BAYCのディスコードがハッキング被害、200ETH相当のNFTが流出
3ヶ月内の2回目ハッキング
人気NFT(非代替性トークン)コレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」は5日、公式のディスコードサーバーがハッキングされ、約200ETH(4,700万円)のNFTが流出したことを発表した。
ハッキングが発生したのは6月4日の夕方ごろで、1人のコミュニティマネージャーのアカウントがハッキングされ、フィッシング詐欺が行われたという手口。BAYCはその約11時間後に公式発表を行なった格好だ。
BAYC開発企業Yuga LabsのGordon Goner共同創設者はハッキングについて「ディスコードはWeb3コミュニティに合わない」と指摘しているが、多くの有識者やコミュニティメンバーから責任はYuga Labsのセキュリティ体制や保有者にあると反発を受けているところだ。
BAYCのNFTは高価であることから、ハッキングの標的にされる傾向が高い。4月にもBAYCの公式インスタグラムアカウントがハッキングされ、ユーザーから合計90点超のNFTを盗難された事件が起きていた。
関連:3億円超相当のNFTが盗難か BAYCのインスタがハッキング被害
フィッシング詐欺とは
送信者を詐称したメールを送りつけたり、メールから偽のホームページに誘導させたりするなどの方法で、クレジットカード番号やアカウントのパスワードといった個人情報を盗み出す行為のこと。
▶️仮想通貨用語集
関連:「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します