テザー社、スイスのルガーノをビットコインの中心都市とする計画を発表

ビットコインの中心都市

USDTなどのステーブルコインを発行するテザー社は21日、スイスの都市ルガーノを、欧州におけるビットコイン(BTC)の中心都市にする計画を発表した。

今回の発表に際し、テザー社は「ビットコインとステーブルコインは金融領域を変革する」と主張。ルガーノ政府と協力し、3月3日にイベントを開催する予定で、計画の詳細はその時に発表するという。

ステーブルコインとは

価格が常に安定している(=stable)仮想通貨のこと。ステーブルコインの中で時価総額1位のUSDTは、米ドルに価値が連動している。

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ルガーノは、暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに肯定的な都市。人口は約6万3,000人で、金融の中心地であるスイスの都市チューリヒの約40万人には及ばないが、イタリア語圏であるティチーノ州最大の都市で、観光地としても知られている。

今回の取り組みについて、テザー社のPaolo Ardoino最高技術責任者(CTO)は以下のようにコメントした。

 

この計画を推進するために、これまでルガーノ政府と協力してきた。

 

私は3月3日のイベントで、ルガーノ市長が参加するライブカンファレンスに出席し、計画の内容を発表する。

仮想通貨の普及度

エルサルバドルがビットコインを法定通貨として認めるなど、現在は国や地域が仮想通貨を取り入れようとする動きが増え始めてきた。

最近では20日、米カリフォルニア州の元州議会議員らが、同州でビットコインを法定通貨にする法案を考案しているところだと明かしている。

法案を起草しているのは、カリフォルニア州議会の元多数派リーダーで、現在政治関連の顧問業を行っているIan C. Calderon氏ら。Calderon氏は、ビットコインの専門家Dennis Porter氏と共に、超党派のビットコイン法定通貨化法を考案中だという。

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一方で、法定通貨としてビットコインを認めたり、政府としてビットコインの購入を続けたりしているエルサルバドルには懸念の声も上がっている。先月には、国際通貨基金(IMF)が、エルサルバドルと協議を行い、ビットコインを法定通貨としていることについて再び懸念を表明。ビットコインの金融安定性などに対するリスクを挙げ、法定通貨としての地位を取り消すよう促した。

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また先週には、米国の超党派議員ら3名が、米国務省にエルサルバドルのビットコインの法定通貨化について調査・報告を義務付けるための法案を提出。可決した場合、仮想通貨採択のメリットや進捗、および米国への金融リスクを調査し、米議会に報告することが求められるという。また、米政府への影響を最小限に留める施策も提案する形となる。

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