マクドナルドで仮想通貨支払い開始 テザー社とスイスのルガーノ市が連携

仮想通貨決済の導入拡大へ

米テザー社とスイスのルガーノ市の共同イニシアティブ「Plan ₿ Foundation」は4日、暗号資産(仮想通貨)等の決済サービスを提供する「GoCrypto」社との協業を発表した。

ビットコイン(BTC)、テザー(USDT)そしてスイスフラン連動のステーブルコイン「LVGA」による決済を、正式にルガーノ市で導入することを目指す。

マクドナルドやアートギャラリーなどに決済を導入した後、今後25日間で、さらに導入店舗を増す予定で、2023年末までには2,500超の店舗に、3銘柄の決済を導入する計画だ。

実際に、ルガーノ市のマクドナルドでビットコイン決済する様子は以下の通り。ビットコイン決済には、処理能力を向上させるためにライトニングネットワークも活用する見込みだ。

この取り組みは、ビットコインとステーブルコインがルガーノ市の日常生活で活用されることを目指している。また、市の金融インフラを変革するために、基盤としてビットコインの技術を活かすことも目的だ。

テザー社のCTOであるパオロ・アルドイノ氏は今回の発表に際し、以下のようにコメントを寄せている。

我々はこれまで、技術的なインフラが整備されるように協業してきたが、本日、多大な努力が結実した。

ライトニングネットワークとは

ビットコインのブロックチェーンにおける処理をサポートする技術。即時決済や低コストな取引等の実現を目的とする。

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これまでの経緯

テザー社とルガーノ市との協業が明らかになったのは今年2月。テザー社が、ルガーノ市を欧州におけるビットコインの中心都市にする計画を発表した。同社はその際、「ビットコインとステーブルコインは金融領域を変革する」と主張していた。

関連テザー社、スイスのルガーノをビットコインの中心都市とする計画を発表

その後3月には、上述した3銘柄を「事実上の法定通貨にする」と宣言。200超の企業や店舗が支払い手段として受け入れるようにするほか、個人や企業の税金、公共サービスの利用料や授業料など幅広い支払いに、この3銘柄を利用できるようにするとした。

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「仮想通貨」とは「暗号資産」のことを指します

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