吉本興業、メタバース関連プロジェクト「FANY X」始動 地方自治体と連携して地域振興へ
地方自治体と提携
吉本興業株式会社は13日、自社所属のタレントを3Dアバター化する、メタバース・アバター事業「FANY X」を発表した。
同プロジェクトは、所属タレントなどをアバターにすることで、メタバース(仮想現実)でのイベント出演や広告商材としての肖像利用などを、オンライン上で「タレントIP」「芸人コンテンツ」として利用可能にすることを目的としている。
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発表によると、アバターの管理にはNFT(非代替性トークン)を使用することが検討されているという。
また、今回の発表では、メタバース領域の活用を推進することを目的とした提携を、兵庫県・養父市と締結したことも明かされた。神戸新聞によれば、地域事業おこしの第1弾として、同市をテーマにした「バーチャル養父市」が6月末から事業として開始する。
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吉本のWeb3.0動向
吉本興業は22年から暗号資産(仮想通貨)領域への参入を本格的に開始している。
4月には、LINEのNFTマーケットプレイス「LINE NFT」と提携したことが判明。また5月には、一般社団法人ジャパン・コンテンツ・ブロックチェーン・イニシアティブ(JCBI)に加入したことが発表された。
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