サンリオと株式会社Gaudiy、Web3領域で協業プロジェクトが始動

サンリオキャラクターXブロックチェーン

株式会社Gaudiyは31日、ハローキティーなどのキャラクターグッズを展開する株式会社サンリオとWeb3(分散型ウェブ)領域の協業プロジェクトを開始したことを発表した。

Gaudiy社は2018年に創業した、NFT(非代替性トークン)や分散型IDなどのブロックチェーン技術を活用する、ファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」を開発・運営する企業。

「ファンと共に、時代を進める。」をミッションに、ブロックチェーンを中心とする技術を活用したコミュニティサービスを展開している。

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今回の提携では、Gaudiy社は自社のブロックチェーン技術と、サンリオの保有するキャラクター資産を連携。2023年前半を目途に、「Gaudiy Fanlink」を活用したキャラクターコミュニティサービスのグローバル提供を開始することを目指す。

協業の具体的な内容は以下の通りだ。

  • サンリオが保有するキャラクター資産を活用したグローバル向けのキャラクターコミュニティサービスを2023年前半に展開
  • Gaudiyが有するファンプラットフォーム「Gaudiy Fanlink」との連携
  • Gaudiyが新規開発するメタバース事業等との連携

Gaudiy社は、プロジェクトでは「サンリオが保有するキャラクター資産の価値を最大化するため、Gaudiyの持つブロックチェーン技術を最大限活用」すると説明。

リアルな体験やグッズなども含めた、新たなファン体験およびエコシステムを構築し、キャラクターの展開を推進。またサービス自体のパブリックチェーン展開を検討中としている。

シリーズBラウンドで34億円調達

Gaudiy社は5月と8月にシリーズBラウンドを実施し、総額34億円を資金調達している。

8月の調達は、第三者割当増資形式で実施。ソニー・ミュージックエンタテインメント、三菱UFJイノベーション・パートナーズ、サンリオ社、みずほキャピタルが引受先となり、9億円の追加調達が行われた。

同社は、シリーズBラウンドで調達した資金を国内外での人材採用、本格的なグローバル展開、コミュニティサービスの拡充、Web3メタバース(仮想現実)事業の開発に投入する計画。

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中長期的には、IP(知的財産権)ごとに独自のトークン上場支援も展開する構想も公表している。

Web3とは

Web3は、現状の中央集権体制のウェブをWeb2.0と定義し、ブロックチェーン等を用いて非中央集権型のネットワークを実現する試みを指す。

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