Huobi創設者が過半数株売却に向けて交渉中、 FTXのサムCEOも参加か

売却額は10億ドル以上になる見通し

暗号資産(仮想通貨)取引所大手Huobiの創業者レオン・リー氏は、最大30億ドルの企業価値として、自身が保有する同社の過半数の株式を売却するための交渉を進めているようだ。ブルームバーグが12日に報じた。

リー氏は10年近く前にHuobiを創業し今も約60%の株式を保有。関係筋によると、同氏は株式を売るために、トロンの創業者ジャスティン・サン氏やFTXのサムCEOなど多くの投資家と協議を行っている。FTXの広報担当者はコメントを控えたが、サン氏はブルームバーグに対し、リー氏とは売却について全く交渉していないと説明したという。

また、Huobiの広報担当者は「新しい株主がHuobiブランドを大切にし、Huobiの成長のためにより多くの資本とエネルギーを投じてくれることを期待している」ことを伝えたとブルームバーグは報じた。

HuobiはCoinGeckoの現物市場ランキングにおいて7位。未だ中華圏のユーザーが多く利用する大手だが、2021年には中国政府の仮想通貨業界に対する引き締めを受け大きな打撃を受けている。一方、今回の売却が実現すれば、弱気相場が始まってから業界最大規模の買収となる可能性がある。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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