WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン下落、利下げ慎重発言と半導体市況悪化で売り加速|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

仮想通貨マーケットレポート(4/17 AM8時)

仮想通貨ビットコイン(BTC)は、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が早期の利下げに慎重な姿勢を示したことを受け、下落した。加えて、半導体大手エヌビディアが業績悪化を見込んでいると発表したことを背景に、景気後退への懸念が市場で高まり、米国の株価指数も大きく下落した。マイニング機器の中核を担う半導体市場の停滞は、仮想通貨市場全体にネガティブな影響を及ぼす可能性がある。

関連:パウエル米FRB議長発言、仮想通貨規制に「緩和の余地がある」

4月16〜17日相場状況

ビットコインと他のアセットクラスとの相関関係を見ると、米国株価指数との高い相関性が確認されている(S&P500:+0.83、Nasdaq100:+0.84:下画像赤枠)。さらに、今年に入ってからは半導体指数(SOX)との相関も+0.84と急速に高まっている(下画像青矢印)。一方で、安全資産とされる金との間には逆相関関係が強まり、直近では▲0.76という数値を示している(下画像黄矢印)。ビットコインは株式や半導体指数といったリスク資産と強く連動し、安全資産の金とは反対の動きを見せている状況にある。

先物市場に目を向けると、CMEにおけるビットコインの未決済建玉(OI)は2月以降、一貫して減少傾向にある(下画像黄矢印)。これは、機関投資家による資金流出が進行していることを示している。

現状分析(4/17日 AM8時)

現在、米国を中心として「景気後退」と「物価上昇」が同時に進行する、スタグフレーション発生のリスクが高まりつつある。株価上昇の主要因となっていた半導体市場の停滞は、マイニング企業の投資判断に波及し、仮想通貨市場にも悪影響を与える可能性がある。

こうした環境下において、足元のビットコインはドル安の影響により、米国株価指数と比べると相対的に下落率は限定的であるものの、依然としてリスク資産としての位置付けから積極的な投資対象とは見なされにくい状況にある。

関連:金価格3300ドル突破、ビットコインの強気と弱気相場の分岐点は? Glassnodeの市場展望

今後の重要な日程

  • 4/17日 ECB政策金利
  • 4/17日 米フィラデルフィア連銀景況指数
  • 4/23日 米PMI
  • 関連:「今のビットコイン市場は過去の下落相場とは異なる」Bitwise幹部、マクロ経済好転で価格上昇を予測

    過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

    寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
    X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    06/16 火曜日
    10:45
    ジンバブエ、仮想通貨事業者の登録制度を導入 登録料500ドル、未登録は刑事罰
    ジンバブエが仮想通貨事業者に対する初の登録制度を導入。財務省令により、売買・送金・保管等のサービスを提供する企業は金融情報機関への登録が義務化され、未登録での営業は刑事訴追の対象となる。
    10:12
    「ビットコインは底を打った可能性」コインベースCEOが4年サイクル説を支持
    米仮想通貨取引所コインベースのCEOがビットコインの底打ちを示唆した。4年サイクル説を根拠に楽観的見解を維持し、2030年の大幅上昇を予想している。
    10:00
    ナイジェリア上院、仮想通貨規制法案を可決 ライセンス制度の導入へ
    ナイジェリア上院が仮想通貨事業者へのライセンス取得を義務付ける規制法案を可決。同国の仮想通貨受取額は2023〜24年に590億ドルに達しており、法整備の遅れが課題とされていた。審議は4週間以内に上院資本市場委員会が結論を出す。
    09:30
    スタンダードチャータード、ユニスワップのUNIトークン2030年末100ドルを予測
    スタンダードチャータードがユニスワップの評価カバレッジを開始し、UNIトークンが2030年末までに現在価格の約34倍にあたる100ドルへ上昇するとの見通しを示した。トークン化資産のDeFi流入拡大と手数料バーン機構が根拠となっている。
    08:05
    カルシ、サッカーのワールドカップ開幕週に取引高が過去最高に
    予測市場プラットフォームのカルシは6月8日からの週に、名目の週次取引高が8,240億円超に達して過去最高額を更新。11日からはサッカーのワールドカップが開幕している。
    07:50
    Ventualsがサービス終了、ハイパーリキッドのプレIPO先物市場が再編へ
    ハイパーリキッド上でオープンAIやアンソロピックの評価額に連動した先物を提供してきたベンチュアルズが15日にサービス終了を発表。チームは同エコシステム内の別プロジェクトへ合流する方針だ。
    06:55
    ストラテジーの『ビットコイン強制売却連鎖説』、ウォール街2社が反論
    ベンチマークとTDコーエンのアナリストが16日、ストラテジーのビットコイン強制売却連鎖懸念を否定するレポートを公開した。
    06:20
    スペースX上場日、ハイパーリキッドのSPCX出来高が14億ドルに急増
    イーロン・マスク氏のスペースXがナスダックに上場した日、ハイパーリキッドのHIP-3市場でSPCXの永久先物出来高は14億ドルに達し、同セッション全体の30%を占めた。株式連動無期限先物の台頭が仮想通貨デリバティブ市場の構造を変えつつある。
    06:00
    ビットマイン、先週7.6万ETHのイーサリアムを追加取得 5%目標の93%に到達
    仮想通貨トレジャリー企業のビットマインが15日、直近1週間で76,882 ETHイーサリアムを追加取得し、保有総量が562万ETHに達したと発表した。先週に続く追加購入となる。
    05:45
    米クラリティー法案、残り9会期日で7月4日成立が困難に 
    米仮想通貨市場構造法案「クラリティー法」について、ホワイトハウスが掲げた7月4日成立目標の実現が、残り9会期日という立法日程の壁から困難な情勢にある。倫理条項交渉も難航しており、業界は年内成立を次の目標に据えている。
    06/15 月曜日
    21:15
    ストラテジーが1587BTCのビットコインを追加購入、2週間連続で買い増し実施
    ストラテジーは15日、1587BTCのビットコインを1億ドルで追加取得し累計保有量が846842BTCになったと発表。5月末の売却後、2週連続で約1億ドル規模の購入を実施。
    14:38
    ビットバンク、分散型予測市場の国内利用で口座停止措置も 賭博行為リスクを懸念
    この記事のポイント ポリマーケット等との入出金確認で口座機能を全停止 日本国内からの利用は賭博行為に該当する可能性 予測市場との入出金で口座停止措置 ビットバンクは15日、ポリ…
    13:36
    イーサリアム研究者、量子耐性署名「SPHINCS-」を提案 既存EVMで検証コスト大幅削減
    イーサリアム財団の研究者が、既存のEVM上で検証可能な量子耐性署名「SPHINCS-」を提案した。NIST標準のSPHINCS+をEVM向けに最適化したSPHINCS-は、ハードフォークなしで導入可能で、検証コストはわずか0.07ドルの低コストを実現した。
    13:06
    ビットコイン採掘難易度が史上11番目の大幅下落=ギャラクシーリサーチ
    仮想通貨ビットコインの採掘難易度が先週末に低下し史上11番目の下方修正を記録した。BTC価格下落でマイナーの採算が悪化したことが背景にある。
    12:51
    ヒューマニティプロトコル、約57億円流出 フィッシングで秘密鍵窃取と調査報告
    生体認証型IDプロジェクトのヒューマニティプロトコルが6月8日に受けた$H流出事案について、セキュリティ企業Quantstampが独立調査の結果を公表。Bithumbを装ったフィッシングメールで役員端末を掌握し秘密鍵を窃取、北朝鮮系の手口と一致すると指摘した。
    今から始める仮想通貨特集
    通貨データ
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧