CoinPostで今最も読まれています

米大手銀Wells Fargoが読むビットコイン市場の現在と未来──「一時的な流行であれば12年も生き残れない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資レポートを公開

米大手銀行Wells Fargoは米7日、投資戦略に関するレポートを公開。ビットコイン(BTC)や暗号資産(仮想通貨)の可能性について触れ、BTCを初めとする仮想通貨は現在、投機対象として見られているが、この傾向は変わる(投機→投資)可能性があると論じた。

BTCについては今年170%価格が高騰し、過去3年はS&P500やゴールド(金)を上回るパフォーマンスだが、課題としたのは、価格変動の大きさだ。以下のグラフはレポートに掲載されているBTC(赤)、ゴールド(黄)、S&P500(グレー)のパフォーマンスの比較となる。

グラフが示しているBTCの価格変動の大きさを例に、仮想通貨市場について「1850年代のゴールドラッシュのようであり、現在はまだ投資というより投機的な側面の方が強い」と指摘した。

また、Wells Fargoは「仮想通貨という言葉は多くの投資家が聞いたことはあるが、購入したり利用している投資家は全体から比較するとほとんどいない」と指摘。仮想通貨全体の時価総額は、米株価指数S&P500で最も時価総額が高いテクノロジー企業の約4分の1しかないと説明し、「注目は集めているが、マネーの流入は多くない」のが現状であるとした。

一方、最終的には「過去12年で仮想通貨全体の時価総額が5600億ドル(58兆円)超まで増加していることから、投資マネーの流入も増え、いつか投資対象として価値を持つ資産になり得る。一時的な流行であれば、12年も生き残れない」と将来的には、金融マーケットでの受け入れが拡大する可能性に触れた。

レポートでは、2021年は投資市場において、よりデジタル資産が話題になる機会がでてくるだろうと、言葉を結んでいる。

参考:Wells Fargo

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。
10:10
NFTカードゲーム「Cross the Ages」350万ドル調達 アニモカら出資
Web3ゲーム「Cross the Ages」はアニモカブランズ主導で約5.4億円を資金調達した。同時にCTAトークンを様々な仮想通貨取引所へ上場させている。
08:15
株式取引アプリのロビンフッド、欧州でSolanaステーキング提供開始
仮想通貨ソラナのステーキングはロビンフッドが提供する最初のステーキング商品だ。ローンチ時に提供するステーキング年利は5%前後となる。
07:20
ソラナのSuperteam、日本で発足
仮想通貨ソラナの技術の日本での普及を推進するSuperteam Japanが発足。今後の活動内容が明らかになった。
06:30
エルサルバドル政府、過去3年間で48億円相当のビットコインを採掘
エルサルバドル政府は2021年以来、火山の地熱エネルギーを活用した300台のプロセッサを導入し環境に優しい方法で仮想通貨ビットコインの採掘を進めてきた。
06:05
ビットコイン66000ドル台まで反発、米CPI結果受け利下げ期待高まる
主要株価指数だけでなく、コインベースやマイクロストラテジーなどの仮想通貨関連株銘柄もCPI結果に反応し大きく反発した。
05/15 水曜日
18:00
仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:45
「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛
「SusHi Tech Tokyo 2024」では、SUDACHI TechとEchoXがNFT活用のWeb3プラットフォームを技術協賛。NFTデジタルスタンプラリーを展開する。CoinPostがアンバサダーを務めるグローバルスタートアッププログラムも開催される。
13:10
自由な取引ツールとしてのビットコインは実現しないのか、開発者が憂慮
仮想通貨ビットコイン開発の貢献者であるマット・コラロ氏は、現在「自由のためのツール」というビットコインのビジョンが実現できるかどうかが危ぶまれているとの考えを明らかにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア