はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米FTX、ニューヨーク州で営業ライセンスを申請 シカゴに新本社設立も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ニューヨーク州で営業ライセンスを申請

大手暗号資産(仮想通貨)取引所FTXの米国部門FTX USは11日、ニューヨーク州での営業許可を得るため、同州当局にライセンス申請したことを発表した。そのため新たに法的遵守責任者も雇用している。

ニューヨーク州金融サービス局から信託認可(trust charter)を受けると、FTX USは、同州でも仮想通貨取引やカストディサービスを顧客に提供できるようになる。

カストディとは

投資家の代わりに資産を保有・管理することを指す。資産の保管や売買に係る決済、また元利金・配当金の受領や議決権行使など、幅広い業務を代行するサービスを指す。カストディを行う企業を「カストディアン」と呼ぶ。

▶️仮想通貨用語集

ニューヨーク州でのライセンス申請手続きには、1年ほどかかることが予想されているが、取得完了する頃には、FTXは米国50州すべてで事業を展開できるようになっている見込みだ。

ニューヨークで事業を行うためには、企業はコンプライアンス(法的遵守)最高責任者を任命しなければならない。

そこでFTX USは、金融大手フィデリティ系列のデジタル資産企業フィデリティデジタルアセッツで、法的遵守を担当していたMarissa MacDonald氏を最高コンプライアンス責任者として迎えた。

MacDonald氏は、「私達は、つい最近申請書を提出し、ニューヨーク金融サービス局のスタッフと生産的な対話を行っているところだ」と話している。

シカゴに新本社設立、金融包摂プログラムを開始

FTX USは10日、シカゴに新たな本社を開設したことも発表した。また、地元住民を支援する金融包摂プログラムも開始する。

このパイロットプログラムは、FTX USが、シカゴ市長および、NPO「Equity and Transformation(平等と変革)」のシカゴ支部と提携して行うものだ。

シカゴの銀行口座を持たないコミュニティから100人を選び、毎月約65,000円(500ドル)の副収入、金融リテラシー教育、手数料無料の銀行口座やデビットカードなどの特典を提供していく。これにより、資産形成を促していく形だ。

FTX USのBrett Harrison社長は、次のようにコメントした。

FTXとFTX財団は、所属するコミュニティへの長期投資を行い、仮想通貨やFTXの持つ金融テクノロジーを、これまでサービスを受けられなかった人々が公平な金融アクセスを得られるような方法を提供したい。

FTX USの公式発表によると、米国ではアフリカ系アメリカ人世帯の半数が銀行口座を持たない、あるいは十分に利用できない状態であり、約4.9兆円(376億ドル)の代替金融サービス産業が発生しているという。そうした中、仮想通貨セクターには、金融包摂を実現する可能性が期待されている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06:30
ストラテジー社の米ドル準備金が3400億円超に、「仮想通貨の冬」に備え
マイケル・セイラー率いるストラテジーが普通株式の売却により7億4800万ドルを調達し、米ドル準備金を約22億ドルに増やした。仮想通貨の冬に備え配当と利払いを32カ月間カバーできるようにした。
06:05
JPモルガン、機関投資家向け仮想通貨取引の提供を検討=報道
これまで仮想通貨を否定してきたJPモルガン・チェースは機関投資家向けに仮想通貨取引サービスの提供を検討している。現物取引とデリバティブ取引が含まれる可能性がある。
05:50
ビットマイン、イーサリアム蓄積を継続 先週も約10万ETH買い増し
主要イーサリアム保有企業ビットマインが過去1週間で約10万ETHを追加購入し、保有が406万ETHに達したと発表した。弱気相場で買い増しを加速。
05:30
主要イーサリアム保有企業ETHジラ、債務返済のため116億円相当ETHを売却
ピーター・ティール氏支援のETHジラが債務返済のため2万4291ETHを売却し、仮想通貨イーサリアム蓄積戦略から現実世界資産トークン化事業への転換を表明した。
12/22 月曜日
20:05
Bybit、日本居住者向けサービス終了へ 2026年1月が最終期限
Bybitが日本居住者へのサービス終了を発表。2026年1月22日がKYC2完了の最終期限となり、未完了者は制限対象に。金融庁の規制強化を背景に、10月の新規登録停止に続く措置。世界第2位の取引量を持つ同社の撤退により、多くのユーザーへの影響が予想される。
18:00
Digital Space Conference 2026 無料チケット受付開始
ユーザーがメタディスクリプションを100文字程度で作成するよう依頼しています。DSC2026の記事内容に基づいて、SEOに適したメタディスクリプションを作成します。2026年2月17日、虎ノ門ヒルズフォーラムで「Digital Space Conference 2026」を開催。日本デジタル空間経済連盟主催、CoinPost企画・運営。AI、Web3、メタバース等を横断し次の社会像を議論。参加無料、チケット受付開始。
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧