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損保ジャパン、メタバース保険開発でANA系列会社と提携

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

保険開発力などを活用

損害保険ジャパン株式会社(損保ジャパン)とANA NEO株式会社は13日、メタバース(仮想現実)向けの保険商品開発やサービス実証を目的とした提携を行ったことを発表した。

ANA NEO株式会社は、バーチャルトラベルプラットフォーム「SKY WHALE」を運営する、21年にANAホールディングス株式会社が設立した企業だ。

現在、メタバース領域は急速に成長している一方で、法規制やガイドラインが完全には整備されていない課題がある。

関連:リミックスポイントがSBIHDと資本業務提携、メタバースファンド共同設立へ

発表によると、損保ジャパンの保険開発力などを活用し「安心してデジタルツインなライフスタイルを享受していただくための取り組み」を推進していくという。

メタバースとは

インターネット上に構築された、多人数参加型の3次元仮想現実世界のこと。アバターを使い、様々な楽しみ方ができる。

▶️仮想通貨用語集

プラットフォームにも参画

今回の提携に伴い、損保ジャパンは「SKY WHALE」プロジェクトに参画し、保険・リスクマネジメントを中心とした様々なケースに関する検証を実施する。

保険のあり方やデジタルアセットの活用も考慮し、契約や加入プロセス、商品設計や契約保全に至るまでの検討が行われる予定。

同社はこの検証を通して、Web3.0型志向の保険会社への変革を志向している。具体的な検証内容は以下の通りだ。

  1. 保険商品開発に関する市場性・事業性の検証
  2. 各種取引等に関するリスク実態の検証
  3. 保険や関連事業の適合性検証
  4. 各種データ分析、有用性等の検証
  5. 保険、リスクマネジメント分野以外での事業連携、ビジネス共創の検討等

なお、これらの検証に加えて、デジタルアイテム・コンテンツに関する商取引、メタバースでのUX(ユーザーエクスペリエンス)をカバーする保険、Web3.0型のビジネスモデル(ウォレットやNFT(非代替性トークン))取引、越境)の検証が行われることも公表されている。

関連:次世代の仮想空間サービス「メタバース」とは|ブロックチェーンとの関係も解説

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