はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

リップル社がxRapidの試験的運用の成功を発表|最大70%のコストカットを実現か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

海外送金を成功
xRapidを利用してのアメリカ・メキシコ間の送金テストが成功したことをリップル社が発表しました。従来の方法に比べ最大70%のコスト削減に繋がり、xRapidのますますの実用化に期待が寄せられています。
xRapidとは
xRapidとはリップル社が公表する4つのプロダクトの一つです。(他3つは「ripplenet」、「xCurrent」、「xVia」)送金業者や金融機関などがXRPを使用して流動性を高めるためのコストの削減を助けるツールです。

リップル社は今回のxRapidの試験的運用の結果を発表しました。

リップルはxRapidサービスの試験的運用が成功したことを発表しました。

今回はメキシコからアメリカへの送金テストでした。

このサービスで銀行を仲介するよりも最大70%コストを削減できるとリップル社は述べています。

またプレスリリースによると、金融機関はこのサービスを利用することで、従来の方法を用いるよりも40から70%送金コストを削減できるそうです。

また、従来の方法では国境をまたいでの送金は平均で2、3日かかるところを、xRapidはほんの数分で行うことができると言われています。

XRP Ledgerを用いての送金には2から3秒しかかからないものもありますが、それに加え、「デジタルアセットの交換の仲介や地域ごとの支払い作業」に時間がかかります。

アメリカ・メキシコ間の送金は頻繁に行われ送金を行うシステムに需要があります。

今までは、送金する側はメキシコで事前にノストロ口座を開設し、銀行のシステムを通す必要がありました。

なので、何十億ドルものお金がノストロ口座に眠っている状態で、この莫大なお金を処理できるほどの容量を持つ銀行はほとんどありません。

つまりはこの分野にdxRapidが介入する余地はいくらでもあるのです。

xRapidは第三者機関の送金を手助けするツールです。

選ばれた第三者機関に送金され、その機関は通貨からXRPに変換しそれを海外に送金し、送金先の国の通貨にまた変換し最終的に口座に送られます。

リップルのプロダクトのSVP(シニア・バイス・プレジデント)Sheesh Birla氏は次のように述べています。

「xRapidの良い結果が私にとって励みになります。

なぜなら、私たちの業界の多くの人は、ある程度のデジタルアセットには実用性があるということをすでに知っていましたが、今回の結果はこれを確実なものにしてくれるからです。

XRPの実用性はその速さとスケーラビリティ(幅広い規模に対応できることの意)にあります。

そしてこの機能は海外送金にはとてもも適しているのです。

XRO Ledgerは毎秒1500ものトランザクションを送ることができます。」

Viamericasの共同創設者兼CEOのPaul Dwyer氏も今回の結果にとても喜んでいます。

同氏は、xRapidは流動性費用を抑え、将来的にはXRPなどのデジタルアセットが海外送金において重要な役割を担うことになると考えており、XRPの次のステップの研究を期待しています。

CoinPostの参考記事

リップル社プロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)の違いと採用企業まとめ
リップル社のプロダクト(RippleNet、xCurrent、xRapid、xVia)と採用企業をまとめました。Rippleのプロダクトのうち、XRPが利用されるのはxRapidです。提携企業がどのプロダクトを採用するかに注意が必要です。

Ripple Announces Successful US-Mexico Transfers Using xRapid

MAY 10, 2018, Simon Golstein

参考記事はこちらから
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
18:40
BITPOINT、カルダノ(ADA)保有者向けNIGHTエアドロップを検討開始 
ビットポイントジャパンがMidnight財団と国内初連携。カルダノ(ADA)保有者やステーキング参加者に「NIGHT」トークンのエアドロップ参加機会を提供。2025年7月開始予定の「Glacier Drop」メカニズムの詳細と参加条件を解説。
13:45
トランプ大統領、イーロン・マスクに対する批判を再び展開、 『大きく美しい法案』巡る対立が再燃
「大きく美しい法案」をめぐり、トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立が再燃している。マスク氏の痛烈な法案批判に対し、トランプ氏は、マスク氏が率いる企業の政府補助金受給について政府効率化局(DOGE)で調査すべきと発言し、かつて盟友だった両氏の関係は緊迫感を増している。
13:20
アリゾナ州知事、押収仮想通貨の準備基金法案『HB2324』を拒否権行使
アリゾナのホブズ知事が犯罪捜査で押収した仮想通貨管理法案を拒否。地方自治体の協力阻害を懸念と声明。
11:45
パクソス、ステーブルコインUSDGを欧州全域でローンチ サークルとの競争激化
パクソスが米ドル建てステーブルコインUSDGをEU全域で発行開始した。MiCA規制に準拠している。合計30か国に展開しており、ステーブルコイン時価総額ランキングでは15位だ。
11:10
ナスダック上場DeFi Development Corp、1億ドル転換社債発行 ソラナ蓄積戦略を拡大
米初のソラナ準備金戦略企業DeFi Development Corpが1億ドル転換社債の私募発行を発表。調達資金でSOL購入継続、バリデータ運営による複利成長を目指す。
10:50
上場企業のビットコイン購入量24万BTC超えも、価格には反映されず その理由は?
2025年上半期に世界の上場企業が仮想通貨ビットコインを24万5510BTC購入しETF保有数の2倍超。前年同期比約5倍増でマイクロストラテジー戦略が拡散、企業準備金としての位置づけが確立された。
10:30
米SEC、仮想通貨ETFの上場基準を策定か 審査迅速化に期待
米証券取引委員会が、ビットコインなど仮想通貨ETF向けの汎用上場基準策定を検討していると伝えられる。19b-4様式省略により審査迅速化が期待される。
10:20
ETH1万ドル到達は『義務』と表明、イーサリアムに新組織誕生
仮想通貨イーサリアムに、イーサリアムコミュニティ財団という新たな組織が誕生。公式サイトで、イーサリアムの価格に特化した組織であると説明している。
07:55
NYSE上場DDCが760億円調達完了、ビットコイン準備金戦略を本格始動
アジア食品ブランド運営のDDC EnterpriseがNYSE上場企業として最大規模の仮想通貨専用資金調達を実施。Anson Fundsらから総額5億2800万ドルでビットコイン準備金構築へ。
07:25
XRP戦略推進へ、ナスダック上場のWebusが1億ドル調達合意
ナスダック上場のWebusがリップル・ストラテジー・ホールディングスと1億ドルの資金調達契約を締結。仮想通貨XRPを活用した事業戦略推進により株価が日中130%上昇も最終的には8%反落。
07:15
「ビットコインが25年に20万ドルへ到達するとの予測は維持」Bitwise
仮想通貨運用企業Bitwiseは、2025年の10の予測に対する中間評価を公開。ビットコインが20万ドルに到達するとの予測は維持することなどを記載した。
06:50
ストラテジーのビットコイン循環戦略、NAV超プレミアムを正当化か=TD Cowen分析
ストラテジーの株価は純資産価値(NAV)を大きく上回って推移。継続的な株式発行が1株あたりのBTC保有を押し上げる構造が、投資家の注目を集めている。アナリストはその持続性とリスクに着目している。
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧