WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米上院、クラリティー法の委員会審議を4月に確定 5月不成立なら2027年まで審議困難か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 上院マークアップは4月後半、可決目標は5月
  • コインベースが業界横断の対案を調整中

マークアップへ進む

米上院は仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」の委員会審議を4月後半に実施することを確定した。

法案の最大の争点は、ステーブルコイン保有残高への受動的な利回り付与を禁止する条項で、取引や決済などの活動に連動した報酬は引き続き認める内容となっている。

この条項はコインベースの年間収益のほぼ5分の1に相当する13.5億ドルのステーブルコイン関連収益に直接影響する。コインベースは26日、クラリティー法の最新草案に「重大な懸念」があるとして支持できないと上院側に伝えた。これはコインベースにとって2度目の反対表明で、複数の大手仮想通貨企業と連携し条文変更を求める正式な対案の調整に入っている。

関連:ステーブルコイン報酬制限条文に『重大な懸念』、コインベースがクラリティー法支持を再度撤回

コインベースは今年1月15日に予定されていた委員会審議の前夜にも支持撤回を表明し、採決が延期された経緯がある。問題となっているのは、共和党のトム・ティリス上院議員と民主党のアンジェラ・アルソブルックス上院議員が主導し3月24日に流通した妥協案で、コインベースは活動ベースの報酬スキームも実質的に封じる内容だとして反発している。

銀行業界は仮想通貨業界と真逆の方向に圧力をかけており、ジェイミー・ダイモン氏とブライアン・アームストロング氏がステーブルコイン経済をめぐり直接対立していると伝えられている。クラリティー法は昨年7月に下院を294対134の賛成多数で可決しており、上院での成立が米国の仮想通貨規制整備の最終関門となっている。

シンシア・ラミス上院議員は「ステーブルコイン報酬の保護とコミュニティ銀行からの預金流出防止のため取り組んでいる」と29日に発言し、超党派合意の形成に向けた調整を続けていることを明らかにした。

仮想通貨業界は、銀行が連邦準備制度に預ける準備金で約4%を得ながら預金者に事実上ゼロ金利を適用しているとして、報酬禁止は単なる競争抑制に他ならないと主張している。

4月後半の委員会審議までにコインベース主導の対案が条文に反映されるかどうかが焦点だ。モレノ上院議員は5月までに可決されなければ2027年以前にデジタル資産立法が再び本格審議される可能性は低いと警告しており、今回の委員会審議が事実上の最終局面となる。

関連:米クラリティー法案、4月採決へ 「年内成立は5月が最後の機会」

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/03 土曜日
11:10
米SEC、ビットコインなど6資産の3倍レバレッジETFの上場を承認
米SECは2日、Cboe BZX取引所によるビットコイン・イーサリアム・金・銀・原油・天然ガスの3倍レバレッジETF6銘柄の上場・取引に向けた規則変更案を承認した。ブルームバーグETF専門家が明らかにした。
10:00
「中央銀行マネーのオンチェーン化に3つの方法」ECBが検討中
欧州中央銀行のシュナーベル理事が、トークン化金融台頭の中、中央銀行マネーをオンチェーンで扱う3つのモデルを説明した。直接発行・ブリッジ・民間仲介の各方式を挙げている。
09:25
ニアインテンツ(NEAR Intents)、ハッキングされた約6億円資産が全額返還
NEARインテンツのゼネラルマネージャー、アレックス・シェフチェンコ氏は3日、脆弱性を突いた攻撃で流出した380万ドルが全額返還されたと明らかにした。調査を停止し、バグ報奨金の活用を呼びかけた。
09:00
米財務省、イラン利用の影の銀行ネットワークに制裁対応
米財務省は、イランに対する新たな経済制裁プログラムの一環としてA7ネットワークに対して異例の対応を行ったと発表。対応を説明し、仮想通貨に関係する内容にも言及した。
07:50
「10月のビットコイン、過去13年間で10回上昇」、米CNBCが強気相場入りの可能性を指摘
米CNBCの司会者が2日、仮想通貨ビットコインの10月は2013年以降で下落が3回にとどまると指摘した。ビットワイズの最高投資責任者は、クラリティー法案の可決後に、より良いルールを早く得たと結論づけた。
06:55
トランプ大統領、元SEC委員長のクレイトン長官をAI担当に起用の見通し
CNNとNBCニュースは、トランプ大統領が米証券取引委員会の前委員長クレイトン氏をAI担当責任者に起用する見通しだと報じた。現職の国家情報長官と兼務することになる。
06:10
米SEC委員長、仮想通貨保管案を規制整備の一環と説明|追加提案も予告
米SECのポール・アトキンス委員長はXで公開した声明で、2025年12月以降に実施した一連の仮想通貨関連施策を列挙した。規制整備を段階的に進めてきた経緯を示し、今後も追加の規制整備を進める方針だ。
05:55
レイヤー2「ブラスト」が閉鎖へ、預かり資産規模は一時23億ドル超
かつて人気が高かったイーサリアムのレイヤー2「ブラスト」が運営終了を発表した。運営費が収益を上回ったとして、資産を10月26日までにメインネットへ引き出すよう呼びかけている。
05:00
bitFlyerが「クールダウン」導入、円入金後48時間の暗号資産出金を制限
bitFlyerは本人確認完了から90日未満の個人顧客を対象に、日本円入金後48時間、暗号資産の外部送付を制限する「クールダウン」を10月15日に導入する。詐欺被害や不正送金の防止が目的だ。
10/02 金曜日
18:43
SMBC日興証券、国内投資家向けDeFi基盤を開発へ Uniswap v4活用
SMBC日興証券とNethermindは2日、Uniswap Labs、Baseらと覚書を締結し、規制対応型の流動性プール「DeFi Gateway」の開発に着手すると発表した。AML・CFT対策を組み込み、2027年半ばの完成を目指す。
18:20
メタプラネット、CEOと株主MMXXの関係訂正|議決権の過半数は保有せず
メタプラネットは2日、過去の有価証券報告書3期分と半期報告書1件を訂正した。ゲロヴィッチCEOがMMXXの議決権の過半数を保有するとの記載を改め、ビットコイン購入資金10億円の借入先でもある同社の関連当事者の区分を「主要株主」に変更した。CEOは9月に資本関係を説明していた。
17:36
金融庁、デジタル金融施策に約13.3億円を予算要求 前年度の15倍
金融庁は2027年度概算要求で、デジタル技術を用いた金融サービスの変革に13億2,765万円を計上した。前年度当初の約15倍で、オンチェーン金融の利活用やデジタル決済と連携した決済システムの構築促進を掲げる。暗号資産業者の監督体制も増員を求める。
17:20
ローソンのレジでJPYCが動いた日 決済実証の4社が語る商用化の壁
ローソンの実店舗で実施された円建てステーブルコインJPYCの決済実証について、ローソン、キャナルペイメントサービス、JPYC、HashPortの4社が議論。決済速度や返金対応など商用化の課題と、普及への道筋を探った。
17:01
米議会調査局、銀行の仮想通貨業務を分析 政権交代のたびに当局方針が転換
米議会調査局(CRS)は9月30日、銀行の仮想通貨業務の許容範囲を分析した報告書を公表。当局は「銀行業務との関連」と「安全性・健全性」の2基準で判断するが、政権交代のたびに方針が転換。クラリティー法案の下院案と上院案の違いを整理する。
16:11
IMF、エルサルバドルに1.38億ドル ビットコイン巡る基準未達を免除
IMF理事会は1日、エルサルバドル向けEFFの第2・3次審査を完了し、約1億3,800万ドルの拠出を承認した。ビットコイン蓄積に関する基準未達は是正措置を条件に免除。追加蓄積は寄付分を除き想定せず、Chivoの民営化も進んだ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧