- 仮想通貨取引禁止法案に対する国民の反応
- 10万近くの韓国国民が法務省の仮想通貨取引禁止法案を防ぐための請願書に署名しました。
- パク法相の今後
- パク法相の陳述は仮想通貨取引に対する私見を反映しており、法務省と政府とは関係ありません。パク法相の陳述により多くの韓国投資者が大損害を受け、彼の免職を要請する請願書も提出されています。
韓国国民憤慨
50以上の請願書が青瓦台(韓国大統領官邸)に提出され、その内法務省の仮想通貨取引禁止法案を拒否する最も人気のある請願書には71000以上の署名がされました。
企画財政部(Ministry of Strategy and Finance – MOSF)および他の韓国仮想通貨タスクフォース機関が法務省とPark Sang-ki(朴相基 – パク・サンギ)法相の仮想通貨取引禁止法案に賛成しておらず、支持もしていないことを公表しました。
ほどなくして韓国政府は仮想通貨取引禁止論争に対する姿勢を公表し、短期的には仮想通貨を規制しないという結論を下しました。
仮想通貨取引禁止に対する請願書以外にはパク法相の免職を要請する請願書も多かったです。
青瓦台のオンラインコミュニティに属する韓国国民の大半は、パク法相が仮想通貨取引禁止法案を発表することでグローバルマーケットを操ったと主張しています。
なぜなら、その法案はタスクフォースだけでなく企画財政部による申し合わせもなかったからです。
青瓦台と韓国政府の公式発表によると、パク法相の陳述は仮想通貨取引に対する私見を反映しており、法務省と政府とは関係ありません。
かくして多くの国民が青瓦台の請願書システムを通して韓国政府にパク法相の免職を要請しました。
一つの請願書には以下のように書かれていました。
「本日、パク法相は政府および企画財政部の申し合わせなしに自主的に仮想通貨取引禁止法案について述べました。それにより多くの韓国投資者が大損害を受けました。パク法相が政府とは関係ない発表をし、数十億もの損害をもたらしたため、責任をもって免職されるべきです」
パク法相の今後
パク法相は免職されず、おそらく罰も受けないでしょう。
しかし、彼の陳述がもたらした損害の大きさを考えると政府はパク法相に韓国国民への謝罪を要求するかもしれません。
企画財政部は韓国銀行とともに仮想通貨規制タスクフォースを率いているにもかかわらず、パク法相の記者会見報道を通して初めて仮想通貨取引禁止法案を知ったようです。
パク法相の陳述により仮想通貨時価総額は世界的に1000億ドル(約11兆円)近く下がりました。
Korean Citizen Petition Opposing Cryptocurrency Trading Ban Nears 100,000 Signatures
Jan. 11, 2018 by Joseph Young
参考記事はこちらから