介した「現物(in-kind)解約」の仕組みだ。ステーブルコイン発行体は価格急落時でも市場で国債を直接売却することなく資産を現金化でき、市場混乱時における投げ売り(ファイアセール)による損失を回避できる。

直接国債を保有する場合、急激な払い戻し要求に対して安値での売却を強いられるリスクがある。一方、本ETF構造では清算業務をプロのディーラーであるAPが担うため、発行体のバランスシートを市場の価格ストレスから保護できるという。

背景には、2030年までに最大4兆ドル規模に達すると予測されるステーブルコイン市場の急成長がある。米財務長官や金融機関は、規制されたインフラの整備が機関投資家の本格参入を促す不可欠な要素であると指摘してきた。

IQMMの登場は、仮想通貨市場の透明性と信頼性を劇的に向上させる象徴的な出来事だ。規制当局の要求に応える「専用の準備金インフラ」が整備されたことで、ステーブルコインの制度化は新たな段階へと移行していく。

関連:ステーブルコイン、日常金融ツールとしての採用広がる 貯蓄・送金・給与受取で

関連:2026年注目の仮想通貨10選|投資テーマと厳選銘柄を解説

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 木曜日
15:20
ビットゴー、韓国で仮想通貨事業者に登録=報道
仮想通貨インフラ企業ビットゴーの韓国法人が、韓国金融情報分析院からVASP登録を受理されたと聯合ニュースが報道。外資系企業の韓国法人としては初の直接取得と説明。ハナ金融グループやSKテレコムが出資する同社の狙いを解説する。
14:33
アーサー・ヘイズ氏、AI経済圏向け新トークンFLOP構想発表
元BitMEX創業者のアーサー・ヘイズ氏が、AIエージェント向け分散型コンピュート網「Flopネットワーク」の構想をブログで発表した。プレセールを行わず自己資金で運営し、テストネット参加者へ供給量の一部を配布する計画を明らかにした。
14:15
Rapid7、88万件超の電話番号検証から始まる仮想通貨詐欺の全容を公開 
米サイバーセキュリティ企業Rapid7が、電話番号88.5万件を悪用した仮想通貨詐欺キャンペーン「Operation ASTERIX」の全容を公開した。ターゲットを精密に絞り、巧妙なフィッシングメールや電話で信頼させ、偽ウォレットアプリでリカバリーフレーズを窃取するスキームが、AIを広範に活用して構築されていた。
13:15
ビットコイン・トレジャリー企業H100、上半期決算 BTC含み損40億円超計上
スウェーデンのビットコイン・トレジャリー企業H100が2026年上半期決算を発表。2社買収でBTC保有量は欧州上場企業2位に浮上した一方、BTC含み損主因で42億円の損失を計上した。
11:23
ビットコイン急伸、仮想通貨関連株も全面高
この記事のポイント ストラテジー等米クリプト株4銘柄が軒並み急伸 1時間で10億ドル超の空売りが強制決済 米クリプト株が軒並み急伸 米国株式市場で19日、ビットコイン(BTC)…
11:15
米投資銀キャンター、予測市場取引サービスを機関投資家に提供へ
投資銀行のキャンター・フィッツジェラルドは、機関投資家の顧客向けに予測市場取引サービスを開始すると発表。まずはカルシに対応後、サービス拡大を予定する。
10:53
ビットコイン6万9000ドル台へ急伸、10カ月ぶり200日移動平均線上抜け 国債買い戻し倍増が起点
暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインが日足で約10カ月ぶりに200日移動平均線を上抜けた。米財務省による国債買い戻し倍増が起点で、約14億ドルのショートが清算された。トランプ大統領の発言も追い風に。
10:30
米国債利回り低下などの条件なければ弱気相場継続の可能性=グラスノード見解
グラスノードが週次仮想通貨市場レポートで、ビットコイン価格を分析。米10年債利回りの低下など複数条件が整うまで反発は一時的なものになるとの見解を示した。
10:15
ガレゴ米上院議員、クラリティー法案の成立に自信示すも倫理条項で膠着
米ガレゴ上院議員は19日にクラリティー法は成立可能と述べたが、トランプ大統領の仮想通貨事業に絡む倫理条項の協議は難航しており、上院は9月15日の手続き投票を予定している。仮想通貨市場の規制明確化を待つ投資家にとって節目となる。
09:54
FalconX、エセナUSDe活用し10億ドル融資枠を組成
FalconXとエセナが特別目的会社を通じ10億ドル規模の担保付き与信枠を組成したと発表した。USDeを裏付ける資産を機関投資家向け信用に振り向け、両社の既存の協業関係をさらに一段と拡大する狙いがある。
09:35
ビットコイン急騰、米国の金利介入が大規模ショート清算を誘発|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは8月20日未明に急騰した。主な背景は、米財務省が超長期国債の買い入れ消却を従来計画の少なくとも2倍に増額する方針を突如発表したことである。
08:45
仮想通貨投資家の3つの誤解、ビットワイズ幹部が指摘
ビットワイズの最高投資責任者は、自身が認識している仮想通貨投資家の3つの誤解を共有。業界の変化の速さと認識が追いつく速さの差にチャンスがあると主張した。
07:55
バイナンス、バンコクでブロックチェーンウィークのアジア版開催予定
バイナンスは、タイ・バンコクで11月に『ブロックチェーンウィーク』のアジア版を開催すると発表した。現地では合法的に仮想通貨を扱うバイナンスTHが運営を支え、投資家はアジア市場での事業展開を注視できる。
07:05
HSBCとスタンダードチャータード、初のトークン化預金取引を実施
HSBCとスタンダードチャータードが、SWIFTのブロックチェーン基盤の台帳を通じてトークン化預金による初の銀行間クロスボーダー取引を実施し、24時間対応の国際決済の実用化に向けた動きが進んでいる。
06:40
グレースケール、ジーキャッシュ現物ETFへ申請 DCGが20万ZEC取得検討
グレースケールが米SECに仮想通貨ジーキャッシュ信託の現物ETF転換を申請した。親会社DCG系列企業が20万ZECのジーキャッシュ取得を検討していることも判明した。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧